第14回永楽館歌舞伎 始まる

待ちに待った永楽館歌舞伎が始まる。
今年は、歌舞伎が初めての友人夫妻とちょくちょくご一緒する友人Bさんの5人で観劇。
妻と友人Bさんは着物。永楽館歌舞伎にぴったりだ。第2回目から毎回観ているが、特に今年は着物姿のお客さんが多いように思う。歌舞伎を楽しみむ習慣が定着してきたのでしょうか。

演目は
「奥州安達原 袖萩祭文」
「お目見得 口上」 (永楽館歌舞伎人気の口上)
「高 坏」

俳優は
片岡愛之助、中村壱太郎、中村歌之助、片岡千壽、市川九團次、片岡孝太郎ら

「袖萩祭文」では、壱太郎演じる貞任妻袖萩の熱演が印象的。
雪が降りしきる中、御殿に盲目の袖萩が娘を連れて訪ねるが、勘当の身のために門前払い。三味線を弾き親不孝を詫びるが寒さで倒れてしまう。。。。。。
なかなか泣かせる場面。

第1回目の永楽館歌舞伎では、壱太郎さんはまだ高校生だったのに、今や堂に入る演技に感動。

「高坏」では、愛之助さんが下駄を履いてタップダンスが見もの。昭和8年に初演され、作者は宝塚少女歌劇で和物の歌劇を手がけていた久松一声氏。宝塚だからこその劇でしょう。

夕方に始まった夜の部も、終わると辺りは真っ暗。
余韻に浸りながら家路につく観客はゆっくりとした足取り。

愛之助さんも口上で「出石は第二のふるさと」と毎回おっしゃっている。これまでも新作を始め、愛之助さんにとって初めて挑戦する演目など、「本気で」永楽館を大切にされているのが伝わってくる。なんとか、今後もずっと続く永楽館歌舞伎にしていきたいものです。

一夜明けると快晴

昨日の大雨も一夜明けるとこの快晴!
恒例(毎年11月3日)の大岡ゴルフ倶楽部の理事会。

ふわふわ白い飛行船だ。

青空と雲のコラボレーションが印象に残る1日。

大学授業で興奮〜もう一度大学で学びたい

芸術文化観光専門職大学へ行く。元々は、但馬コネクションの打ち合わせで出向いたのですが、ちょうど2年前にお会いしたフォークトさんが来訪されていて、授業を受けることになりました。

マティアス・フォークトさんは、ドイツ・ザクセン州のゲルリッツ大学教授。2年前に但馬3市2町の観光資源の調査を行い、文化政策やアートマネージメントの視点で提言する目的で滞在。

前回お会いした時は、ちょうどシェアハウス「江原101」のオープン前。工事の途中で見学していただきアドバイスをいただいた。「学生の望むことは?」「家賃は?」など、ドイツと比較しつつ双方の若者事情を話したのを思い出す。

今日は、山中教授の授業「世界を知る」で特別講義。(お許しを得て出席させていただく)
冷戦時代からベルリンの壁崩壊までのドイツの近現代史がテーマ。東西ドイツをイメージして、その経済成長、富の偏在、個人の幸福感など、質問形式で学生に「どっち?」とグループ討論を求める。(正解はない)

「11月9日は近代ドイツの運命の日」を知る。20世紀ドイツの歴史上、重要なことが11月9日に起こっている。
・ドイツ革命による君主制の終焉
・ナチスによるミュンヘン一揆
・ドイツ各地で一斉に反ユダヤ主義によるユダヤ人襲撃事件
・ベルリンの壁崩壊のきっかけとなった記者会見

