『リセットの習慣』 小林弘幸・著

今回のテーマは「リセット」です。
題材としているのは、やはり「自律神経を整えること」が中心ですが、その知見を十分に活かしながら、「今この瞬間から人生をリセットする」ことを念頭に置いて書いて来ました。
本文中でも紹介しましたが、私の大好きな言葉に「闇深ければ、暁近し」と言うものがあります。辛く苦しい時期であればあるほど、希望が見えてくる瞬間は近い。そんな意味合いの言葉です。
『リセットの習慣』 小林弘幸・著
(「おわりに」により p253)

著者の小林弘幸氏の著書は、結構読みました。小林氏は順天堂大学医学部教授、自律神経研究の第一人者。交感神経、副交感神経に興味があり、その関係図書を読んだ折に著者を知りました。

今回は、短い文章(1テーマを2ページで)でそのポイントが解説してあるので、気になるテーマを見つけて、どこからでも読める。

悪い流れの時には、理由もわからず、どんどんそれに乗ってしまって止められない、という経験はよくあること。著者は『人の体は「流れに乗る」のは得意だが「流れを変える」のは苦手、それを止めるのがリセット。人生のリセットは、ゴールではなく、スタートを目指して生きること』と指摘する。

「あ、そうだそうだ」「なるほど」「それできそう、いいね」など、思いつくヒントがいっぱい。気楽にリセットしてみる方法満載。

・深い呼吸を意識する。忙しい、緊張、落ち込んでいる時は呼吸が浅い。
・よく噛んで食べる。唾液が持つ免疫力向上、自律神経が整う。
・朝はリズム感(ロック)で交感神経高め、夜の睡眠は歌詞のないゆっくりな曲(クラシック、ジャズ/バラード)で副交感神経を高める。
・ピアノ演奏、プレゼンの緊張対策は、「心」よりも「技」が結果的に心の余裕が生まれる。
・集中力が続かない時は、「10分」の休憩を入れる。「10分の魔法」

など、など。

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