自転車のこといろいろ〜神鍋高原で一漕ぎ

クイーンの映画を観たからではないが、BICYCLE、BICYCLE、と口ずさみながら自転車の埃を払って、車へ。

2016年3月の台湾での事故後、2年ほど車の運転を自粛していた。その間に始めたのが自転車。ウォーキングとサイクリング(と言っても自宅周辺を30分程度)を繰り返しながら、体力の回復を図った。

自宅周辺にはサイクリングに適した道路がないので、少し遠ざかっていたが、何とか復活したいと心の奥では思っていた。

今年10月、レンタカーでのドイツの旅では地方の小さな町もいくつか訪ねました。どの町を訪ねても自転車を楽しんでいる人たちがいて、特に週末などは、家族や友人たちと自転車専用レーンを颯爽と走る姿が目に止まりました。よーし、帰国したら自転車を再開しようと決意。

そこで考えついたのが、自転車を車に積んで、自転車に向いている気持ちのいい場所に行こう。そこで、漕げばいいじゃあないか。

と、言うことで、まずは車で15分ぐらいの神鍋高原へ。久しぶりに全身に受ける風が心地よい。ただ、アップダウンがキツイので、徐々に始めないと。

冬が近いので、さてどこまで復活できるか?。
頑張ってみよう。

南砺市(富山県)と豊岡市は共通点がたくさん

田中幹夫 南砺市市長(右側)

南砺市の田中市長を豊岡でお迎えする。

私にとって今年最大(まだ1ヶ月残っているけど確定している)の出来事は、4月に演出家・鈴木忠志さんとお会いできた事。40年余り前、早稲田小劇場の大ファンであった私にとって、鈴木忠志さんは憧れの的。まさか、豊岡でお会いできるとは思っていませんでした

(話せば長くなるので途中省略)9月には、鈴木忠志率いる「劇団SCOTサマーシーズン公演」観劇のため利賀村(富山県南砺市)へ行く。利賀村では、南砺市の田中市長にお会いし、たいへんお世話になりました。

田中市長曰く、「南砺市と豊岡市にはたくさんの共通点がある」と。

演劇(利賀村と城崎国際アートセンター)、スキー場、ボート競技場、市町村合併(8町村合併と1市5町)、温泉、食文化(蕎麦や栃もち)などなど。

今年初めてお会いさせていただいたにも関わらず、気さくな方で楽しい会話が弾む。

世界遺産「五箇山」合掌造り集落

来年(2019年8月23日〜9月23日)には、日本/ロシア共同開催が決定した「第9回シアター・オリンピックス」が、この南砺市利賀村と黒部で行われる。

豊岡市に引っ越してくる予定の平田オリザさん率いる「青年団」の出演も決定している。ぜひ、来年は豊岡市の仲間と一緒に、利賀村を再訪したいと思っています。

演劇に、ボートに、食文化に、お互いに情報を交換しながら、このご縁を大切にしていきたい。

“BOHEMIAN RHAPSODY”〜クイーン(Queen)を豊劇で

“Bohemian Rhapsody” ポストカード

今、話題の「ボヘミアン ラプソディ」(Bohemian Rhapsody)鑑賞。ボーカルのフレディ・マーキュリーの人生を描きながら、クイーンがスターダムにのし上がっていく過程を描いたミュージック・エンターテイメント。

クイーンのメンバー4人のソックリさんを揃えた俳優陣にまずびっくり。フレディ役のラミ・マレック(Rami Malek)は、役作りに1年をかけたという。確かに、本物のフレディかラミ・マレックか判らないシーンがいくつかあった。

残念ながら、生(なま)フレディをライブで見た事はないけど、2014年の「クイーン+アダム・ランバート(Queen + Adam Lambert Live in Japan)の来日公演に行った。ギターのブライアン・メイ、ドラムのロジャー・テイラーは健在。ボーカルは、アダム・ランバート。なかなか迫力があって素晴らしいステージだ。

伝説のフレディとアダムを比較するのはナンセンス。ブライアンのギターは、現役クイーン時代のフレーズそのままに、メロディアスでエモーショナル。忘れられない武道館コンサートとなった。

