演劇のまちづくり〜シェアハウス取材

豊岡市役所からの依頼でシェアハウス「江原_101」の取材を受けました。主役はもちろん、ここの住人の芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たち。全国から演劇と観光を学びに豊岡に集まった学生たち。彼らが地域とどのように関わり、どう感じているかなど、豊岡に住んでいる感想など、インタビューに応じていた。

「演劇とまちづくりがどのように結びついているのか?」「市民はどのように演劇と関わっているのか?」「市民は演劇のことをどのように感じているのか?」「演劇との関連で町が変わっていくのか」そんな問いかけの取材。

江原地区の住人としては、江原駅と江原河畔劇場と駅前商店街を一つの区画として、演劇関係者が住み、往来し、カフェやレストランが賑わう、そんなエリアになれば良いのにと思っています。実際に平田オリザさん主宰の劇団青年団の江原河畔劇場を拠点として移り、劇団関係者の一部は既に移住、さらにCATの学生たちが住み、集い、活動する、そんな場所に。空き家も多くあり、まだまだ学生たちを受け入れる余地はある。

昨年は、東大生たちの劇団公演が江原の立光寺であり、合わせて約3週間に渡りお寺に合宿し、本堂で公演を行なった。また、友田酒造(江原)では、豊岡演劇祭のフリンジ公演(インスタレーション)もあり、近隣住民の人たちの評判も良かった。

演劇と関連しながら、ヒト(劇団、学生、観客)・モノ(イベント)・カネ(経済効果)・情報(市民参加)が絡み合う面白い街にしていきたいものです。

雪の朝

朝7時。
凛とした空気。
くっきりとした進美寺。

定点観測(書斎の窓の外)している温度計はマイナス4.5度。
大きい氷柱(つらら)が垂れ下がる。

夜の雪

夜の雪。
庭のヤマボウシ、トネリコ、サイフリボク。
葉を落とした木々に積もる雪。

雪が積もったカエデ。
小枝が美しい。

今シーズン最大寒波〜本格的な降雪

「この冬最大の寒波」と連日のニュース・トップはこれ。
朝は晴れていたけど、午後3時ごろから冷たい風が強くなり雪が降り始める。
1時間もしないうちに街中が雪に覆われる。
雪が降る時、積もる時ってこんなもの。

円山川方向を見ると屋根は真っ白に。
午後5時で積雪はまだ5cm〜10cm。

夜10時。

フットライトが半分ぐらい埋まる。

午後11時。

結構降るが、これは想定内と言ったところ。

神は細部に宿る〜『松泉館』の左官とステンドグラス

暖炉上部の棚部分

まさに『神は細部に宿る』(God is in a details.)。

昨日見学の「松泉館」の感想。
左官の久住章さんの真骨頂。ご本人からその技法、土の種類、その他材料、直接説明を聞きながら見学する。しかし、目の前の現物に圧倒されつつメモすることもできず、記述できないのは残念。(申し訳ございません)

蔵に通じる廊下の壁

かろうじてメモしたのが「切り返し仕上げ」。
中塗りと仕上げ塗りの中間の工法。この頃合い加減がセンスの問題。
まさに細部である。

ステンドグラス

こちらはステンドグラス。
鮮やかな色のガラスの向こうが透けて見える。
ステンドグラスを透かして外を見るのは始めてだ。

画像をクリックして見てください。

今回の修復(改築)で新たに設えたステンドグラス。
厚さ20cm近くある土壁の部屋の開いた直径20cm足らずの小さな窓。
この部屋は子供たちの図書館であったり、ミニコンサートができる落ち着いた空間。

一つひとつの細部が全体を造り上げる。
「松泉館」に現在から未来へ向けて新たな価値が宿されていく。

『松泉館』〜大正〜令和に継なぎ育む美意識

松泉館玄関 (若林純仁理事長)

『松泉館』(神戸市灘区宮山町3丁目)を訪ねる。
7年に渡って修復工事を請け負っている左官の久住章さんから、丹波佐官組合の見学会に便乗する形でお誘いいただいた。

『松泉館』は、造り酒屋「忠勇」創業の若林家が1921年(大正10年)に建てた建物。
現在、敷地内にある「学校法人松泉館 六甲幼稚園」を経営。理事長であり、オーナーの若林純仁氏から建物の説明をしていただく。

華やかさもありながら、落ち着いた趣がある漆喰壁

久住さんの解説が始まる。
玄関前の永源寺石の石畳。滋賀県東近江市を流れる永源寺川の石。京都に運ばれて庭石として使用される。すでに手に入らない貴重な石。

永源寺石は、鉛の鉱石(方鉛鉱)の輝きのある銀白色と緑色が特色。マンガンを含むバラ輝石はピンク色が入り混じる。

『清酒 忠勇』
残っている当時の広告看板が飾ってある。

工事を請け負ったのが長尾 健氏(株式会社いるか設計集団代表)、家具を納めたのは永田 泰資氏(永田良介商店6代目)。縦長のアンティークな窓は、まるでブルーの椅子の背もたれのよう。

画像クリックして見てください。

これだけの表情を見せる土。
それを表現していく匠の技。
まさに久住章さんの真骨頂。ただ圧倒される。

勝手口の床のタイルは建築当時の大正時代のもの。洗面台に使用されているタイルはガラスタイル。

松泉館の裏手にある蔵。こちらの修復も久住さんが手がける。

随所に優れた左官技術が施されている。
見学を終えて久住さんは「50年後にこれらの左官技術を継承していけるか心配だ」とも。
この「土と左官」必ずや継承していかなければならないと強く思う。
久住さんが私に語ってくれた言葉「大切なのは美意識やで」。
我が家の「久住語録」に加えておかなければ。

サギに注意?

