晩夏の月

円山川沿いにあるベランダからふと夕暮れの空を眺めると半月が見える。

川からの風が心地よい。
竹と猛暑にやられたのか葉を落とし始めたカエデの枝を通して月が見える。

秋は意外と近くにやって来ているのかもしれないと思う夕暮れだ。

ヤブラン〜サマームスカリ? どっち?

ヤブラン(ユリ科)
葉がシュンランに似、ランの名がつくも、ユリ科。山地の木陰に生えているが、むしろ、公園や庭での植栽が目につきやすい。特に花穂が出ると、高さ五十センチにもなり、存在が知れる。リュウノヒゲに近いが、大柄で、花は下を向かない。古典の山菅(やますげ)を小野蘭山のように、本種にあてる見解もある。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

庭に咲く。「何とかランだろうな」と思って写真撮ってアプリで調べてみると「サマームスカリ」と出る。初めて聞く名前。そこでネットであれこれ検索してみる。

サマームスカリは和名ヤブラン(藪蘭)とある。逆に、ヤブランでみると別名サマームスカリ、リリオペとあるが、ユリ科ではなくキジカクシ科??とある。

学名はLiriope muscariとあるから、「リリオペ」と呼ばれえたり「ムスカリ」と呼ばれたりするのだということはやっと分かった。どうやら同一とみて良さそうだ。

『花おりおり』の引用した説明に出て来る「小野蘭山」って?
調べてみると、江戸中期の大本草学者。中国から伝わった「本草学」には日本固有種を当てはめられないので、自ら山野に入って日本の本草学を作った人物。

ああ、知らないことだらけ。。。
(ちょっとしたいい「もの知り」になりました)

野菜?雑草?これ畑?

1ヶ月全く手を入れずにきた。
畑は無惨にもこの状態。
植えたナスもトマトもピーマンもジャガイモも、どれがどれだか分からない。(> _ <)
猛暑なので、なんて呟いても現実は変わらない。

よーし!と、思いきって真ん中に飛び込む。
農作業器具なんて役に立たない。
手前から手で草を引っこ抜きながら進む。

中央は、ジャガイモ畑だったのです。
思っていたよりも、しっかりと収穫できた。
「やっぱ、私には畑は無理だよな」と消沈しつつあった気持ちが立ち止まる。

カブトムシシンダ

今朝、カブトムシが死んだ。
孫が習っているピアノの先生からもらった幼虫から育てたカブトムシ。
「カブトムシじゃあなかったらどうしよう?」と言われながらもらった幼虫(イモムシ)が、見事なカブトムシに育つ。

ネットのカゴの中に木の枝を入れ、エサは熟したバナナや果物。変態(幼虫から成虫へ変わる)を観察する孫。あの幼虫がこんな立派なツノを持った成虫になるのは神秘だ。

孫がカブトムシの世話をする。
一夏の出来事。

もう何の木なんだかわからない ^ ^;;

元気に育つブナ。
隣に生えているブルーベリーや実生(植えてないのに)生えてきたモチの木の枝打ちしながらブナの木を守っている。20cmぐらいの苗だったブナの木が今や約3mとスクスクと空に向かっている。

ところが、その隣を見ると、、、

何が何だか分からない。(- -;;

ローレル、ブルーベリー、カリン、ユスラウメ、カエデ、ナツハゼ、ノウゼンカズラ、ケヤキ、あと何だろう?

自分でも分からない。何とかしなきゃあなー。

ヒメイワダレソウ〜雑草抑制効果ありと言うけれど

庭の外の広場に生えるヒメイワダレソウ
拡大してみるとカラフルでなかなか愛らしい花が咲いている。

調べてみると、
ペルー原産で日本にも自生している馴染み深い植物とあります。私は広場を地を這う草で覆いたいと試行錯誤しているところに、このヒメイワダレソウを発見。「発見」というのは、苗を植えた(種子を蒔いた)ことなどはなく、どこからか種が飛んできたのだろうか。

最近は雑草抑制のグランドカバーとして注目されているらしい。これは願ってもないことだ。おまけにこの可愛い花も楽しめる。

さらに調べると、
地面を覆う力(地被力)が圧倒的なので他の雑草を抑制する。花は6月〜9月まで長く咲く。強い耐踏性がある。(確かに車のタイヤの通り道にあっても群生している。)など、メリットがあり、私の思いには好都合。

さらにさらに調べると
罰則の対象となる植えてはいけない植物には含まれていない。実際に、ネットではAmazonでも楽天でも多数販売している。しかし、日本国内では生態系を破壊するなどの報告はないが、海外では侵略的植物として危険視されていることもある。

さて、どうしよう?
注意深く観察していかなくてはならない。

中庭〜日当たり悪いけど

1 日のどこかの時間で雨が降る。短時間なので雨の日があるわけではないが。
水を得て瑞々しく重ねる葉たち。なんか熱帯のよう。

実は3坪ほどのわが家の中庭。両側を建物壁面で囲まれた、どちらかと言うと日当たりの悪い環境の中庭。だからなのかメインの庭では定着しない植物がイキイキと育つ。

買ってきて植えた花、野鳥が運んで来たタネで育った植物、風に飛ばされてやってきた植物。手を加えた訳ではなく群生している。一つひとつ植物名を調べてみる価値がある。やってみるかな。

庭でライトトラップ

Kenjiの「ライトトラップやりたい」の約束をやっとはらすことができた。Kenjiは大の昆虫好き。本当は広場でやる予定だったが、時間が遅くなったので庭の隅っこで。

白い布を三脚のようなもので吊るしてライトを当てる(大変だなと)考えていたが、Kenjiは書道用の白い紙を地面に置いて、簡易ライトをポンと置く。その行動が板についているから感心する。虫と友だちなんだ。

すぐにやって来たのがキリギリス。捕まえて虫カゴに入れると、さっそくKenjiが置いたシロップのような(なんだかわからない)ものを食べ始める。横にはカミキリムシ(のような)の頭部が転がっている。

お昼の間に捕まえたキリギリスと虫カゴで合流。虫どうしの捕食が始まる。
子どもの残酷さというのだろうか。観察を通して何を感じ、学ぶのか。

白い「百日紅」は「百日白」?

青い空、白い雲の夏空には、白い百日紅(サルスベリ)もよく似合う。

サルスベリの漢字では「百日紅」。「紅」なので普通は赤い花、淡いピンクの花を思い浮かべるが、白い花は「百日白」と書くのだろうか?「日」が3つ並んでなんか面白い。「百日」は、長く咲く(夏の3ヶ月)からだそうだ。