『ビジョンとともに働くということ」山口周×中川淳

投資はかなりの額が必要になるんです。しかし、儲からない工芸の世界で誰がそれをやるのか。実現はなかなか難しいですよね。そこで思いついたのが、「産業観光」というアイデアでした。垂直統合だけでは投資に見合うリターンがえられないので、プラス・アルファの要素として「観光」を持ち込む、というものです。
ビジョンとともに働くということ』山口周×中川淳
「産業観光と垂直統合が産地の生きる道」 p 217

ここの「垂直統合」とは、様々な製造工程を別々の会社がやっていると、どこかひとつの工程の会社が潰れると製品が造れなくなるので、ひとつの会社で内製化してしまう、という意味。かつてバブル崩壊後の1990年代、外部委託、ファブレス(工場を持たないメーカー)と言った、自社の資産(固定費)を下げて、総資産利益率を上げよう、と言った経営がもてはやされた時代もあった。私もその方針の基に経営を行なった時期もある。

しかし、時代はより変化を加速し、不安定、不確実、予測不能の時代になり、サプライチェーンの崩壊リスクも高まる。自社のアイデア、ブランド構築が優先する時代が到来したと言える。

今やブランドの構築には、自社の経営理念、ビジョンはもちろんのこと、その地域、自然環境、歴史、風土を巻き込んだコンセプトがとても重要になっている。それこそがこれからの「観光」にもとても重要な要素となる。

ビジョン(こうありたい)を追求しなければならない。

みんな集まるのは久しぶり

開会挨拶。代表幹事の吉井満隆氏(バンドー化学株式会社 社長)

神戸経済同友会の幹事会に出席。2月を最後に中止かオンラインで行われていたが、今回はANAクラウンプラザホテル神戸にて開催。

コロナの緊急自粛要請は解除されたものの、会場は、1テーブルに1人掛けと2人掛けのセッティングを交互に設え、参加者は全員マスク。

会員移動の承認後は「会員講話」。今日は川崎重工業(株)の富田健司氏(取締役、元副社長)。今季より神戸経済同友会の代表幹事に就任。

会場となった「ANAクラウンプラザホテル神戸」のロビー。今回の幹事会出席は自粛要請解除後の神戸の様子を見たい、という目的もあった。ホテルはまだまだひっそり。旅行者、仕事の出張などまだまだ再開せずと言ったところか。

その後、三ノ宮のセンター街を歩いてみる。
結構多くの人が行き交い、買い物客も多い。自粛の反響か。

青山ショールーム再開

私自身は、豊岡を離れず仕事とプライベートを両立させていました。東京のショールームは休業を解き、いよいよ再開。東京スタッフから写真が送られてきました。

5月27日に再開。東京都のコロナ感染予防自粛要請の解除によるところです。各社、各店まだ試運転の段階で、フルオープンといかないのが現状。「3つの密」を回避しながらの再開となりました。

当分の間、開店時間11:00〜18:00、予約制となります。
(早速、予約も入り、マスクしながら接客させていただきました)

ショールームのある新青山ツインビルの中庭。いつもはランチしたり、休憩する人たちでいっぱいですが、それぞれ距離を開けながらひっそりと。ここもソーシャル・ディスタンス。

青山一丁目交差点。自粛要請期間が開け、人の往来が少し増えてきた様子。

コロナ渦の経営方針大会

コロナ感染対策のため、社員間の間隔をとり、窓を開け、マスクをする。

5月より会社の新年度が始まりました。いつもは、全社員が一堂に解して経営方針大会を行うが、今年度は4つのグループに分けて、3日間かけて開催。

「アフターコロナ」「ウィズコロナ」と呼ばれる、コロナ後の世界を想定して、我が社はどのような経営をしていくのか、そのビジョンと戦略を共有しました。

ZoomがBoom

コロナ後の「新しい生活様式」の一端。

自宅書斎で、予定されていた経営者倶楽部の例会に参加。
本社会議室で、本来東京で参加してであろうセミナーを受講。

Zoomが当たり前の生活が始まっている。
あちらでもこちらでも。
ZoomがBoom!

