ロウバイ(ロウバイ科)
初冬にひっそりと咲く。が、知る人ぞ知る。香り、色、それにロウ細工のような花。個性豊かで冬の得がたい花である。名の由来に二説。一つは朧月(ろうげつ)、つまり陰暦十二月に咲く、ウメに似た花の蝋梅。またはロウ状の梅からの蝋梅。分類上はロウバイ科で、萼(がく)と花弁が連続し、ウメとは縁遠い。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
「冬にひっそりと」とあるが、快晴の空をバックに写真撮ったので、ちょっと印象が違う。
蝋梅は2m〜4mになる落葉低木。庭でひっそりと咲いているうちに気づくと私の身長よりはるかに高くなっているではないか。なので、あえて青空に突き抜けるロウバイ。
英語名は winter sweet 。ロウ状で甘い香りの花にピッタリの命名。
中国原産の樹木で、中国では「雪中四友」(せちゅうしゆう=冬に咲く四つの花)の一つ。蝋梅、玉梅(白い梅の花)、茶梅(サザンカ)、水仙がそれ。
“蝋梅(ロウバイ)〜こんなに背が高くなったの?!と狼狽(ろうばい)” への1件の返信