ベルリンの壁の記者会見は、私もリアルタイムで映像を見ました。こんな形で(まだ生まれていなかった)若者たちと共に歴史を学ぶことに、若干興奮を覚えました。

もう一度、こんな大学の授業を受けたいなあ、と強く思う。

フォークトさん、山中先生に感謝。

創立80周年のお祝い〜裏千家淡交会但馬支部

(一社)茶道裏千家淡交会 但馬支部創立80周年記念大会を開催しました。但馬支部の副支部長という立場で昨年より準備をし、この日を迎えました。

会場は城崎国際アートセンター。

近畿第一ブロックの近隣支部の会員が約500人が集まり、記念式典を行う。但馬支部約320名、宮津支部約120名、両丹(丹後・丹波)支部約40名、招待者約20名。

主催者挨拶は西村肇/但馬支部長。来賓祝辞は堀尾大直/両丹支部長、平田オリザ/県立芸術文化観光専門職大学学長。

記念誌には、家元 千宗室(坐忘斎)、千玄室(大宗匠/鵬雲斎)様より祝辞をいただく。

それぞれの土地にある茶の湯は一様ではありません。私たち人間と同じように、育ってきた環境や気候風土の影響によって様々です。実際に全国各地で同門の皆さまがそれぞれの場所に合った茶の湯の花を咲かせてくださっています。そのように地域ごとの特色があるからこそ茶の湯は日本文化の中で廃れることなく続いてきております。
(家元 千宗室)

お茶を差し上げるとき、亭主は心を込めた一盌で相手の幸せを祈り、客は出された茶碗の正面を避けることで謙虚な気持ちになれます。そうして互いを敬い、思いやる気持ちを育むのが茶道なのです。
(大宗匠 千玄室)

丹心斎若宗匠

式典の記念講和は丹心斎若宗匠。

講和として30分されるのは2回目だと断りながら、一生懸命努められる。この秋は、毎週末に全国の創立◯周年式典に出席されているとのこと。式典後の懇親会では同じテーブルで親しくお話をさせていただきました。

祝賀懇親会の冒頭あいさつが私の役目。

まず、式典が無事に終了したことの感謝を申し上げる。

茶を飲む習慣は中国が発祥、様々な飲み方として日本へ、世界へと広がる。
ただ、抹茶が残っているのは日本だけ。
その理由は、美味しい茶葉の栽培生産技術の確立と「茶の湯文化」の確立されたこと。
「茶の湯」は、茶室+道具+点前の三要素が揃っていること。
担い手は、各流派、とりわけ裏千家のお家元を始めとして私たち。
茶道を嗜む人口は減少しているが、海外では、日本文化の代表として人気が高い。
「茶の文化」を継承していくことは、私たちにとっても、日本にとってもとても大切なこと。

という趣旨のことを盛り込みながら、懇親会のネタとしていただければ、との思いでご挨拶させていただきました。

創業200周年のお祝い

1824年(文政7年)に創業した鞄の会社。
豊岡市地場産業であるカバンの一番老舗企業のエンドー鞄(株)さん。
創業200周年記念祝賀会にご招待いただきました。

遠藤社長は、高校の同級生で昔からの親しい友人。お互いに経営者として切磋琢磨し、良い時も苦しい時も励まし合った仲。200年と言う年月の時代変化を乗り越えて存続する企業。順調な時代、苦しい時代もあったと思うが見事に変化に対応された経営に敬意を表します。

190周年の祝賀会では友人代表で挨拶をさせていただき、今回は記念品に弊社のハンガーを指名していただきました。感謝。

100年以上前にエンドー鞄で製作された柳行李。
新製品の超軽量キャリーバッグ(白)と新しい試みとして漆を塗ったキャリーバッグを紹介する遠藤社長。

記念公演。
『一つの地球で暮らせる社会を創りたい』
石田秀輝氏(サスティナブル経営推進機構理事長、東北大学名誉教授)

地球が持つ「自然修復能力」が人間の搾取(文明、ライフスタイル)に追いつかない。席中の人が日本人と同じ生活をすれば2.8個の地球が必要。つまり、現在の4割の環境負荷で暮らさなければ地球は保てない。

資本主義(産業革命)は二元論。科学で自然を分析できる、心と身体は別物。
日本の文化は一元論。用とは物心への用。(物心は二相ではなく不二。→ 惣 (字は物+心)

