淡交会但馬支部役員会の冒頭は「利休百首」

毎月、裏千家但馬支部役員会の会議をします。私は、但馬支部の副支部長として出席することにしています。以前は支部長・副支部長は、「来賓」扱いということで、役員で決定したことを追認しているだけでした。

人口減少、生活様式の変化、伝統文化継承の困難さに直面しているのが、現在の日本。これは茶道の裏千家でなく、多くの団体が抱えている問題でもある。

淡交会但馬支部も隆盛だった頃の4割に、会員数も減少している。高齢化が進と同時に若い人の入会(茶道志望)が減っていることが主な原因。

「茶道」は「敷居が高い」「お金が多くかかる」「厳粛な稽古が大変」など、不明瞭なイメージがあるのではないかと推測。少しでもイメージを変えるべく、社中(茶道指導同門)間の交流、会計の明瞭化などを進言し、少しでも減少を食い止めるために数年前から、支部長と副支部長も参加することにしています。

役員会の開始は「利休百首」をみんなで声を出して読み、その意味の解説を当番を決めて行う。これが、茶道に留まらず、日常の知恵、工夫、美的センスに大いに役に立つ。

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