豊劇で「ボヘミアン・ラプソディ」ってのもなかなかの組み合わせ。

フレディに自分の青春時代を投影して鑑賞している人が多そう。かく言う私も1970〜1980年代の自分や取り巻く世界・日本の状況を思い出しながらの鑑賞であった。

『ドイツの地方都市はなぜ元気なのか』高松平蔵・著

中世の時代は職業や教会が人々をつなぐ中心的な役割を担っていたが、近代以降は「協会」が大きな役割を果たしている。教会と協会とは駄洒落のようだが、協会のことをドイツ語で「フェライン(Verein)」という。ドイツでは地域に根ざしたスポーツクラブがたくさんあるが、これもフェラインのことである。フェラインは「協会」以外に「クラブ」「社団」といった定訳が与えられるが、今の日本の感覚で言えばNPOを思い浮かべると理解しやすい。そのため本書ではフェライン(非営利法人)と書いている。
『ドイツの地方都市はなぜ元気なのか』高松平蔵・著 (p66)

「小さな世界都市」を目指す豊岡市。コウノトリ野生復帰の後は「文化」に注目し、力を入れている。近畿最古の芝居小屋の復元(永楽館歌舞伎)、老朽化した兵庫県施設の利用(城崎国際アートセンター)、音楽祭(おんぷの祭典)、劇団の豊岡移転(平田オリザ氏率いる「青年団」)、県立専門職大学開設準備(観光・芸術の4年制)など、目白押しである。

果たして「文化が町を豊かにするのか」への挑戦でもある。私も大いに関心を持ち、応援していきたいと考えています。

本書では、バイエルン州エアランゲン市(人口約10万人)に住む日本人ジャーナリストが、ドイツと日本の歴史・社会の成立・文化の違いを解説しながら、「元気の秘密」を紹介していく。

特に「企業の地域貢献」、「行政の組織間連携」、「地域資源の発見と発信」、「地域アイデンティを高める文化政策」など、大いに参考にしたい。
ぜひ、一読を。

ウォーキングで見つけた秋

毎年この時期になると、庭のモミジの落ち葉が一面を赤に染める。竹箒で掃いてしまうのを躊躇する。我が家の秋の一場面。ウォーキングはここから始まる。

出張や雨のため、今年の秋のウォーキングは、飛び飛びになっている。その分、季節が進んでいるのを見つけるのが楽しみだ。

この実はなんだろう?
ナナカマド?
沈む夕陽をバックに。

東京の銀杏から京都の紅葉へ〜裏千家淡交会懇話会へ

今日の東京は快晴。
街路樹の銀杏が真っ黄色に色づく。
これから京都へ移動するために代々木公園駅へ。

京都駅から地下鉄を乗り継ぎ「蹴上」で下車。
ウェスティン都ホテル京都へ到着。
京都東山の紅葉は散り始め。
こちらも快晴で気持ちいい眺めだ。

「茶道裏千家淡交会 平成30年度 全国役員懇話会」に出席。
新理事長は千容子ご婦人、副理事長には千敬史ご子息。
お家元は、会長となられる、人事の発表がありました。

お家元のご挨拶の中では、若い人の登用、若者への茶道のアピールを強調されていました。ご自身は、少し時間の余裕を持ち初心に帰り、茶の道を極めたいという思いを語られました。

東京でウィーン・フィルの友人と

“Wiener Philharmoniker Week in Japan 2018″。
ウィーンフィルの日本公演が始まった。
10月のウィーン訪問時に、ウィーン国立歌劇場でオペラを楽しみ、その翌日にウィンフィル・メンバーで友人のシュテファンの自宅でBBQのご馳走になった。今度は東京で「お返し」とばかりにサントリーホールのウィーンフィル公演に向かった。

1日時間があると言うので、根津美術館や上野の美術館巡りでもしようかと目論んでいたが、よく考えると月曜日はどこも休館日。じゃあ、どうしようと考え抜いた結論がこれ、なんと「はとバス観光」!

もう何回も日本公演で日本には来ているシュテファンだが、流石に「はとバス観光」は初めて。「どうだ、参ったか」と我ながらグッドアイデアだと自画自賛。実は、皇居、国会議事堂、霞ヶ関、赤坂界隈の位置関係がもう一つ掴めていなかった私が一番興奮かも。

演奏前、サントリーホール入り口で撮影。
右側が、Stefan Gartmayer、左側がSebastian Bru。
2人ともウィーンフィルのチェリスト。
ウィーンでは、シュテファンもセバスチャンも家族ぐるみでBBQを楽しんだ友人たちだ。

シュテファンは本日はオフだが、セバスチャンは演奏があるので、隣の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」で軽い食事。セバスチャンは餃子が大好きと言ってたので中華料理。

