iMacの新しい場所

私の書斎で使用していたiMacが、新天地で活躍している。
東京青山のNAKATA HANGERのショールームで画像と音楽を自動再生している。

昨年来、自宅のiMacの調子がどうもおかしい。あれこれ試みた挙句、新しいiMacに切り替える。長く使っていると愛着も湧いて、何度かブロブの記事にもしました。

どうも調子がおかしい(2023/04/07)
iMacからiMacへ(2024/01/16)
捨てられない画面(2024/02/01)

ショールームのテーブル。
2007年のショールームオープン以来、このテーブルで来店されたお客様の応対をさせていただいている。脇にiMac。商談に応じてホームページを開いて説明したり、他の情報を取ったり。

開店から閉店まで、自動的にハンガーや会社内外の光景を映し出す。音楽はオープン時に私が編集したプレイリストからジャズが静かに流れる。

今回のiMacは3代目。(私が使ってきたiMacがショールームで役に立っているのが嬉しい)

ショールームは、新青山ツインビルの西館1階にある。
現在、東館との間にある広場の改修工事が行われている。
三菱地所の所有・管理するビルなので、メンテナンスを怠らないのは流石だ。
NAKATA HANGERにとってベストロケーション。
ここに来ると、入居しあ経緯などを思い出し、感謝の気持ちが湧いてくる。

特別なジャズライブ 〜B-flat(赤坂)

今夜は、東京赤坂のライブハウス「B-flat」。

スウェーデン大使夫人のAnna Högberg(アンナ・ヘーグベリ)さんのジャズライブ。

5月末に「大使・大使夫人合唱団」として豊岡に来られ、2つの中学校で訪問授業をし、お茶会歓迎レセプションなどを企画し、ご一緒させていただいた。その折に、東京でジャズ・シンガーとしてライブもしているとお聞きし、その後、お誘いのメールをいただき今夜となりました。

中学校でのスウェーデンを紹介する授業を見学。母国では音楽の教師でもあるアンナさんは、スウェーデンの民謡や伝達手段としてのヴォイスを披露しながら、自国を紹介される素晴らしい授業でした。

この夜は客席にいるご家族もステージに呼んでコラボ。
娘さんはバークレー音楽院を卒業してシンガーを目指している。
夫のスウェーデン大使もステージに上がる。コーラスグループで知り合って結婚したというエピソードも披露しながら、流石のデュエットでした。

残念ながら、今月で駐日大使の任務を終えて帰国されるとのこと。
ライブ後は、記念に一緒に写真撮ったり、再会を祈念してお別れしました。

ライブハウスB-flatのすぐ近くのホテルに泊まるので、余韻を楽しみながらカクテルで締めくくる赤坂の楽しい夜となりました。

おんぷの祭典〜10年節目のご挨拶

「ああ、11年前にアポなしで訪問したのが懐かしい」。
東京・千駄ヶ谷にある日本ヴァイオリンの工房。

今回は、2014年に始まった「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」(おんぷの祭典)が無事に10回を終え、音楽祭プロデューサーの中澤宗幸さん、ヴァイオリニストの中澤きみ子さんに感謝の意を伝える訪問。

西上豊岡市副市長より中澤夫妻に感謝のタテを贈呈

すべては中澤宗幸さんとの出会いから始まりました。

中澤氏は但馬出身(朝来市)、ヴァイオリン・ドクターとして世界の一流弦楽器奏者から絶大な信頼を得て楽器の修復・製作をされている。中澤夫妻はこれまで音楽祭をプロデュース、きみ子さんは演奏と国内外で活躍されてきました。

アンサンブル・ウィーン東京の弦楽四重奏楽団を中心に、豊岡市の小中学校訪問、街角、ホールでコンサートを開催。この10年でクラシック音楽ファンも確実に増え、音楽祭を楽しみに待つ市民もたくさんいらっしゃることを実感するところまで音楽祭も定着してきたと感じる。

訪問後は、新宿に出て(日本ヴァイオリンからは徒歩ですぐ)夕食会。
実行委員長を務めた岡本慎二さん、副実行委員長の卯野敦子さん、豊岡市役所からは西上副市長、観光文化部の米田部長と私(写真撮ってます)で、中澤夫妻に感謝の乾杯!

あっという間の10年間を思い出しながら会話は進む。お酒が進むとだんだんと「実はね、、、」などと普段しない話題も出て、10年間のお付き合いの濃さと大切さを感じる。

もちろん、10年経って終わりではない。これからも続く豊岡市音楽祭。
2027年には新市民ホールも竣工する予定。プロデューサーは碓井俊樹さん。ピアニストであり、世界を飛び回り演奏。国内外の音楽家同士のネットワークも広い。

益々、もっと多くの人たちに面白くて、為になって、楽しい音楽祭にしていきたい。どうぞ、また中澤宗幸さんも中澤きみ子さんもご招待しますので、お元気で活動を続けてくださることを祈っています。

雨に濡れるホタルブクロ〜梅雨明けは?