示唆に富む講義。現在の暮らし方、価値観では立ち行かなくなる。
テクノロジー、経済システムなど大いに考えさせられました。

街の風景が変わる〜また来年もヘンテコウィーク

『お寿司の演劇ワークショップ』 南野詩恵(お寿司)

10月11日から始まった江原を舞台にした「ヘンテコウィーク」が盛況裡に終了。
10日間でのべ2000人を超える人が来場。
江原の街で信じられない集客だ。

『お寿司の衣装ワークショップーなりたいものになるー』  南野詩恵(お寿司)

最終日の午前は「衣装のワークショップ」

江原の近所の子どもたちが大喜び。
学校から帰って来たら(宿題もせずに?)「101に行きた〜い!」と言う子どもたち。
子どもの姿が街から消えていた近年の江原が蘇ったよう。

いよいよ最終日の夜。

「十三人のヘンテコな住民たち〜生活を託すために〜」のパフォーマンスを終えての打ち上げ。シェアハウス江原101に住む住民学生と江原の子ども連れの家族が集まる。
おやついっぱい、ジュースいっぱいで子どもたち大喜びだ。

打ち上げが終わり、みんなで友田酒造の酒蔵でやっているインスタレーション「一次的二次創作」を見にゾロゾロと移動。

帰り道の広場。
東の空から昇る月を見ながら、無事に盛況裡にヘンテコが幕を下ろす。
ワクワク、ドキドキの素敵な10日間でした。
東京や京都から駆けつけていただいたゲストアーティストの皆さんとの出会いにも感謝。
来年の2回目を楽しみにしよう。

空き家が劇場に〜ヘンテコウィーク

ずっと空き家だった家が劇場になった。

ヘンテコウィークの一幕。

江原本町(豊岡市日高町江原)の空き家。昔は表具屋さんだった。襖の修理をされている外を通りがかった時に見たことを覚えている。

ご家族のことは詳しく知らなかったが、空き家になっているのは知っていた。

アイデアと目的意識とがあれば、想像もできなかったことが目の前で繰り広げられる。

『幽霊とか宇宙人が今もどこかにいるかもって思う。』
演出・振付:櫻井拓斗
出  演 :松村寿寿々乃、林充希、吉松響

今年の7月に芸術文化観光専門職大学(CAT)で学生たちがチャンパスで企画した「仮設劇場・立夏」で初演された作品
元々、この家にあった家具を背景に、新たに張ったベニヤの床。

「空き家がどんどん増えているのは問題だ」「空き家をなんとかできないか」と嘆き唱えるだけでは何も解決しない。

学生たちの持つ想像力と行動力に脱帽。

脱力とダンスでゆる〜い日々(ヘンテコ4〜5日目)

「老若男女、初心者大歓迎の脱力倒立教室」(渡邉 尚)

渡邉尚さんは、独学でジャグリング、倒立、軟体を研究。ダンスやサーカスの枠を超えた身体表現で活動。25カ国以上で出演や指導を行なってきているプロフェッショナル。

「倒立できたからと言ってなんなん?」と言われても困る。
みんな必死で取り組む。みんな楽しそう。
ヘンテコだからのプログラム。

「振付ってなんだ?」(斎藤綾子)

斉藤さんは大学で舞台芸術の舞踊を学ぶ。関西を拠点にダンサーとして活動されている。私はオブザーバーで参加させていただく。理屈よりも身体で感じながら理解する方が良いのか、いきなり関節を動かす運動が始まる。

「ゆるクラブ」(田中千尋、丸山るか)

田中さんは「鳥の劇場」(鳥取県鹿野町)で俳優を目指しながら制作アシスタントをされている。シェアハウスの住人丸山るか(CAT4年生)ちゃんと、江原河畔劇場のイベントで知り合い、意気投合。

リラックスした雰囲気で「ゆるく踊る」ことを楽しむ時間。
音楽は静か〜に、静か〜に、鳴る。
藤井風だったり、インドネシアの音楽だったり。
音楽と空間を楽しみながら3時間。

