映画『うちげでいきたい』〜在宅看取りを考える

守本陽一氏(左側)と孫大輔氏

『「うちげでいきたい」上映会&トーク』、サブタイトルに「在宅看取りを考える」とある。誰にもやってくる「死」を、どのように迎えるか、家族はどう対処するのか、誰しも避けられないテーマである。日々、患者さんの治療とそして最期と直面されている二人の医師のトークは、現場を直視されているので、ある意味「淡々と」語られる。

後半の会場からの質問コーナーでは、「在宅治療は長期にわたると、本人は辛いのではないか、幸せでないのではないか」「家族はどのように本人と向き合えば良いのか」「入院か在宅か、の判断はどのようにするのか」など、次々と質問がでる。

「死」をどう受け止めていますか?との質問には、お二人ともしばらく考え込む場面も。医師(仕事)として日常的に死の現場を見ていらっしゃるからなのか、謙虚で、内省的で、結論(ないかもしれないが)を押し付けずもの静かに語られる。お二人の活動、生き方に、深く共感する。

会場:豊岡劇場

主催は「だいかい文庫」。本を貸し出す側が本棚コーナーを買取り(占有する)、自分の興味のある書籍を紹介していくユニークな図書館。妻の書棚もあるので、ぜひ、覗いてみてください。

映画『うちげでいきたい』の監督は孫大輔さん。私は今夜の上映&トークに参加するまでは孫さんを全く知らなかったが、そのお話の内容とお人柄にすっかりと魅了されました。東京大学医学部卒業、虎ノ門病院、東大附属病院などに勤務され、現在、鳥取大学医学部地域医療学の講座を持っていらっしゃる。鳥取は隣接県なのだが、私にとって遠かった。最近、出会いとご縁が広がっている気がする。それは、演劇であったり、自然と食文化であったり、不思議です。

「丹波部会」設立〜神戸経済同友会

丹波部会長のご挨拶

神戸経済同友会に「丹波部会」が設立され、その設立パーティに出席。県レベルの会議や集いではよく「兵庫五国」という表現が使われます。「摂津」「播磨」「淡路」「丹波」「但馬」。日本海側と太平洋側(瀬戸内海)を持ち、気候温暖な瀬戸内側、冬には雪が降る日本海側。都市と農山村、観光と農林水産業、そして製造業も盛ん。まさに「多様性」の兵庫県。

3年前に「但馬部会」が発足し、これで五国全てに地域部会が設立されたことになる。「なぜ兵庫でなくて神戸?」との意見もありますが、今年で75周年の歴史を持つ経済同友会、「神戸」でいいじゃん、とのご挨拶もありました。(そんなに根深い問題意識があるわけではありません)

個人的には丹波地域と縁の薄い(ほとんどない)私にとって、今回の設立でお会いした会員の方たちとまずは、知り合いになり、但馬と丹波の交流を深めたいところです。

(株)小田垣商店(創業1734年(享保19年)、老舗黒豆卸店)、(株)やながわ(創業明治25年、自社加工の老舗和洋菓子)、丹波篠山おゝみや(猪肉専門店)、など数社の方とご挨拶。老舗のお店、丹波特産の食文化を扱っている会社など、ぜひ今度訪問してみたい。

特に(株)小田垣商店の小田垣社長とは、同友会の総会(5月)の時に隣り合わせになり、今回のきっかけとなりました。(株)小田垣商店の「江戸後期から大正初期の建物をリニューアルしたショップ&カフェ」 に注目。現代美術作家、写真家、建築家の杉本博司が手がけたプロジェクトがとても気になります。

草ボウボウのちカット

上段の草刈り。もともとササ(ブッシュ)の平地

今日は堤防の草刈り。定期的に自宅の溝掃除や庭の草刈り、落ち葉掃除などをお願いしているシルバー人材センターの方たち総勢5人。天気予報では正午ごろから雨が降り始める。

昨日の記事をご覧あれ。円山川より画像右側の草むらのカット。

下段の草刈り。

背丈が2m以上。6月に入ってからの成長は著しい。もっと早く頼めばよかったかも。

内水(水路)の左側の平地。

もともと鬱蒼とした竹藪だったのを、河川管理の一環で2年前に伐採して平地になる。私の高校時代までは堤防がなく、写っている平地の手前側には私の祖父母が住んでいる家があった。ケヤキの大木、蛇行する円山川、懐かしい風景が出現。

草刈り終えた堤防の平地。

竹藪伐採を契機に、昔の円山川の風景が蘇った。最近では散歩する人、ウォーキングやジョギングする人、お弁当持って散策する人、時には、座り込んで絵を描く(スケッチする)人などを見かけることが多くなった。チラホラと飲食物のゴミを見つけることもある。

ささやかな個人的なボランティア活動なんですが、心地よい環境が少しでも持続し、広がっていくのを想像するのは楽しい。但馬豊岡土木事務所には環境美化活動(草刈)への支援依頼もあるようだが、まずは身近なところ、小さいところから始めてみよう。

大雨のち晴れ

昨日は大雨、増水して濁ったていたが、一夜明けて少しずつ碧(みどり)を取り戻しつつある円山川。青空の下、流れは勢いよく、雨に洗われた緑が美しい。

3年前まで竹藪だった堤防の外側。再び若い竹の芽がいっぱい生えてくる。
明日は、堤防内外の草刈り予定。

復習しようっと、何十年ぶりかの「音楽理論」

ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本

学生時代にジャズと出会い、好きになり、レコード(新宿の「ユニオン」で中古レコード)を買いあさり、ジャズ喫茶(新宿DIG、高田馬場イントロ)に入り浸り、ライブハウス(新宿PIT INN)にも頻繁に行く。

