東アジア窯址分布図を眺めながら

東洋陶磁美術館にある東アジア窯趾の分布図。
茶の湯の陶器を知り、学ぶにはとても役にたつ地図。

かつて「茶の湯文化学会」の中国ツアーで訪ねた窯趾を思い出しながら眺めると、位置とその光景を思い出す。

南昌→吉州窯→長沙→洞庭湖→鄱陽湖→景徳鎮

旅は南昌から始まった(2011/11/23)
憧れの廬山(2011/11/24)
中国最大の窯業地(2011/11/25)

今年の秋には、韓国南部の窯趾を回って見たいと考えているので、大いに参考になります。
慶州、釜山を拠点に訪ねてみたい。

これをみて、日本にもこれだけのたくさんの窯元があるのだから。全部は無理かもしれないけど、それをテーマに国内を車で旅する、ってのもありかな。

2019年には車で九州北部を旅する。
唐津→有田焼
芦屋釜の里(こちらは「窯」ではなく「釜」)
星野村 (玉露で有名)

シン・東洋陶磁〜東洋陶磁美術館

4月12 日にリニューアル・オープンした東洋陶磁美術館。(大阪市北区中之島)リニューアルしてから初めて行きました。増築部分のガラスに囲まれたエントランスが気持ち良い。

現在、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁 MOCOコレクション」開催中。
(2024.4.12〜9.29)

「シン」は、「新」「真」「心」を現す。

東洋陶磁美術館は、住友グループから寄贈された「安宅コレクション」、韓国陶磁の「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」、民藝運動の中心作家の「濱田庄司」作品が館蔵されている。東洋陶磁としての世界第一級のコレクション。

「MOCO」(もこ)。ちょっと変な発音が気になるが、the Museum of Oriental Ceramics Osakaの頭文字をとったもの。

東洋陶磁美術館と言えば、
国宝「油滴天目茶碗」(南宋時代・12〜13世紀、建窯)

ハンズオンコントローラーというシステムがあり、箱の中に手を入れ茶碗を動かすことで、画面に天目茶碗をあたかも持って上から下からぐるりと観ることができる。

国宝「飛青磁花生」(元時代・14世紀、竜泉窯)

これら二つの国宝や重要文化財として指定されている東洋陶磁が多数。

中国、朝鮮半島の青磁の色合いの移り変わりなど、一堂に鑑賞でき、歴史の変遷と合わせてとても興味深い。

またまたドイツからのお客さま

晴天で気持ちの良い春の日。
友人家族のところにドイツからお客さまが来る。
お茶の稽古に合流して、茶を一服差し上げ、昼食は点心を一緒に。

強行軍の旅行なのか、しばし3階のテラスでリラックス。

彼と彼女は初めての来日。
東京、京都、但馬(養父、江原、城崎)を訪問。
明日から沖縄に行くそうだ。

次回、夏に来たらカヌーしようと約束。
Have a good trip !

天空の茶室

昨年5月に完成した3階のリノベーション。計画をする時から「ここでお茶を」と企む。
この季節を待ってやっと実現。

名付けて「天空の茶室」

吹き抜ける春の風を感じながら円山川を臨む。

向こうには山桜。

利休忌と総会〜裏千家淡交会但馬支部

利休忌。

利休忌(りきゅうき)は、安土桃山時代の茶人である千利休(せんのりきゅう)の忌日(1591年2月28日)に、利休の門弟たちが遺徳をしのぶ行事です。

利休忌では、利休の姿を描いた軸と菜の花を飾り、利休に供えるお茶を点てて、薄茶をいただきます。菜の花を飾るのは、利休が生涯菜の花を愛したためとも、切腹の日の茶室に飾られていたためともいわれています。

表千家では、7代目如心斎が制定した「七事式」の中、「廻り花」「茶カブキ」などを行ない、互いに茶の湯の修練に励みます。

裏千家では、利休忌は3月28日で、宗家三大忌の一つです。

AIより

利休の命日は3月28日であるが、淡交会但馬支部では、前後の日曜日に総会も合わせて行う。私(裏千家淡交会但馬支部副支部長)は、総会の議長を務める。

総会前には、茶席で一服の茶をいただく。

茶室を守ろう〜県立豊岡高校

我が母校の県立豊岡高校のシンボルとも言える達徳会館。

達徳会館は、兵庫県立豊岡高等学校の敷地内にある近代化遺産です。1896年(明治29年)に建てられた擬洋風建築で、2008年に兵庫県指定文化財に登録されました。
達徳会館は、旧制豊岡尋常中学校の本館として建てられました。正門を入ってすぐ右手にあり、創設当初の校舎で現在まで残る唯一の建物です。1972年(昭和47年)の大火を免れました。
AIより