脱力して、ゆるく、時には倒立しながら、身体と向き合うそんな日でした。

江原の「秋祭り」とヘンテコウィーク3日目

ヘンテコウィークも3日目を迎える。
この「ヘンテコ案内所」(江原101)にもすでに数百人の訪れたそうだ。

9:00
「江原さんぽ」(案内人:竹内ミズキ)。ミズキ君が江原101に住み始めて2年余りの間に江原の長老や地元の歴史に詳しい住民にインタビューをして、江原の街を歩きながら、その歴史や生活ぶりを紹介していくツアー。様々な情報を得て、それを的確に解説していくミズキ君の「江原愛」には頭が下がります。今回のヘンテコ企画全体も含めて江原の未来に期待が膨らみます。

10:30
「無性にさみしい、のような、どこまでも個人的なことについて」(作・演出・出演:小島瑚乃美、柳田あやな)。

鉄板焼き器のスイッチを入れ、2人のダイアローグで始まる。やがて粒がポップコーンになって飛び散る。リアルな2人、テレビ画面に映る2人、壁と天井に映し出される2人、屋外に出て笛を吹きシャボン玉を飛ばす2人。寂しくも美しい作品でした。

13:00
江原の秋祭り。
江原の荒神社に子供から大人まで大集合。

シェアハウス江原101の前の広場が御旅所(休憩地点)。
隣保の人とシェアハウス江原101の学生が揃ってお祓いをしていただく。

ヘンテコウィークのオープニングにも出演した江原地区の若者たち。普段はそれぞれの仕事、生活ですれ違うことが多いが、こんなに意気のいい青年たちがいるとは、誠に頼しい。

何かジーンとくる1日でした。

超・盛りだくさんで、超・ユニークで面白い(ヘンテコウィーク2日目)

ヘンテコ2日目は、清々しい朝の光を浴びながら始まった。
ヘンテコ案内所(シェアハウス江原101)の裏側は円山川堤防。

9:00
二人芝居「忘れてしまったことなど」(コココーララボ。出演:松田弘子、山内健司)人と天使のお喋りの短編演劇。

シェアハウスを設計プランしている時から描いていた「屋外の舞台」がここに実現た想い。
空き家→リノベーション→シェアハウス→空間の活用→屋外との連携
私としてもとても嬉しい瞬間でした。

10:00
ヘンテコ・フリーマーケット。出店者と通りすがった人のためのゆるゆるしたマーケット。

15:30
言語遊戯「HESOVIDEO」(へそビデオ)第1回世界大会 in 江原
これが一体なんなのかさっぱりわからない。だから面白い。
これぞ本当にヘンテコだ。

ファシリテーターは俳人の岩田奎くん。(今や俳句界の若手ホープ)
「へそ」にも「ビデオ」にも意味は無し。説明不可能。

お題(例)「ふろしき」が出るとその単語の前か後ろに単語を連ねる。2人対決で、観客が面白いと思う方に手を挙げ多数決で勝負を決める。全くナンセンスなのだが、やっているうちにのめり込んでくるから不思議なものです。

19:00
「日高かるた選考お披露目会」(日高地区コミュニティきらめき日高チャレンジ補助金事業)

日高地区のかるたを作りたいとの江原住民の熱い想いと群馬県で有名な「上毛かるた」の日高版を作りたいと思っていた群馬出身のシェアハウス住人の思いが一致して実現しました。

夏休みの宿題として日高小学校と日高東中学校の生徒に募集して400以上の句が集まる。その中から厳選してお披露目となった。
選考委員は、岩田奎(俳人)・加藤進吾(江原住民)・櫻井拓斗(群馬出身)・竹内ミズキ(ヘンテコ企画者)。
(かるた選考の、プロあり、創造性あり、ユーモアあり、実績あり、の最良メンバーです)

ますます期待が膨らむヘンテコな2日目でした。