散歩がてら、ガンピー(食品スーパー)に江原駅通路を抜けて徒歩で買い出し。いつもは車から見るセメント会社の車庫の上にアンテナが立つ?

そんな訳ない。
よく見ると首をピンと天に伸ばし直立不動の鳥だ。
私を発見してじっとやり過ごそうとしているのか。

エッフェル塔ではあるまいし。

シラサギではないか。

【注】白鷺(シラサギ)= 全身がほぼ白いサギ類の総称。日本では、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ(冬の白羽)などが該当する。

David Crosby 追悼

David Crosby “CROZ”

「デヴィッド・クロスビー 1月18日 死去、享年81才」のニュースを目にする。
先日のジェフ・ベックに続き「みんな、いつか」なんだけど、また。

1960年代、アメリカ西海岸でスタートしたバーズ(The Byrds)のメンバーとして活躍。脱退後、一世風靡した「クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング」(CSNY)で活動。その後、ソロ活動。

クロスビーのアルバム「CROZ」(2014年)や初期の「If I Could Only Remember My Name」(1971年)など、新旧クロスビーのソロアルバムを聴くのが最近の楽しみだった。クロスビーのミステリアスなメロディと和音がお気に入り。

“Deja-Vu”(音声)や“Long Time Gone”(音声)などクロスビーの曲がなかなかいい。

CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG “4 WAY STREET”

バーズ脱退の後の1969年、バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)のスティーブン・スティルス(Stephen Stills)、イギリスのロックバンドのホリーズ(Hollies)のグラハム・ナッシュ(Graham Nash)とCrosby, Stills, Nash(CSN)を結成、それにニール・ヤングが加わってCSNYとして活動。WoodStockコンサートにも出演する。1970年代を代表するスーパー・バンドとして一世風靡。私の大好きなCSNY(Crosby, Stills, Nash & Young)。
“4 WAY STREET”(音声)は、何十回(何百回?)聴いたことか。

安らかに、デヴィッド。


カラテア・オルナータ “サンデリアーナ”〜強烈な印象

カラテア・オルナータ”サンデリアーナ”(クズウコン科)
葉の裏面は、鮮やかな赤紫色
原産国:ギアナ(熱帯/亜熱帯)
耐陰性(直射日光を嫌う)
高温多湿を好む/葉水(霧吹き)

ドキッとする色と艶。
観葉植物初心者の私としては、買うべきか見合わすべきか。
一瞬、躊躇する強烈な存在感。
調べるにつれて、素性がわかり、どんな風に育つのか興味が湧いてきた。

呼び名は、カラテア・オルナータと言う方が一般的なよう。
カラテアは、個性的な模様が入る葉を持つ植物。原産地には約300種類ある。
オルナータは、ラテン語で美しいと言う意味。

”サンデリアーナ”は、「ドラセナ・サンデリアーナ」と言う植物があり、こちらはリュウゼツラン(キジカクシ)科の仲間。和名「開運竹」「万年竹」「富貴竹」とも言われ、全く別の品種。

カラテア・オルナータ”サンデリアーナ”と言う呼称は、どう理解したらいいのだろう?
(ネットで調べたが、ここまでしかわからない)

遅がけの新年会

若手のアーキテクト・コレクティブ(建築家集団)Garage(ガラージュ)とその仲間たちとで遅がけの新年会。

彼らとは、一昨年よりお付き合いが始まる。ドーモ・キニャーナ(自宅)を案内したり、これまでの建築に関するお互い(施主として、建築家として)の経験やキャリアのお話をしたり聞いたり。

2022年の1月には、空き家をリフォームしてシェアハウスを企画、設計、施工管理のプロジェクトをスタートさせる。2022年7月にオープンした「江原_101」がそれである。これは入居する予定の芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちの意見も取り入れながら進めるユニークな経緯を辿って完成。地域にこの小さな波紋が広がっていくことを願っています。入居している学生たちも積極的に学び、創作活動を行っている頼もしい若者たち。卒業してからも戻って来られるそんな拠点になれば嬉しい。

年末から「飲みに行こうね」と約束していたのだが、それぞれ予定があってなかなか実現しない。やっとGarageのメンバーとその仲間たちが全員揃ったので実現。活きのいい刺身を前に生ビールで乾杯!