キショウブ〜原産地はヨーロッパの湿地

キショウブ(アヤメ科)
アヤメやハナショウブに似るが黄花が鮮烈。日本各地の水湿地に生えるが、元はヨーロッパに自生。明治に渡来し、日本の同類に欠く花色で受け入れられた。その黄色を導入しようとハナショウブを母親にした交配はことごとく失敗。その逆の交配で、やっと大杉隆一氏が「愛知の輝」を作出した。
『花おりおり その二』湯浅浩史・著

植村直己記念スポーツ公園

もう一つのウォーキングコース、植村直己記念スポーツ公園のジョギングコースの脇にある池。植村直己冒険館のちょうど裏側辺りにある。

季節の移り変わりがはっきりと感じられるところがとても気持ち良い。

「鶴見茶屋」〜豊岡高校茶道部のみんなと楽しむ

コウノトリの郷公園で催された「鶴見茶屋」。

昔は、コウノトリは鶴と呼ばれ、
出石の山では鶴見客相手の茶店の写真が残っている。

3回目を迎えたが、この茶会を始めるきっかけもあった。
2015年秋、羽箒研究家の下坂玉起さんが、ここで野点(野外で茶の湯)を楽しんでいたのがヒントになって始まった。

豊岡名物、一柳堂「鹿まんじゅう」の特注品。
鶴見茶屋限定の「コウノトリまんじゅう」。
中の餡は同じ、懐かしい味です。

お茶を点てるのは、兵庫県立豊岡高校茶道部の生徒たち。

訊ねると、現在の部員は26名。うち8名が男子だそうだ。
ものおじせず、堂々と、気持ちを込めてお茶を点ててくれる姿が清々しい。

先日の淡交会但馬支部の懇親茶会でいただいた高校生の薄茶といい、若者が点てるお茶の姿に心洗われる思いがしました。

溢れる緑、そよ吹く風、カタカタカタと鳴らすコウノトリのクラッタリング。

いただいた一服の茶が最高。
「茶の湯」を楽しいと感じる、新たな気づきのひとときでした。

豊高茶道部、コウノトリ文化館の皆様に感謝。

日本的なグローバル化を目指して

(株)ジャーマン・インターナショナルRuth Marie Jarman
(ルーシーさん)のお話を聴く機会を得た。

テーマは「世界に誇れる日本の美点」。
インバウンドビジネスは最大のチャンスを迎えている。

米国ノースカロライナ州生まれ、ハワイ育ち、日本での生活歴30年。1988年に来日、リクルートに入社後、独立して翻訳、通訳、来日外国人向けの営業などの経験を経て、現在、インバウンド・コンサルティング。

ルーシーさんの次の言葉が、結論であり、最も重要だと認識。

「日本人はHigh Contact Communication(アイコンタクト、阿吽、空気を読む、など)が得意。逆に言うと、言語化(説明すること)が下手。」

日本のグローバル化には、『日本的なものを言語化する』ことをもっと意識し、実践することが大切だ。

【メモより】

・ 城崎温泉(豊岡市)は、最初のハードル(外国人と接する機会、慣れ)は超えている。次のステップ(外国人を獲得する営業)にいることを自覚せよ。

・ 日本に住んでいる外国人は240万人。彼らの口コミの影響は大きい。
− 信頼深い、相手を考える力、治安、清潔感、

・ 2018年1月の成人式、新宿区の新成人は45.7%が外国人。

・ インバウンド:2900万人(2017年実績)→4000万人(2020年目標)→6000万人(2030年予測)→8200万人(デイビッド・アトキンス氏予測)

・ 相互のアイデンティティを大切にし、受け入れる。
違いを嫌がらず、異なる点を楽しむこと。

・ 日本人の英語
− 発音はきれいで、わかりやい
− 通じないことはネイティブ同士でもあること
−   第2言語で英語を話す仲間は世界のマジョリティ
−  正しさよりもハート
−  誰もパーフェクトな英語を期待しない
−  外国人は日本人のアイデアを聞きたい
−  相づちに頼らず、頑張って喋って相手の反応を待つ

東京眺望〜模型のような、砂漠のような

六本木ヒルズ屋内展望台から

陽光の加減か、まるで精密に造られた東京模型を眺めているみたい。
東京湾からゴジラ出現する? かも。

東京タワーって、間違いなくランドマークですね。

中央手前の波型外壁は新国立美術館(乃木坂)。
右側の高層ビルは東京ミッドタウン。
左側の緑地は青山墓地。

青山ツインビル、建築中の新国立競技場、新宿のビル群を一望。

なんか「東京砂漠」という1970年代に流行った言葉を思い出した。
それから50年近く経ったこの光景。

ひしめきあいながら、ポカッと浮遊する都市。

次の50年で、どんな変化があるのだろうか?>東京

「建築の日本展」〜森美術館15周年記念展

「建築の日本展」森美術館15周年記念展チラシより

「日本の建築展」ではなく、「建築の日本展」。つまり、建築を通して日本文化、日本人の美意識、生活感を検証する試みが興味深い。

六本木ヒルズ・森美術館で開催されている「建築の日本展」に行ってみた。

撮影が許可されているのは、指定された5ヶ所の対象物と、それぞれの展示物の横にあるキャプションのみ。

北川原温《ミラノ国際博覧会2015日本館 木組インフィニティ》

全体は、9つのテーマによって構成されている。

01 可能性としての木造
02 超越する美学
03 安らかなる屋根
04 建築としての工芸
05 連なる空間
06 開かれた折衷
07 集まって生きるかたち
08 発見された日本
09 共生する自然

待庵(制作:ものつくり大学/2018年)

原寸大で再現された茶室「待庵」。

いつか行ってみたいと思いながらまだ実現していない千利休が作ったとされる「待庵」(京都府大山崎町)。

2畳の空間を味わってみる。

丹下健三研究室《香川県庁舎間仕切り棚》

テーマ「04 建築としての工芸」。

建築コンセプトと家具がどのように結びつき、補完したり、主張したりしていることが解って興味深い。

丹下健三《住居(丹下健三自邸)》製作監修:森美術館、野口直人 製作:おだわら名工舎

「05 連なる空間」では、桂離宮などの古建築を再解釈し設計されたという丹下健三の自邸(1953年、現存しない)を1/3スケールで再現。

部屋の繋がり、廊下、光と風がどのように通ったのだろうかと興味津々。

象設計集団《名護市庁舎》

ありました!