服を届けるハンガー老舗3代目の挑戦〜Amazonブログ

Amazonブログにて紹介いただきました。

「2019年10月13日 日曜日」
「人気のストーリー No.1」

タイトルは「福を届けるハンガー老舗3代目の挑戦」

ご覧ください。  

7月のAmazon Prime Dayでは大好評をいただきました。
多くの人にNAKATA HANGERを愛用いただき、感謝いたします。
さらに、喜びを、満足を、福をお届けできるように頑張ります。

創業者 中田敏雄

私の父 敏雄。(おそらく昭和30年代初めの写真)

1代目と3代目とクローズアップされ、このインタビュー記事では、
どうも2代目の存在感が薄いぞ。
創業73年の歴史の中で、苦労と喜びとが混じり合う。

インタビューの最後のスリーショットには、少しショック。
自分が少し縮んだみたい。(^ ^;;

Amazon Prime DayとNAKATA HANGER

週刊ダイアモンド(9/28号)。
特集「アマゾンジャパン〜20年目の破壊と創造」のトップ記事として、
NAKATA HANGERが紹介されました。

7/15〜16日の2日間(48時間)開催された世界同時開催の「Amazon Prime Day」で大きな反響があったことが記事になりました。「48時間で前年同月比で3倍の売上」という驚異的な販売実績を残すことができました。

これは今年度は、アマゾンジャパンが「世界に通用する地方企業」にスポットをあてるという戦略の中で、NAKATA HANGER(中田工芸)を指名していただいたことも大きなインパクトがありました。アマゾンジャパンの担当部長との共同記者会見も行い、大々的にアピールしていたことも功を奏した。

一方、「破壊」という部分では、アメリカでは、この3年間で1万店減、〜2026年までに、さらに75000店舗が閉店するとの予測」(日経新聞、9/23)がでている。いわゆるアマゾン・エフェクトである。アメリカの後追いをする日本市場の数年後を暗示している。いや、5年後には日本の小売・流通市場の風景はすっかりと変わっている、と認識していることが大切だと思う。

友人とゴルフと神鍋高原

TBAという会がある。Tajima Business Associationのつもりだが、どうもTGAと言った方が当てはまる今日である。G=Golfのこと。結成して、もう15年ぐらいは経つだろうか。不定期ではあるが、ゴルフとその夜の交流。みんな経営者なので、事業の近況報告や経済情勢、地域のことなど、情報交換をする貴重で楽しい時間。

今回は私が幹事役。
地元で、理事もさせていただいている「大岡ゴルフ倶楽部」でプレー。
夜の交流会は「神鍋山荘 和楽(わらく)」

今回は神鍋高原にこだわる。

城崎温泉は順調にインバウンドが増え、滞在型のリゾートの要望が多くなっている。ここ神鍋高原でのアクティビティとドッキングするのも大いにあり。また、来年から始まる「豊岡演劇祭」の舞台(野外劇場など)として神鍋高原の魅力はさらに拡大するだろう。もっとみんなに知ってもらいたい、そして神鍋の観光関連の方達との連携を深めて行きたいとの思いから。

「感即動」〜月初めは全体朝礼から

毎月の最初の日は、ハンガーを生産している岩中工場に全社員が集合して全体朝礼から始まる。朝礼前は全員揃ってラジオ体操。本社と岩中工場の社員が入り混じって、朝のウォーミングアップ。

社長、営業、生産の部課長の話に続き、各部署の活動報告として、一般社員も毎回一人ずつ発表する。今回は「5S」担当のN君。「感即動」と印刷した用紙を持ってプレゼン。

「感即動」は論語にある言葉。感動の語源と言われる。「感じたらすぐに動く」「感じさせたら人は動く」ということを力説。社員から真剣に発せられる言葉にこちらが発奮する。今月も会社にとって、社員にとって、充実した月でありますように。

心を込めて〜65期経営方針大会

令和と共に、我が社の65期がスタートした。まずは、恒例の全社員集合して「経営方針大会」を開催。

64期の結果報告を簡単に済ませ、今回は、数字目標も大切ですが、これからの会社ビジョンに力点を入れて発表。

営業部の発表。アパレル・ホテルなどの「業務用ハンガー」を扱う課、「NAKATA HANGER」を扱う課、新商品や輸出入に関する課、の3つの課に別れて、お互いに連携しながらやっていきます。

NAKATA HANGERは「ふくをかける」ハンガーとして、たくさんの人々にギフトとしても喜ばれています。

父の日、母の日、誕生日、結婚式、創立記念、卒業記念など、大切な人との出会いや別れ、お祝いに思いを込めた贈り物として。

世の中「働き方改革」ですが、ここでは「休み方改革」。

我が社では現在、産休、育休、そして育休語の職場復帰などが相次いで活気があります。さらに有給休暇のさらなる取得を目指して、職場の改善・コミュニケーションを図っていきます。

64期も、多くのお客様にハンガーをお届けすることができ、無事に終了しました。これも社員の地道で着実な「ものづくり」との取り組みがあればこそ。私からの社員へのメッセージは「心を込める」。全ての思考、動作、作業・業務に「心を込める」こと。それが仕事になる、と。