薪ストーブ〜今シーズンは遅めのスタート

今年の晩秋は比較的暖かい日が続いた。
10月から自宅の工事が進行中ということもあって、薪ストーブの「始球式」は12月に入ってからになった。

今シーズンの「第一灯」は、孫Kにしてもらおう。ハンガーの端材なので、ほんのちょっとの着火剤で簡単に火が付く。

ガラス戸とガラス屋根。
晴れた日は日差しがいっぱいなので、さらに心地よい。

感謝感激〜左官の久住章さん再訪

今月初めの訪問から再び、左官の久住章さんのご自宅を訪ねる。用件は後ほど書くとして、木々の中に建つ久住邸の美しい土壁とその佇まいには、訪れる度に、惚れ惚れする。

広〜い庭。庭というより森と言った方が良さそうだ。落葉広葉樹の木々は葉を落とし、地面は落ち葉の絨毯。

庭(森)の中に、ご自宅、左官道具の詰まった作業場、倉庫などが点在する。すべて美しい曲面でデザイン設計された土壁。

さて今回の用件は、お風呂の相談。

現在、自宅の改築プロジェクトが進行中。浴室の設備に大きな変更が生じ、プランそのものを見直ししなければならなくなった。技術的に、建物の構造的に、可能かどうか、重大な決断が必要になる。そこで咄嗟に「ここは久住さんに訊ねてみよう」と思い連絡し、この度の訪問となった。恐れ多くも「日本一の左官屋久住さん」に即答快諾を得て、これ以上ない感謝感激です。

プランは土、モルタル、タイルを使用するので、空間、総重量、防水、作業そのものの手順、など相談は根本的なものばかり。

改築の設計を依頼している建築家(ガラージュ)、実際に作業していただく地元の左官職人、水道配管屋さんにも帯同してもらう。関係者最強のメンバーで久住さんのアドバイスを受けることができて最良の一日となる。

書斎に差し込む夕陽

何かわかりますか? 時計の針は4時30分。
書斎の板壁に差し込む夕陽。もともと赤身の杉の板でできている書斎の壁に、紅く染まった夕陽が注ぎ込む。ケヤキの葉が風で揺ぎキラキラ輝く。

夕陽が西へ沈むにつれて、差し込む夕陽は部屋の奥へと移動していく。
晩秋の夕方、書斎に現れる素敵な瞬間。

土壁を剥がす〜築30年経って

自宅3階の土壁。荒塗りの壁は30年の風雨に晒され、少しずつ飛ばされ、流されているが、返って、そのことに愛着が湧く。ともに30年を過ごしたんだな、と。

今回、3階の改築のメインテーマの一つにベランダにガラスの庇を架ける工事を行うことにした。墨を入れたところをカットして、土を剥がし、中にあるだろう(?)梁に加工を施す。

解体業社さんが楔を打ち込む、緊張の一瞬。心臓を撃ち抜かれる気持ちで見守る。

いつも眺めてきた土壁の土を剥がす作業が終わる。図面通り、太い梁を剥き出しにすることができた。土壁の厚みは、想像していたよりもさらに厚く70ミリ以上ある。この厚みが外部の寒暖を防いでくれていたんだな、と感慨深い。

さて、次の段階へ進もう。

ガラスの天井〜空を見上げる

じ〜っと空を見上げているのが好きだ。
だから天井の一部をガラスにする。

象設計集団には「7つの原則」がある。
「1.場所を表現する」→進明寺(しんめいじ)山を取り込んだ借景。
「5.自然を受け止め、自然を楽しむ」→陽光をいっぱい入れる。空を眺める。2階の庭。
「6.あいまいもこ」→家の内と外を繋げる。外のような内のような空間。

聳える柱の向こうに空。

光の戯れ(続編)

午後4時半。
花の横、壁が折り曲がると、光が走る。

直射日光が届かない奥の土壁にも、この時ばかりは陽が差し込む。
この季節、この時間限定の光の戯れ。

3階改装プロジェクトの前に

築30年を記念して集いの余韻も残るなか、3階改装プロジェクトを開始する。30年間、毎日過ごした空間を記録に残す。

細く斜めに組んだ枠は、大きな樹木の上部の枝を表す。

屋根の穴は、1階フロアまで陽光が落ちる仕掛けになっている。

象設計集団の【7つの原則】の「4.五感に訴える」「5.自然を受け止め、自然を楽しむ」「6.あいまいもこ」の原則に則っている。陽光が注ぎ込み、季節を楽しみ、外なのか内なのかわからない心地よさを感じる。

新たな機能を持った空間を造るプロジェクトを開始する。

快晴の朝の建築談義

30周年記念の感謝の集いを終え、今朝も快晴で気持ちのいい朝。東京から来ていただいた象設計集団の富田玲子さん松井晴子さん(「住」に関する取材執筆)と昨夜のパーティを振り返りながらの朝食。

松井さんとは、富田玲子さんの著書『小さな建築』の取材のために我が家にお越しになって以来のお付き合い。建築、特に住宅に対する評論は定評がある。多くの建築家に取材し、交流のある松井さんの建築に対する評価はなかなか厳しいが、とても参考になり、大いに刺激を受ける。こんなお話ができるのもドーモ・キニャーナのお陰です。