クチナシ〜梅雨に咲く

クチナシ(アカネ科)
濃厚な香りが梅雨に漂う。だが、古代の人々の関心は香りではなかった。司馬遷は『史記』の「貨殖列伝」で、千石の実は千戸の領主に等適する、と述べる。薬や黄色い染料に使われた。漢名の梔子は果実を酒器の梔に見立てた名。和名は果実にある突起を嘴と見たクチハシからの転訛か。一重は六弁が多い。
『花おりおり』 湯浅浩司・著

ウォーキングコースで気になっていた白い花。

ナツツバキ(沙羅)でもないし、でも何かツバキ科の花だろう、と家に帰り植物図鑑と睨めっこしても、どうも決め手がない。

妻は詳しいので、ウォーキングに誘って「これ何?」と訊ねると、すぐさま「クチナシよ」と。

一重と八重があるようだが、これは「オオヤエクチナシ」だろうか。

雲いろいろ

ウォーキングの楽しみの一つは雲。歩き始めに見た雲が風に流され変化していく。太陽が隠れたり、現れたり。

低くたなびく雲。
高く細かく広がる雲。
黒く重く漂う雲。

季節の移り変わりをいちばん感じるのは、雲かも知れない。

天然シザーハンズではないけれど〜ウォーキングの楽しみ

東京出張、松江行き、山陰海岸ジオパーク巡り、そして午後の雨模様などの理由で久しぶりのウォーキングコース。

この間に、すっかり緑が深くなる。
木々には蔦が絡まり、梅雨の高湿度が緑をより濃くしている。

狐のシッポのような。
大蛇がトグロを巻いているような。
うしろ脚で立って、何頭かの獣が戦っているような。

いろんな想像を逞しく歩く。
ウォーキングには自分だけの楽しみが大切。(^_^)v

キショウブ〜原産地はヨーロッパの湿地

キショウブ(アヤメ科)
アヤメやハナショウブに似るが黄花が鮮烈。日本各地の水湿地に生えるが、元はヨーロッパに自生。明治に渡来し、日本の同類に欠く花色で受け入れられた。その黄色を導入しようとハナショウブを母親にした交配はことごとく失敗。その逆の交配で、やっと大杉隆一氏が「愛知の輝」を作出した。
『花おりおり その二』湯浅浩史・著

植村直己記念スポーツ公園

もう一つのウォーキングコース、植村直己記念スポーツ公園のジョギングコースの脇にある池。植村直己冒険館のちょうど裏側辺りにある。

季節の移り変わりがはっきりと感じられるところがとても気持ち良い。

代々木公園〜東京ウォーキングコース

三宮橋門横のスロープ

久しぶりの東京・代々木公園ウォーキング。

2016年3月までは早朝ウォーキングが日課だったので、東京滞在中は、毎日この代々木公園にやってきた。今は午後ウォーキングなので、その日の予定で必ずしも代々木公園ではない。

「三宮橋門」横の斜めスロープを上がって行くところがスタート。大きなケヤキの木が迎えてくれる。

公園内は、外周り、内周り、自転車専用路など、いくつもバリエーションがあって、それぞれのお気に入りのコースを周回する。

グループでジョギングしている人たち、黙々と自転車を走らす人、犬の散歩の人、お互いに気にならずに思い思いのスタイルで過ごせるだけのスケールが気持ちいい。

参宮橋門から入場し、ちょうど芝生広場の反対側にある池。
この木の柵に掴まってストレッチをする。

代々木公園内のドッグラン広場

朝のドッグラン広場は、犬好き仲間の社交場のようでもある。

自然の森林、川、海も良いが、生活の場として、こんな広場があるのもなかなかいいもんです。

コバンソウ〜明治時代にヨーロッパからやってきた

コバンソウ(イネ科)
イネ科の花は一般に地味。その中で、本種は目を引く。小さいながら小穂は丸くて少し膨らんだ扁平。熟すと黄褐色になり、小判の名がつけられた。細い柄でぶら下がる小穂は風に揺れ、成熟したのを振ると、かすかに乾いた音をたてる。明治中頃に観賞用にヨーロッパからもたらされ、逸出帰化。
『花おりおり その三』 湯浅浩史・著

咲くときは怖いほど一斉に。

観賞用にヨーロッパから来たというのは、意外だ。
イネ科ということもあり、日本の昔からの風景に似合っているように思うのだが。

夕暮れウォーキング

大岡山に落ちる夕陽、2羽のカモ

このウォーキングコースの一番のご褒美は山に落ちる夕陽。
春夏秋冬、それぞれに全く異なった情景をつくりだす。

田植えが進む田んぼ。
この時期、この時間、の光景が最高だ。

一刻一刻表情を変える。
「田毎の月」ならぬ「田毎の夕陽」かな。

ノアザミ〜思わず歩きとめる鮮やかな紫

ノアザミ(キク科)
全国の山野で、何かしらのアザミに出会う。その中で最もふつうの種がノアザミ。花期も長く、春から夏に咲く。萼片のような総苞片は粘り、反り返らない。花にはドラマがある。雄しべが先熟し、先端に虫が触れると、縮み、花筒から花粉があふれでる。この現象は田中肇氏が1965年に観察発表した。
『花おりおり その二』 湯浅浩史・著

私のウォーキング・コースは四季の植物の変遷も楽しみの一つだ。円山川を背景に紫鮮やかなアザミは特別の目立つ存在だ。

My Walking Course in Spring

マイ・ウォーキング・コース。

円山川の流れが気持ちいい。
両岸の緑も一段と濃くなってきた。

桜は散り、新緑が眩しい。
青空と山の稜線にいつも心洗われる。

桜蕾ふくらむ夕暮れが美しい

このウォーキング・コースを気に入っている理由のひとつは、この夕陽。あと5分でゴールに到達する地点で見るのは夕陽。

季節を選ばずこのラストスパーとの夕暮れは美しい。この景色を楽しむために歩いていると言っても過言ではないぐらい。

右の丸い稜線は大岡山。その左に奥神鍋から蘇武岳に続く稜線が美しい。

夕陽をバックに桜の蕾が膨らむ。