ツリバナ〜こんなに可憐だとは

ツリバナ(ニシキギ科)
目立たない木が、秋に突然、その存在を主張する。名は吊花で、花に基づく。といっても五、六月に咲く花は小さく、華やかさはない。花後に丸い小さな実がなる。秋に変身するのは、その実が熟して裂けるから。赤い果皮だけでなく、ぶら下がる五個の種子も、分泌された仮種皮に包まれて、赤い。
『花おりおり その四』 湯浅浩史・著

今年の春先に植えたツリバナ。植えたのも忘れ、咲いた花にも気づかず迎えた秋。
赤い可憐な実にはっと気づく。一房しかないけど、存在感は抜群だ。

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