ありがとう2024年

薪ストーブを眺めながら2024年を振り返る。

1月 能登半島地震、羽田空港JALと海保航空機の地上衝突事故という衝撃的な災害と事故。
5月 おんぷの祭典10回目に11カ国の大使・大使夫人を豊岡に招く
7月 クリストフ・ヘンケル&児嶋一江・高木和弘公開リハーサル(但馬コネクション)
9月 韓国釜山・慶州を訪ねる
11月 ピアノ発表会(Bill Evans “Someday My Prince Will Come”)

世界中で選挙イヤー。1月の台湾総統選挙に始まり、ロシア大統領、11月のアメリカ大統領選挙でトランプ勝利。インドもヨーロッパも議会選挙など目白押し。偽・誤情報で揺れた選挙。民主主義がどうなるのか、その根本から考えさせられる1年。

プライベートでは1年を通じて体調は良かったが、体重減少作戦失敗。目標体重(私が設定した)より5kgオーバーが続く。来年はなんとか達成したい。

今年も新たな出会いや旧交を温める機会もあり、人とのご縁に感謝。

ただ9月に旧友K君が亡くなったのが悔やまれる。日高町と豊岡市と町は別だったけど、小学校から知り合いになり、豊岡高校の3年でやっと同じクラスになった(お互い)腐れ縁の親友。若き日を共に過ごした「いいヤツ」(親しみと愛情を込めて)だった。この場を借りて改めて合掌。

おっと、もうすぐ2025年だ。

年末恒例のお餅つき(学生パワーがすごい)

我が家でずっと続けてきた年末のお餅つき。
シェアハウスのCAT学生も加わって3年目。

今年はご近所の家族も加わって賑やかに。

ひと臼目は、みんなで丸めてお正月のお雑煮に。

みんなでやるとあっという間に丸め完了。

ふた臼目は、山形風「つきたて餅」。

待ち受ける薬味(?)は、

納豆、大根おろし、ずんだ(枝豆をすりつぶして作る緑色のペースト)、
きな粉、胡麻、胡桃、それに鶏肉と白菜、ごぼうの入った温かいお汁。

こちらもあっという間に平らげてしまいました。

今年も家族やご近所さんや学生たちと無事に年末を迎えたことに感謝。

ガラス戸に映った空

はっ? ドキッ!
外階段を登る時に見上げると青空と白い雲。
こんなにくっきりと映るんだ。

壁に囲まれた細い階段の向こうに見えるからより感動的。

今月6回目の茶事は夕暮れに

11月の「口切りの茶事」で始まった我が家の晩秋の茶事。
新茶を収めた「ルソンの壷」が今回の茶事の主役。
妻が亭主となり、ドーモ・キニャーナの個性的な空間を使って、友人を招いて数回行う。

京都からの客、大阪芦屋方面から、鳥取から、と妻が普段親しくお付き合いしている茶の湯仲間に声をかける。さらに、稽古をしている社中の仲間。

今日は、シェアハウスに住んでいる妻に茶を習っている芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生が客に。夕方から始まるので「夕ざりの茶事」風にして行う。

カメラの感度のせいで明るく写っているが、辺りはかなり暗くなっている。
学生の客たちはお茶事は初めてなので、待合で少し茶事の流れを説明している。
学生たちは、妻の指導よろしく自分で着付けした着物。

若いから?演劇やっているから?
ともかく、お点前も着付けも覚えが早いと妻は感心している。

今月だけで6回のお茶事も今回が最後。
終わったのは夜の10時過ぎ。
妻の茶の湯好きは半端ない。

1年間お疲れさまでした〜会社の忘年会

乾杯!
あっという間の1年でした。

2024年は、前年のロンドン進出への足掛かりを得た結果、イギリスへの輸出が大きく伸びる。また、AmazonUSAや海外向け(英語バージョン)自社サイトからのオーダーも好調。NY、香港、シンガポールなどは以前より、今年はアフリカ、中東、東南アジアなどの国からもオーダーをいただく。
海外売上が伸びたのが特筆すべき1年となりました。