それが高じて、ギターでジャズをやり始め、さらに高じて「ジャズ理論」も学びたくなって六本木のジャズスクールにも2年ほど通った経験がある。

ピアノでジャズを演奏する夢を叶えるために3年前から習い始める。コード(和音)の成り立ちと進行、スケール(音階)など、なんとなく覚えているが、もう一度、しっかりと頭に入れたくて復習を開始。いきなりの理論書は敷居が高いので、まずはこの本で。

「江原」を案内する

江原の寺院

9月に予定されている「豊岡演劇祭2022」に合わせて、自主参加を企画している劇団のメンバーを連れて江原(豊岡市日高町)を案内する。彼らはある東大教授のSゼミを中心に東大・早大・慶大の現役学生の劇団。昨年の演劇祭に照準を合わせして計画してたが、演劇祭そのものがコロナにより中止。1年を待っての今回の企画になった。今年は、当初より江原地区でやりたいとの彼らの意向を受けて、演劇会場として可能性のある場所を案内する。

江原公民館に部屋にかかっている古い写真

寺院に続き、江原公民館を案内する。わざわざ区長に来ていただき、部屋の空間、設備などを説明をお聞きする。学生たちが案内をしていただいている間に、壁に目をやると、旧公民館前で記念撮影している写真が掲げられているのを見つける。1994年とある。私の父、隣近所の当時の長老たちが一堂に会している。懐かしいお顔ばかり。商店街の人たち、お医者さん、お寺さん、県会議員、教員、様々な職業の先人たちがいる。懐かしい顔ぶれの写真に、当時の江原を偲ぶ。

稲と背比べのコウノトリ

神鍋方面からのからの帰り道。すくすく育つ稲の穂先になにやら白いものが突き出たり、消えたり。車を止めてよく見るとコウノトリ。数十センチに育った田んぼの稲から頭がニョキ。

休耕田を横切り、隣の田んぼにゆっくりと移動するコウノトリ。2005年の野生復帰より17年が経ち、身近に見る機会も増え、もはや珍しい光景ではなくなったけど、大きなサイズの野鳥と思えば、改めて貴重な生き物だと再認識する。

『はんぶんこ』/ あいのり第1回公演

昨年、豊岡市に開学した県立芸術文化観光専門職大学(CAT)の学生たちによる演劇公演。会場は大学内にある「小劇場そぞろ座」。

パンフレットによると、北海道札幌出身のCAT学生と札幌で演劇活動を行っている演劇人(本作の脚本)との共作。遠く離れた地で得た感性、考え方、出会いを盛り込みながら創作活動をしている。

本作『はんぶんこ』は、「心って、なんだろう。」と問いかける作品。
「一人、部屋の中」にいる若者と「心」探しの旅に誘う仲間たち、CAT学生4人が演じる。

先日、今回出演している学生たちと会話する機会もあり、真剣に演劇と取り組む学生たちの姿が印象的だ。

自前で開いた夏祭り〜出石(いずし)城下町

商店街の向こうに建つ時計台「辰鼓楼」

夕方の豊岡市出石町中心部。週末は観光客で賑わう出石中心部の通り。平日の夕刻はひっそりなのか。コロナ禍のため3年連続で恒例の夏祭りが中止になったとニュースで知っていた。そこで、地元の有志が立ち上がって自前で開催しようとなった。この通りの一本隣の通りを中心に屋台やイベントが行われている。

出石のまちづくりに取り組むグループと田結庄商店街商店街で毎月マーケットを開催している女性3人グループが中心になって呼びかけて実現した「手づくり夏祭り」。両グループには友人知人がいるので、激励も兼ねてかけつける。

コロナ禍で、ほぼ全ての町でこの2年間夏祭りは中止だったので、久しぶりの夏祭りに市民も待ち焦がれていたのでは。

中心部の交差点広場では、バンド演奏、大道芸がある。ピアノ演奏はN君。海外での活動も行ってきたミュージシャン。今は、豊岡在住で町おこしの活動をしている。

歩くと「やあ、久しぶり」「祭りっていいね」。みんなリラックスして楽しんでいる。自前の手づくりイベントの味がたっぷり。

どうしたもんか?

この2週間、時間に追われる忙しい日々が続いた。その合間に、伸び(過ぎた)庭の草木の剪定をしようとすると雨が降りだすからどうしたもんか。(かなり言い訳でもある)
階段脇の街路灯も伸びたフジバカマに覆われてしまった。

伸びて垂れてきたブルーベリーに埋まる2階ガーデンのチェア。麻紐で塀に括り付けなくては。

我が家のビオトープ。スイセンの花が開き、ショウブが咲いた春は良かったのに、今はこれ。水溜りがあるのかないのか、水辺の植物で埋まっている。

最悪なのがこれ。「はーたーけっ」。「畑」などとは言い難い。
ここにはジャガイモ、枝豆、ナス、キュウリ、トマト、その他イロイロ。
「さて、画像のどこにあるでしょうか?」なんてふざけている場合ではない。
夏祭りの花火見物に友人たちがやってくる前に、なんとかしなくては。