『プロジェクト マネジメント』山口周・著

『プロジェクト マネジメント』 山口周・著

「何の役に立つのかよくわらないけど、何かある気がする」というグレーゾーンの直感を大事にする心性です。これは人類学者のレヴィ・ストロースが言うところの「ブリコラージュ」です。
第四章「何の役に立つのか、よくわからないもの」 p.214

多くの企業から「イノベーションを起こすにはどうしたらよいのか?」と言う問いに答えて、筆者がレヴィ・ストロースの「ブリコラージュ」と言う概念を用いて応えている。

「ブリコラージュ」と言う言葉が気になったので調べてみると、
「拾い集めたもの」「手近なものを何でも利用して作業すること」とある。

すぐに役に立つと思えない「よくわからないもの」「ありあわせのもの」でも収集しておいて、いざという時に役立てたり、新しいものを生み出す原動力になるもの、と言う意味。

これを筆者は「野生的でしなやかな知性=ブリコラージュ」としてイノベーションの最も重要なものとして紹介している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です