茶の道にみちびかれて〜中之島香雪美術館

今年3月にオープンした中之島香雪美術館

もともと2日間、大阪・神戸の予定。思わず空き時間ができたので、大阪中之島にあるフェスティバルタワー・ウェストを訪ねる。その4階に美術館がある。

神戸市東灘区にある村山龍平(朝日新聞の創業者)の自宅に開館した香雪美術館だが、開館45周年を記念して、この大阪中之島に2館目をオープン。

今回は第Ⅲ期「茶の道にみちびかれて」。

明治〜大正時代にかけて、村山龍平が催した3つの茶会の道具組合せとして、約80点の茶道具が紹介されている。

Super Science High School〜地元企業を知る

Super Science High School(SSH)プロジェクトで豊岡高校1年生達が10名、会社にやってきました。SSHは、文科省が高校を指定し、将来の国際的科学技術人材を育成する事業。

SSHは高校生が地元企業を訪ね、実際の仕事や経営者の話を直に聴き、学ぶプロジェクトです。20のグループに別れて地元企業を訪問する。

高校を卒業すると一旦故郷を離れ、大学に進学することがほとんどだが、故郷にもこんな企業があるんだよと、その後の進路の参考にしてもらおうという試みでもある。

故郷には、世界を相手にビジネスを展開している企業、誇るべき独自技術を持った会社、その分野では全国一の企業など、高校生達は大いに参考になる。

工場では各工程責任者が、本社では営業が中心になって、ハンガーを生産して顧客に届けるプロセスを説明する。その苦労やうまくいったときの喜びなど伝える。

私が伝えたメッセージは、次の3つ。

・地方であることは、ハンディキャップ(handicap)ではない、アドバンテージ(adovantage)だ。

・Serendipity(セレンディピティ=偶然やってくる幸運と出会う能力)
-行動する -気づく -受けとめる

・大きなT字人間になろう。広く(横線=global)活動するには、深く自分(縦線=local)を知り、愛すること

経験の少ない高校1年生には、ピンとこないかもしれないが、いつか自分の進路や人生を考える時の参考にしてもらいたい。印象付けるために、あえて英語の単語を添えながらお話をしました。

しっかり学び、大いに悩み、いろいろと挑戦し、そして人生のやりがいを見つけ、できれば豊岡に帰って、自己実現を果たして欲しい。

“NAKATA HANGER” at TOKYO MIDTOWN HIBIYA

東京ミッドタウン日比谷1F。LEXUS MEETS …(物販:STEER AND RING)

今年3月にオープンした「東京ミッドタウン日比谷」。
ユニークなエントランス空間、ショップ&レストラン、映画館、空中庭園やオフィスが集約された複合施設。

なかでも1F にある
LEXUS MEETS …(物販:STEER AND RING)
にご注目。

LEXUSに「出会う」「触れる」「乗る」をコンセプトに、LEXUSを身近に感じることができるブランド体験型施設。

ただいま、NAKATA HANGERPOP UP SHOP(〜7月24日)をオープンしています。

日本のファッションと共に歴史を刻んできたNAKATA HANGERをお手にとってご覧ください。

クチナシ〜梅雨に咲く

クチナシ(アカネ科)
濃厚な香りが梅雨に漂う。だが、古代の人々の関心は香りではなかった。司馬遷は『史記』の「貨殖列伝」で、千石の実は千戸の領主に等適する、と述べる。薬や黄色い染料に使われた。漢名の梔子は果実を酒器の梔に見立てた名。和名は果実にある突起を嘴と見たクチハシからの転訛か。一重は六弁が多い。
『花おりおり』 湯浅浩司・著

ウォーキングコースで気になっていた白い花。

ナツツバキ(沙羅)でもないし、でも何かツバキ科の花だろう、と家に帰り植物図鑑と睨めっこしても、どうも決め手がない。

妻は詳しいので、ウォーキングに誘って「これ何?」と訊ねると、すぐさま「クチナシよ」と。

一重と八重があるようだが、これは「オオヤエクチナシ」だろうか。

梅雨の大雨〜台風23号後の備えは?