会食中に正面スクリーンには、過去のNAKATA HANGERが登場した映像を流がれる。

NHK「ルソンの壷」での私がNHK大阪のスタジオで収録した場面(2011年の私が登場)、海外向けのNHK WORLD-JAPANのインタビューなど、懐かしいシーンだ。

YouTuberのヒカキンにも登場。あのノリでNAKATA HANGERを紹介してくれている。ハンガーは誰かがヒカキンにプレゼントしたものを、配送の梱包を開け、緩衝材(プチプチ)の中からハンガーを取り出すところから。

今年入社した新入社員が見るのは初めてなので、会社の紹介にもちょうど良い演出となリました。

2025年も良き年となるよう一本締めで今年を締め括りました。

「2時間の使い方」〜ちょっと気になって

年の瀬も詰まり、今年のおおよその予定も終了してホッと。
日経新聞の書籍広告で目に止まって購入していた本に目を通す。

『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』今井 孝・著

そもそも「なぜ2時間?」「2時間ってどこから割り出したの?」って思いますよね。楽しみの単位は2時間程度ってのが筆者の考え。確かに、コンサートも友達とちょっと一杯飲むのも、読書や趣味の時間も1日の中で2時間前後がバランスがいいように思う。2時間は同感だ。24時間できるだけ頑張って少しでも多くの時間を充実させようと言うのはどだい無理な話。

筆者は「なぜ毎日がイマイチ充実しないのか」という第1章で5つの原因を示しているところが、興味深い。

  1. 「安心を求めすぎる」〜ちょっとでもリスクがあるとやらない→人生つまらないものになる。
  2. 「お金がないので何もできないと思っている」→本当にそこまでお金がかかるのだろうか?
  3. 「やりたいことが大事すぎて温存している」→失敗したくない、行動に移せない。
  4. 「たくさんやった方が充実すると思っている」→本来は1つでも2つでも満足感が得られる
  5. 「他人の目を気にしすぎている」→目立ちたくない、批判されたくない

思いつくことが結構ある。
今一度、シンプルに現状を、考え方を整理してみることにしよう。

スギゴケ〜苔の世界も面白いかも

スギゴケ(スギゴケ科)
茎が直立する茎葉体で、細めの葉がその周りにならんでいるようすが、スギの枝のように見えなくもない。地上に密生して群落を作る。さく柄は真っ直ぐに上に伸び、さく(胞子嚢)は円柱形にちかく、帽は上にとがっている。表面が下向きの長い毛に覆われていることが多い。
(Wikipedia : スギゴケ)

今年は庭の苔が元気だ。
スプリンクラーを回して、なんとか猛暑を乗り越えた。

スギゴケは元々、日差しに強いので我が家の庭では中央部の陽光が照る箇所に生えている。
他の種類の苔も生えているので、調べてみるのも面白いかもしれない。

「SIGESOU」〜こんなところにこんな焼き鳥が

焼き鳥大好きな私にしては、超・久しぶりの「焼鳥屋」さんで一杯。
古民家リノベーションして、しかも一風変わった焼き鳥が食べられると昨年から聞いていたので、一度行ってみたいと思っていたお店。

古民家の玄関が古風でなかなかいい感じ。中に入ると高い天井と白い壁が目に入る。家具調度品はヨーロッパのアンティーク風。4テーブルで約15席あるが、若い女性たちの席やゆっくりと食事するご夫妻など、普通の焼鳥屋さんとちょっと違う雰囲気。

おまかせコースで焼き鳥を注文。上品なお皿に次々と並ぶ。

前菜として、人数分のお料理が木のプレートに盛られて出される。
カルパッチョ、魚身のフライ、ポテサラ、野菜サラダなどどれも美味しい。

黄卵と一緒にツクネ。
鶏ガラでとった出汁で白濁のスープ。
(これがなかなか美味しい)