梅雨入りが遅いと梅雨明けも遅いとはならない、と先日の天気予報士が言っていた。
実際に、週間予報を見るともう数日で傘マークも消える。

ホタルブクロは6月のホタルが飛ぶ頃からずっと咲いている。
広場の隅っこで、ちょこっと咲いている。
もう少し普段見えるところに移植(株分け?)して、来年のこの時期を楽しめるようにしよう。

本社ビルに寄り添うカシの木

江原駅東口前にある本社。
玄関を挟んで、西側と北側の狭い花壇に植えたカシの木。
特に北側(玄関左側)のカシの木は全面ガラスの壁を通してオフィス内から見える。
直接日差しは入らず、デスクから青空が透けて見えたり、時々野鳥がとまったり。

西側のカシの木は、西陽が差し込むのを適度に抑えてくれる。

2年に一度ぐらいの頻度で伸びた枝の剪定をする。

1985年に竣工した本社ビルも、来年で築40年となる。
カシの木もずっと元気に育ってくれて、益々愛着が湧いてくる。


“Crazy Camel”  大駱駝艦・天賦典式

見るからに大駱駝艦ですね。

ヴィヴァルディの「四季」にのせて、二人の女学生と一人の男子学生の春の目覚めの景色と、その内面を金粉男女が表現する。(略)
老若男女が淡い恋心を抱いた日々を想い出し、、、

「クレイジーキャメル」プログラム 麿赤兒挨拶文より

昔、学生時代のアングラ劇団、小劇場華やかりし頃、役者さんがお金稼ぎで「金粉ショー」で全国の歓楽街、温泉街を訪ね歩いた、と言った話をよく聞いた。特に唐十郎の赤テントは有名な話だ。

それはともかくとして、今回の「クレイジーキャメル」の舞台は、ストーリーもシンプルで整然としていて(舞踏として珍しく)爽やかな気分で鑑賞。
なんかやる気というか、元気というか、体内リズムというか、好回転し始める。

会場は神戸文化ホール(中ホール)。
ホール天井に吊るしてある「大駱駝艦」の幟が雰囲気を盛り上げる。「天賦典式」は「この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とする」と麿さんが名付けた大駱駝艦の舞踏様式。

舞台が終わってロビーに登場された麿赤兒さん。麿さんは1943年生まれの81歳。白塗りで女装だが、その異様さよりも舞台でのしなやかなしぐさ、柔らかい動きに見惚れる。土方巽などど同様、若い時にダンスを学んだことが「舞踏」という世界にも生きているのだろうか。
西洋の身体感覚、美学に違和感を覚え、たどり着いた日本人の身体感覚、身体美、身体表現が舞踏。

金粉を落として少し遅れて田村一行さんもロビーへ。
昨年5月の但馬コネクションでゲストとしてお話を聞いたり、今年2月の豊岡市民プラザでの公演後に、麿さん、田村さんと一緒に写真を撮らせてもらったり。
学生時代によく観劇していた「舞踏」が、再び私の中に戻ってきました。

鳥取で、ミシュランで、中古車販売屋さんで、ラーメン?

車で鳥取出張の途中、ランチで立ち寄ったラーメン屋さん。
助手席で同行する社員がスマホで検索。
中古車販売店で、ラーメンで、ミシュラン掲載で、と訳がわからない。
じゃあ、行ってみようと。

注文したのは「極み塩」。
これでもか、とラーメンの極意が書いてある。

ベーススープ:鳥取県産の鶏。イワシ煮干し、昆布、あさり、しじみ
天然塩:極み塩。藻塩、海塩、岩塩をさらに焼き塩加工する
醤油:無添加醤油「人生で一度は使いたい醤油」の説明
味玉子:国内産海塩ベールのタレ、濃厚なコク
鶏ハム:鳥取県産鶏のムネ肉、醤油ベースで低音域で仕上げる

などなど。

出てくるまでに満腹感をいっぱいになるが、さて、実際のお味は。

しっかりとした塩味に、複雑な奥深い味が潜むスープ。麺は太めで柔らかい。少し小さめの器(こちらもこだわりの器)なのだが、濃い目の味なので量的にはちょうど良いと言えよう。

訪問予定時間までに少し余裕があったので、店主さんに感想を述べる。すると奥から秘蔵のスープの元をおチョコに入れて出していただく。

「東京からですか?」と聞かれたので「いいえ、兵庫県豊岡からですよ」と返答。
遠方からの来店客に慣れていらっしゃるよう。
自宅の戻り、ネットで検索してみると、確かに「ラーメンの有名店」。
店の構えもそのまま中古車販売の看板がそのまま。