私の父母、弟、二人の息子、みんな通った高校。息子が豊高生の時は、PTA副会長、会長を連続で5年間務めたが、実は中に入ったことがない。シンボルには違いない。

達徳会館の奥にあるのが、豊高のお茶室。

戦前の豊岡女学校時代からあった茶室の一部を継承して戦後建てられた茶室。老朽化が進み、雨漏り、壁の崩れ、随所に修理必要な箇所がある。2年後の達徳会150周年に向けて、茶室の改修工事を行うことを推進する動きがある。

淡交会但馬支部としても支援し、茶道を学ぶ学生をバックアップすると同時に淡交会としても活発に利用しようと計画中です。

淡交会但馬支部の役員会

原則毎月第一日曜日の朝は、淡交会但馬支部の役員会。
幹事長以下、役員、青年部、各地区の世話役など約20名の役員が集まる。そこに、支部長と副支部長が参加する。私は副支部長として。

会議の始めに「利休百首」を読み上げ、意味を再認識する。
「利休百首」は、千利休が和歌の形を借りて残した教えと言われ、茶道の原点を学ぶことができる。実際には、後世まとめられたものと考えられる。裏千家11代 玄々斎が点前作法の種別、道具の扱いなどを書きまとめたものとされる。

茶道を現在(以前、5年ほど習う)は嗜んではいませんが、一首、一首、何かとヒントになります。

会場は、豊岡駅前のアイティ7階の市民プラザの会議室。
明るくて気持ちの良い場所。
淡交会但馬支部の初茶会、利休忌、総会などもこの市民プラザの会場を借りて行います。

芦屋の友人宅でお茶事

茶道で親しくしている妻の友人Kさんからのご招待で、お茶事に行って参りました。
芦屋市のマンションに住むKさん。
もともと茶室としても使用されていた和室を本格的にリフォームされ、そのお披露目としてご招待いただく。

ベランダに設えた蹲(つくばい)で清めてお茶室に入る。

珪藻土の壁が美しい。
色合いも素晴らしい。

懐石の席では「室内一椀清」のお軸。
懐石料理は、旬の食材を活かしながらの調理と素敵な器。
大変美味しく戴く。

お濃茶の席では、それぞれに物語のある立派なお道具。

マンションの5階ベランダから見る風景は、通常の茶室とは全く違った気分にしてくれる。

亭主とそのパートナーとのご趣味は海外旅行。
南米のペルーとボリビア国境にあるチチカカ湖に浮かぶウロス島に住む民族の絵画、中東、アフリカなどの旅の際に入手した雑器や生活道具を「見立てて」使うセンスもなかなかのもの。

心のこもった亭主の心遣いを感じる素敵なお茶事を体験しました。

我が家の初釜 2024年

我が家の初釜(1月7日)。
今日庵の初釜と重なり、一目散で京都から帰宅する。

腰掛け待合は囲炉裏。

コロナ以来、濃茶本来の回し飲みを止め、今は各服点(かくふくだて)で一人一碗で戴く様になっていることが多い。

先日の京都での茶事でヒントを得て、一碗で人数分の濃茶を練り、小ぶりな茶碗に分ける。そこで登場したのがこの片口の茶碗。この為にあったのではないけど、作者は今日の亭主の陶芸家Mさん。なかなかいいアイデアだ。

後炭。

薄茶は和気藹々と。
お干菓子も楽しく。

裏千家今日庵にて初釜(令和6年辰年/2024年)

昨年に続き、裏千家今日庵初釜に行って参りました。

初釜の「会記」(茶会の記録)。
(許可を得て撮影しています)

今年も「立礼」(りゅうれい)のお席。
最初に坐忘斎家元と今年101才になられる鵬雲斎千玄室様の新年のご挨拶で始まる。
濃茶席の亭主は坐忘斎家元。
干支にちなんでお軸は「龍虎」。

主菓子は、恒例により川端道喜の「花びら餅」。
薄茶席は、薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)。

コロナ以前は、茶席で御神酒もいただきながら食事をしました。現在は、お土産と共にお弁当をいただき持ち帰る。

簡素化する初釜。
時代の変化と共に茶会のやり様も変わっていく一つの動きかもしれない。