象設計集団の代表作「名護市庁舎」(沖縄県名護市)の紹介キャプション。作品の粘度模型、図面などがあるが、撮影できないので紹介できないのが残念。

齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー《パワー・オブ・スケール》

古建築から現代建築まで、日本建築の内部空間を3Dで原寸再現するインスタレーション。細い線でスケールが表示されたり、移動したり、拡大したり、実際には味わえない空間感覚が表現されていて面白い。

タイトルである「建築の日本」。
建築を通して日本文化を考えてみるということにとても示唆に富んだ展覧会でした。ぜひ、行ってみてください。

森美術館(六本木ヒルズ)
『建築の日本展』〜その遺伝子のもたらすもの
“JAPAN in ARCHITEKTURE”  Genealogies of Its Transformation
2018.4.25 – 9.17

代々木公園〜東京ウォーキングコース

三宮橋門横のスロープ

久しぶりの東京・代々木公園ウォーキング。

2016年3月までは早朝ウォーキングが日課だったので、東京滞在中は、毎日この代々木公園にやってきた。今は午後ウォーキングなので、その日の予定で必ずしも代々木公園ではない。

「三宮橋門」横の斜めスロープを上がって行くところがスタート。大きなケヤキの木が迎えてくれる。

公園内は、外周り、内周り、自転車専用路など、いくつもバリエーションがあって、それぞれのお気に入りのコースを周回する。

グループでジョギングしている人たち、黙々と自転車を走らす人、犬の散歩の人、お互いに気にならずに思い思いのスタイルで過ごせるだけのスケールが気持ちいい。

参宮橋門から入場し、ちょうど芝生広場の反対側にある池。
この木の柵に掴まってストレッチをする。

代々木公園内のドッグラン広場

朝のドッグラン広場は、犬好き仲間の社交場のようでもある。

自然の森林、川、海も良いが、生活の場として、こんな広場があるのもなかなかいいもんです。

青山もマリオカートがいっぱいだ

青山ツインビル交差点。手前左が青山ツインビル、横断歩道の向こうはホンダ本社。

外国人観光客がコスプレ着て公道を走る。リアルマリオカート(通称マリカー)を東京のアチコチで見かけることが多くなった。

NAKATA HANGERショールームのある青山ツインビルの周囲でも、1日に何度も見かける。

青山ツインビル裏側の外苑東通り交差点

夕食のレストランへ行く横断歩道を渡ると、グォー、グオーの爆音。

車高が低いし、ライトも小さいし、日本に慣れない外国人の夜のツアーは危険がいっぱい。

集団で走って目立っているので、まだ救われているが、事故がないのを祈るばかり。

「たくさんの方々に助けられて」〜但馬コネクション5月(No.48)

「たくさんの人に助けられて」と語る青木美恵 氏(左側)

但馬コネクション5月セッション(5/18)は、「株式会社 自然耕房あおき」(京丹後市大宮町)の代表・青木美恵 氏。

大阪で建設会社に勤めていたご主人が「自然環境を大切にする仕事ができないだろうか」という志を持ち、突然脱サラし、有機農業を目指すところから始まった。約20年前のこと。

たくさんの微生物が住む生命豊かな土づくり。やっと軌道に乗ってきた時、53歳の若さで急逝(2015年のこと)。残された青木さんは一旦、農業断念を決意するが、お客様、地域の人々からの支援や要望、何よりもご主人とつくり上げてきた「土」が継続を再決意させた。

そこに農業に興味を抱き、それぞれキャリアの異なる女性たちが集まり、オーガニック農業、経済的持続可能な農業を目指す挑戦が始まりました。

ご主人が農業を始めた経緯からお話が始まる。最初は緊張していた青木さんも、これまでを振り返りながら、ホンネで語る。会場も熱気を帯びてくる。

人生の志、人との出会い、謙虚で地道な努力、など大切なことを学ぶ。

会場の花はエディブルフラワー。後半の立食交流会では、これをこのままみんなで食べてしまおうという趣向です。

セッションが終わり「自然耕房あおき」の人たちと但コネ・スタッフとのミニ打ち上げ。

時間を忘れてしまうほど尽きない会話。
今回も和やかで気持ちのいいセッション、交流ができました。

ありがとうございました。>「自然耕房あおき」のみなさん

コバンソウ〜明治時代にヨーロッパからやってきた

コバンソウ(イネ科)
イネ科の花は一般に地味。その中で、本種は目を引く。小さいながら小穂は丸くて少し膨らんだ扁平。熟すと黄褐色になり、小判の名がつけられた。細い柄でぶら下がる小穂は風に揺れ、成熟したのを振ると、かすかに乾いた音をたてる。明治中頃に観賞用にヨーロッパからもたらされ、逸出帰化。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

咲くときは怖いほど一斉に。

観賞用にヨーロッパから来たというのは、意外だ。
イネ科ということもあり、日本の昔からの風景に似合っているように思うのだが。