絶滅は、どんな生き物にも平等に訪れます。ということは、今、この本を読んでいるあなたの背後にも絶滅の魔の手がせまっているかもしれないのです。
『わけあって絶滅しました。』丸山貴史・著 今泉忠明・監修
でも、わたしたち人間には、絶滅に立ち向かうための「武器」があります。
それは、学んで考えること。いろんな生き物が絶滅したわけを知っておけば、これからの地球で生き残っていく方法を思いつくかもしれません。
(「だけどやっぱり絶滅したくない」 p12より)
というわけで、この本を読むことにしました、、、、
なんてことはないんですが、絶滅した生き物のイラストに惹かれて気がつけば購入していました。(笑)
滅びたってことなのに、どこかホノボノしてて、悲壮感というよりも精一杯生きたよ!って感じがいいですね。
「絶滅理由ランキング」が面白い。
1位 = 理不尽な環境の変化→火山爆発、隕石、温暖化、寒冷化など
2位 = ライバルの出現→より速く、より頭が良く、より省エネなど。
3位 = 人間のせい→狩り尽くす、環境を変えてしまうなど。
「絶滅の4パターン」も面白い。
1. 油断して→どんな生き物にも、いい時代はある。だけど永遠じゃあない。気をぬいた瞬間、絶滅はもうすぐそこにいる。
2. やりすぎて→生き物は、どんどんしかしていく。その真価が正しいかどうかは、だれにもわからない。ただ、色々極端になると生きにくくなる可能性大。
3. 不器用で→息をしたり、ご飯を食べたり、眠ったり。生きているだけで充分がんばっているんだから、不器用だっていいじゃない。絶滅するかもしれないけどね。
4. 不運にも→今、地球上にいる生き物はたまたま生き残ってここにいる。逆にいうと、絶滅した生き物は、たまたまほろんでしまっただけ。
なんか企業経営にも当てはまりそう。