今日のプログラムは「室内楽スペシャル〜ウィンフィル オペラを謳う」。弦楽六重奏、チェロ四重奏、木管アンサンブル、打楽器アンサンブルなど、いろんな楽器の組み合わせでオペラの前奏曲や有名な場面を再現する。

R.シュトラウス、モーツァルト、ワグナー、ビゼーなどのオペラから選曲。一番印象に残ったのはワグナーの「ローエングリン前奏曲」「ジークフリート牧歌」。ワグナーのメロディとハーモニーはなにものにも変えがたい魅力だ。

「豊岡鞄」KITTE(東京丸の内)にご挨拶

10月のドイツ旅行もあり、久しぶりの東京。
東京駅に着くなりに丸の内の「KITTE」へ一目散。
お目当ては、9月13日にオープンした「豊岡鞄」ショップへ。
遅ればせながらの見学とご挨拶に行きました。

KITTEの1階フロア、ちょうど東京駅レンガが窓から見える側にお店がある。とてもいい場所だ。

豊岡鞄のロゴがお店のエントランスを飾る。

ショルダーバッグ、リュック型など多数の壁一面に鞄が陳列されている。豊岡鞄メーカーを中心に11社の鞄が販売されている。

クリスマス商戦を意識してか、真紅な鞄シリーズが反対側のコーナーを飾る。

店員の方に「豊岡から来ました」とご挨拶しながら、お店の反響などをお聞きする。東京駅に近いので地方に帰る前なのか、「今買って帰りたい。」というお客様が結構多いとのこと。品揃えに力を入れなければとおっしゃっていました。

豊岡にも研修に行かれたこともあり、しっかりと豊岡鞄の良いところをアピールされていました。

「なぜ豊岡なのか?」「豊岡の特徴は?」「豊岡のどこが良いのか?」「何をアピールしたいのか?」まだまだ、改善余地があるような気がします。どんどん試行錯誤を重ねて行くことが大切ですね。

弊社も青山一丁目にハンガーのショールームを出店して11年目になります。お互いの好立地を生かしつつ、顧客のニーズを把握し、ブランドの認知度をどう高めるのか、一緒にチャレンジしていきましょう。

江原地区堤防工事は?

江原区長による墓地周辺の現況報告

2004年10月20日の台風23号により豊岡市は大水害に見舞われた。この江原地区(豊岡市日高町)も例外ではない。その後、激甚災害地区と認定され、円山川の堤防工事が現在も続けられている。

しかし、そこで大きな課題として江原地区の墓地が築堤予定の外側(川側)にあり、その移転完了しないと工事が出来ない現状を抱えている。

「勉強会」と称して江原区民に堤防工事と墓地移転に関する手続き(賛成反対含む)がどの程度進展しているのかの説明会が開催された。

冒頭、「これは江原区民をはじめ、市民およびその財産の安全・安心を守るための堤防工事を進展してもらうのが目的である。その過程として墓地移転の問題を解決しなければならない」とのご挨拶。墓地の移転に対する区民の選択肢、それに伴う一般補償、共同補償などの違い、新墓地候補の条件など、知りたい知識、現状がわかりよかった。堤防工事完成と墓地移転との関係が、ある程度理解できた。

「虫屋から見た但馬の自然」但馬コネクション11月(No.52)

今月の但馬コネクションは、「虫屋から見た但馬の自然」というテーマでお話を聴き、意見交換をしました。ゲストは「NPO法人コウノトリ市民研究所」の上田尚志代表。

当初は、今年設立20周年を迎える「コウノトリ市民研究所」の活動記録とその果たして来られた役割も交えながら、お話をしていただく予定でした。が、それはご自身のプロフィールの中で触れていただくことにして、昆虫と自然の関係を中心に話をいただいた。

とても感動的なプレゼン。
普段見たことのない昆虫。虫屋ならではの視点と観察。会場の皆さんからの視線も熱くなっているのが伝わってくる。

自然が壊れたところ(不安定な場所)に生息する虫は、安定した自然では滅びてしまう。一方で、安定した自然の中で、生きていく虫もいる。自然の変化は、そのまま虫の生息域も変えてしまう。

先日の宮崎学さんのお話にも通じるお話。

「自然とは何か」「自然との接し方は」という深いテーマをいただく素晴らしいセッションとなりました。

記録ができ次第、但馬コネクションのHPに掲載いたします。