ちょっと変わった焼き鳥を味わえるお店。
Iターンで移住してきたご夫婦でお店を経営していらっしゃる。
竹田の街(朝来市和田山町)に溶け込んだオススメのお店です。

焼き鳥屋「SIGESOU」(しげそう)
兵庫県朝来市和田山町竹田 230-1
JR竹田駅より徒歩 1 分
TEL: 070-9069-1277
【営業時間】
ランチ 11:30~15:00(L.O. 14:00)
ディナ ー 17:00~22:00(L.O. 21:00)
【定休日】 水曜日

どうにも分からない豊岡市民会館の行くえ

神戸新聞「但馬欄」 2024/12/13

どうにもいつも気になる案件がある。
豊岡市の「新文化会館」の建設か、それとも「現・市民会館」の改修か、と言う議論。

もとを辿れば4年前。
現市民会館(耐震工事は完了済み)は、ホールの内装、舞台装置、設備など築50年以上経って老朽化が進み、使用するのに危険が生じる可能性もあり、短い周期で修理修繕の費用が発生する。ならば、新市民会館を建設して、時代のニーズにあった文化会館運営をしようとなった。市民と有識者の企画委員会も作り、計画された新文化会館は2026年度開館、建設費は約50億円となりました。

設計・計画されたタイミングで市長選挙があり、市長が交代し1年間の再検討期間を設けた。しかし明確な方針が示されず、伸ばした1年の間に建設費の高騰などで約10億円コストアップになり、60億円以上が必要となる。それではと、さらに設計変更なども試み、開館予定も2027年度と1年先送りして議論が継続される。

そして議論される中で、現時点では、新文化会館の建設費は約100億円と膨れ上がり、現市民会館の改修で良いのではないかと議論が4年前に戻ってしまった。
(なんともやるせ無い)

(この新聞記事によると)今回は、市会議員から「(新開館建設から現会館改修への変更の)判断が急すぎる」「20年後を想像し、どういうまちにしたいかを考えて公共投資すべきだ」の声が上がる。

それを受けて豊岡市は中長期的なコストの試算結果を市議会に提出した、とのこと。

新開館を建てる場合は、建設費と20年後の改修費で約128.9億円を想定。市民会館の改修では、改修費と改修20年後の後継施設の建設費も含め、総額約127.5億円を見込んだ。
(新聞記事より)

前者は、建設費100億+改修費28億=128億と言うことでしょうか?
後者は、改修費50億+後継施設77億=127億と言うことでしょうか?
(改修予算は40〜50億円との情報)

これに対して市長は「20年で市民会館が使えなくなるとは限らず、新築が必ず必要とも考えていない」との答弁。

まさか「改修の方が1億4000万円安いからこっちにしよう」などとはならないでしょうが、何かもっともっと大切なことが抜けているようで心配になる。

改修に40〜50億円もかけることがまず想像つかない。(何か凄い計画があるのか?)

いずれにしても「改修なのだから市役所のしかるべき担当部署で改修設計する」などとならないようにしてもらいたいものです。

こここそ市民の声、文化活動している市民、音楽サークルやおんぷの祭典の経験からくる知見や音楽家の意見、高校生や大学生たち若者の要望をしっかりと受けとめてもらいたい。

まず豊岡市の将来ビジョンを明確にすること。そして改修設計は、古いものを再生するセンス、マイナスをプラスに変える発想豊かな建築家、専門家に委ねることが重要だと考えます。

雪囲い

屋根から落ちる雪が流れ込まないように

東北や北陸で大雪のニュースが報じられているが、まだ兵庫県北部の平地では積雪と言うほどの雪はまだない。12月では降っても午後には消えていく程度。

なので、雪囲いも今年は冬至のタイミングで庭師さんにやってもらう。

茶庭の雪囲い。
妻は今週にあと2回の茶事を予定している。

晩秋のひと雨ごとに外周から倒れていくススキ。
雪が積もるとペシャンコになるので、その前にカット。

庭師さんの雪囲いの間に、私は久しぶりの焚き火。
そう言えば、この秋一度もしなかった。