国際交流授業が素晴らしい

ベネズエラ大使夫人の コロンえりか(Mrs.Erika Colon)さん。
ソプラノ歌手としても活躍。

ベネズエラには世界に誇る大自然(エンジェルフォール、テーブルマウンテン)や公園・建築物があるが「音楽」も誇りにしている、とえりかさん。
カリビアン、先住民、アフリカ系、ヨーロッパ系など多民族が入り混じるベネズエラは「音楽で一つになる」ことを大切にしている。多数のオーケストラ、ミュージシャン、ホールでは多数の音楽会が催されている。

えりかさんは、ホワイトハンドコーラス(音声)を指導されている。1995年にベネズエラで誕生した芸術活動を行う合唱隊。聴覚障がい者、視覚障がい者、車いすユーザー、障がいのない子どもたちで構成されている。プレゼンで紹介された映像を観て思わず涙が込み上げてくる。

障害は「個人」にではなく「社会」にある。
日本では、障がい者は964万人(人口の約8%)
(高齢者は28%、3歳以下は2%)

中学生にも分かりやすく、寄り添うようにお話をされるえりかさん。
私にとっても、音楽の力と可能性を再認識、実感する時間でもありました。

メキシコ大使のメルバ・プリーア大使閣下(H.E.Ms.Melba Pria)。

生徒たちが座っている椅子の通路を歩きながら授業が始まる。
メキシコと日本の関係に関する質問をし、正解した生徒に小さなプレゼントを渡す。

「メキシコと日本がお友達になったのはどれぐらい前か?」(正解は約400年前)
(1609年、フィリピンからメキシコへ向かっていたスペイン船(当時メキシコはスペイン領)が千葉県沖で座礁し海岸に漂着。幕府(徳川家康)が建造した船で帰国を助けた。

「メキシコはどこにありますか?」「メキシコは何語を話す?」など、基本的なことをいろんなエピソードを交えながら回答していく。自信なそうに答える生徒には「ちゃんと私の目を見てください。目と目を合わして話すことが大切ですよ」などと、コミュニケーションの基本の指導も忘れない。

2日間の滞在でメキシコ大使が何度か口にしたのは
Nobody is higher than everybody.

スウェーデン大使夫人は、音楽の先生でもあり、東京のライブハウスでも歌うジャズシンガー。ガーナ大使は、習いたての日本語でプレゼンにチャレンジ。ゆっくりとした説明で返ってガーナの国がよく理解できました。

今回、大使・大使夫人をお迎えした私たちおんぷの祭典の実行委員や行政(市役所、県民局)にも、示唆に富む言葉。マナーは大切だけど本質を忘れてはいけない、と学ぶことも多い大使・大使夫人との2日間でした。

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