日高町日置。左側木の陰で隠れているあたりに豊岡市商工会館がある。

今回の梅雨前線による大雨は、九州から北海道まで全国各地で災害を起こしながら続いている。

7月7日朝8時ごろの自宅、会社の周辺の増水状況を記録しておこう。

自宅裏の円山川。一昨日の裏山画像の続き(左側)下流を向くとこうなる。
濁流が左側の堤防に当たって右へ流れる。

豊岡に大被害をもたらした2004年10月の台風23号の時は、濁流がぶち当たっている黒い線(コンクリートの堤防)を越すか越さないかギリギリのところであった。

江原の荒神社裏側の円山川。

自宅から500mほど上流部。

中央の山が自宅から見える裏山。向こう岸(右岸)は、山が続き、天然の堤防となっている。左側のこんもりとした林の中に江原区の墓地がある。

見たとおり、川の流れの妨げになっているのがわかる。墓地移転後は、この出っ張りを削って川幅を広げようとの計画があったが、現在はどのようになっているのだろうか。(遅々とし堤防工事は進まない)

江原の荒神社から上流を見る。

同じ地点から、さらに上流部を眺める。

左向こうから手前に流れて来るのが円山川。中央白い建物の少し右側から流れて来るのが稲葉川。ここが、二つの川の合流地点。

画像右側の堤防を超えてしまうと宵田地区、江原地区の一部民家に大きな浸水被害がでる。現在、この部分に堤防の延長工事が進行中である。
(早く完成して欲しいと切望する)

日高町岩中地区。

弊社、岩中工場の裏側の稲葉川の状況。

台風23号の大被害(工場が3mの浸水で全滅。操業3ヶ月停止。ハンガー12万本が水没)後、堤防の嵩上げが行われ、安心感は増しました。
ピーク時でも画像で見る石ブロックの上部まで。

日高町赤崎橋の右岸からの眺め

工場は、白い建物のやや左側の山の麓にある。

進美寺トンネルを抜けて(左岸の道路は冠水して通行止め)赤崎地区へ。赤崎橋右岸側から下流を眺める。

台風23号災害後の激甚地区復興工事の一環としていち早く完成させた堤防の嵩上げ工事。有効に機能していることがわかる。ただ、依然として左岸側(白い建物ある周辺)は、内水の増水という課題を抱えている。

円山川はここから右岸の山、左岸の溶岩が固まってできた崖にぶち当たりながら、蛇行が始まる。

考えてみると、地球の火山活動や地殻変動が創り出した地形。
自然の豊かな恵と脅威は、裏腹なんだと。

「感謝」と「危険への備え」を忘れないことが大切だ、と言うことですね。

“When I’m Sixty-Four” を聴きながら

🎵
When I get older losing my hair
Many years from now
Will you still be sending me a Valentine
Birthday greeting, bottle of wine
If I’d been out till quarter to three
Would you lock the door 🎵
年をとって 僕の髪の毛がなくなっても
まあずいぶん先のことだけど
僕に送ってくれるかな バレンタイン・カードや
バースデイ・カードやワイン1瓶とか
もし夜遊びして2時45分まで帰って来なかったら
ドアをロックしてしまうのかな

Beatlesを聴きながら誕生日。
違うところは2ヶ所
I still have my hair と Just now かな? (^_^)v

母は94歳で残念ながらこの場所にいませんが、家族全員揃ってのBirthday Dinner。

全員揃うのが何よりのプレゼント

妻の手作りケーキ。
数字がやけに目に焼き付きました。
家族に感謝。

🎵
Will you still need me
Will you still feed me
When I’m sixty-four🎵
まだ僕を必要だと思ってくれるかな
まだ僕の飯の支度してくれるかな
僕が64歳になっても

自宅裏の円山川チェック〜梅雨の大雨

普段の円山川の水位。(2005年11月23日)