誠にユニークなお店でランチ。
満足して午後の仕事に向かいました。

ホット・エアー・コーポレーション
鳥取県鳥取市気高町浜村6-1
tel : 0857-82-6181
定休日:火曜日

鳥取県の木工会社視察

木製ハンガーがメインなのですが、その関連製品として轆轤(ろくろ)技術やNCを使って削る部品など、我が社で全て製作することはできない。現在、会社近隣で4社の木工会社に協力していただきながら生産体制を組んでいる。

が、それぞれ職人の高齢化、機械の更新、発注数増減など、不確実、不安定な課題を抱えているのが現状。そこで、色々と情報を集めて、新たに木工関連企業、金属加工企業、その他材料・資材の取り扱い企業など、新たなネットワークを構築する必要がある。

今回は鳥取県の木工会社を訪問し、工場の見学をさせていただく。社長と面談する中で、なんと40数年前に我が社と取引をしていたことが判明。(私は駆け出しの頃、言われてみればなんとなく記憶がある)。

この会社のメインの製品はグランドゴルフのクラブ。大手スポーツメーカーからの注文で、間違いなく日本最大のシェアでしょう。塗装技術も素晴らしい。

お互いの現状のニーズ、可能性を確認しながら、なんとか前向きに話を進めていこうと確認。

ワイン試飲会 at シェアハウス江原101

シェアハウス「江原101」でのワイン試飲会(本番前の予行演習も兼ねて)に呼んでいただきました。ソムリエは、江原101の住民である若井歩くん。芸術文化観光専門職大学(CAT)の4年生。就職は某大手ワイン販売会社に内定。

シェアハウスの学生はみんな大学でも活発に学び、地域とも積極的に交わり、そして自分のやりたい道に進んでいく姿を見て、我が事のように(「我が子と」と書きたいぐらい)嬉しい。

フランス・アルザスのワインを中心に試飲。若井くんの解説も思っていたよりも(失礼>若井くん)なかなかしっかりしている。(こちらは飲む方は超ベテランなので)

写真に写っているのは「岩の原葡萄園」(新潟県上越市)の酸化防止剤無添加の白ワイン。彼の故郷のワインも紹介するところがまた偉いですね。

試飲会と言っても、床に座って、ベンチをテーブル代わりに使って、シェアハウスのお皿とグラスを使っての和気藹々試飲会。

CAT教授のY先生もお招きしている。私は初対面ですが、お話をしていると海外経験も豊富で世界史でお話が弾む。まさかオスマン帝国、中国朝鮮の歴史、それを題材にした中国ドラマで大盛り上がり。(私はドラマは観ていないけど妻は大ファン)。

試飲会の後半では、サプライズで私の誕生日(7/6)のお祝いもしてもらいびっくり。今夜は参加していないけど、同じくシェアハウス江原101住人の学生Mちゃんの手作りケーキ。

それに、CATのY教授からもご自身の著書『「アート」を知ると「世界」が読める』を誕生プレゼントにいただくことに。ありがとうございます。ぜひ、読ませてもらいます。

この日は偶然にも(ケーキを見て思い出す)、私たちの結婚記念日。
なんか幸せな試飲会となりました。

たこ焼きとお菓子でウィーンの友人たちと交流だ

「この夏、ウィーンから友人が訪ねてくるから、たこ焼きパーティお誘いしますね」
と、友人Iさんから声をかけていただいていたその日がやってきました。

友人宅にやってきた家族は全員が音楽家。小さい女の子さんもいるよ、と聞いていたのでこちらも孫を連れてお邪魔する。

ビールで乾杯。目の前で焼いたたこ焼きはあっという間にお腹の中に。

大人は友人Iさんのお料理をいただきながらビール。
子どもたちは隣の部屋でおもちゃで遊んだり、追いかけっこしたり。
デザートのお菓子が出ると子どもたちも静かにテーブルへやってくる。

ウィーンからのお客様は、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者ヘーデンボルク・直樹さん。奥様と2人の娘さんとご両親と一緒に豊岡へ。

今回招待していただいた友人の紹介で、いつかお会いしたいなと思っていたことが今夜実現しました。初対面なのにフレンドリーで和やかに会話が進む。直樹さんからは豊岡の音楽祭「おんぷの祭典」の始まった経緯や参加する演奏家などの質問がでてお話をする。中澤宗幸さんのことも当然ながらご存知。

ウィーンフィルと言えば、直樹さんと同じくチェロのシュテファン(シュテファン・ガルトマイヤー)」とは旧知のお友達。ウィーンに行った時には楽しい時間を過ごす。当然ながら直樹さんはシュテファンと同僚なので、豊岡の私たちのことを知っていてくれた。

音楽を介してご縁がどんどん繋がっていく。
また、これからが楽しみになってきました。
いつかお兄さん(和樹さん・ヴァイオリン)や弟さん(洋さん・ピアノ)にもお会できたら最高です。

これからもよろしく! >直樹さん