裏千家今日庵の初釜。
昨年、家元ご家族のご不幸があり「初稽古」として執り行われました。
朝9時からの席にご案内いただく。
待合の床間の棚にはヒカゲノカズラ。我が家のお正月にも飾ったのですぐに分かる。
京都の和菓子店「川端道喜」の花びら餅。「御菱葩(おんひしはなびら)」と呼ばれ裏千家の初釜用に製造するお正月の和菓子。
川端道喜は、16世紀初頭に創業した老舗和菓子店。
濃茶席では、家元坐忘斎と大宗匠鵬雲斎の新年のご挨拶。
お家元からは、デジタル・インターネットなどの発展で文化が薄れていく時代となり、人と人のアナログの交流をより大切にしていきたい。
大宗匠からは「平和という言葉」を発してなくても良い世界になっていって欲しい。分断と紛争の時代を終わらせなければいけない。
薄茶席では若宗匠のお点前。
昨年の淡交会但馬支部80周年記念式典にお越しいただいたことのお礼を改めてさせていただきました。