今年一番の梅雨の大雨。
普段の自宅裏の円山川と現在の増水の状況を比べてみると。

2018年7月5日

向う岸の岩の部分が全部、浸かっているのがわかる。

2005年11月23日

右から左へ緩やかに流れる普段の円山川。

2018年7月5日

川面にはガスがかかり、勢いよく川が流れる。

2004年10月の台風23号の時は、自宅一帯は浸水被害があったが、その時の増水と比較すれば、まだまだ10m以上の差があると思える。

ともかく、この角度でチェックしながら警戒していこう。

神戸に再接近

フラワー道路から北を向く。

神戸を意識する。

豊岡市生まれの私にとっての神戸。

県庁所在地、小学生時代は合唱県大会で神戸国際会館へ、カブスカウトで須磨のお宅へホームステイ、中学生時代は軟式テニスで神戸遠征。浪人時代は阪急六甲の下宿に1年間。

特に、親しみを感じたのは、大阪サラリーマン時代(阪急塚口に住む)に休日と言えば、三ノ宮や御影あたりをベビーカー押しながら散策。大好きで憧れの神戸でした。

豊岡に戻り、木製ハンガーの仕事を継いだ頃も、市場調査を兼ねて買い物(旧居留地、海岸通り、北野あたりのブティック)、食事(フレンチの「ジャンムーラン」、中華の「タオ」よく行来ました)にと神戸通いが続きました。

なぜか東遊園地にはモーツァルト像。

ところが、1990年代に入り、アパレルの中心が東京に移行すると共に神戸と疎遠に。1995年の阪神淡路大震災の時には、ハンガーの木端材を持って避難所での燃料にと通いました。それ以来20年以上、ご無沙汰状態。

昨年より、神戸経済同友会に入会する機会を得たので、再び神戸とのアクセスを強くして行きたいと思っている。地元紙の神戸新聞、兵庫県の機関との接触、など大好きな神戸に最接近。

神戸新聞但馬懇話会に出席

政治評論家の有馬晴海氏。

地元地方紙「神戸新聞但馬懇話会&第3回総会」に出席する。

この懇話会は、但馬地域の政治、経済、文化などの各分野トップのメンバーが集まり、定期的に講演会を開催し、学ぶという活動をしている。

私は今年に入り、興味のあるゲストには積極的に参加している。
特に、興味深かったのは、

4月:若宮正子氏(82才でシニア向けアプリ開発)
5月:Ruth Marie Jarman 氏(ジャーマン・インターナショナル代表)

今回のゲストは、政治評論家の有馬晴海氏。

昭和22年生まれの初任給は約2〜3万円。その後、10年で約14万円に。
40年以上経った今は、約20万円で伸びは止まっている。と、日本の経済の停滞から解説が始まる。

アベノミクスも、第1の金融緩和、第2 財政出動は実行されているが、肝心の第3の成長戦略が描けていない。(限界が来ている)

政権交代の可能性、安倍首相の続投の可能性、など現在の政治情勢の解説。
永田町に入り込んでいる人ならではの現場の皮膚感覚で語られるので迫力、説得力がある。

内容は、私自身がほぼ普段感じている内容と一致しているので、新たな情報はないが「裏付けられた」との感想である。

ハイドン 『ピアノ協奏曲ニ長調』

ハイドン 『ピアノ協奏曲ニ長調Hob.18-11』
マルタ・アルゲリッチ(P)
ロンドン・シンフォニエッタ
指揮:マルタ・アルゲリッチ
録音:1980年

モーツァルト?と錯覚するぐらい軽快で愉悦的な第1楽章の出だし。
(この記事のタイトルも思わずモーツァルトと書いてしまったぐらい)

「天才アルゲリッチ」とよく言われるが、あまりそういうのを気にせずアルゲリッチを聴いてきた。ただ、気づくと私の持っているCDのピアノ曲を調べてみると、いかにアルゲリッチの演奏が多いことか、びっくり。

第2楽章の高音のピアノタッチも素晴らしい。
クラシックファンならずとも、クラシック音楽が、ハイドンが、ピアノが、アルゲリッチが、大好きになること請け合いです。
アルゲリッチ自らが指揮もしているのが興味深い。