会社見学に思うこと〜インターンシップの学生たち

但馬へのUターン・Iターンを薦めるための「インターンシップ in 但馬」(地元銀行が主宰)の学生たちを迎えました。

今年は、我が社でのインターンはお引き受けしていませんが、「会社見学」として学生たちを受け入れました。

「ハンガー」と言ってもピンッとこないでしょうから、ハンガーの生産工程の一部を見学してもらう。

営業チーフがパワポで説明

会議室にて、会社説明を行う。

学生さんたちからの質問は、
Q.「豊岡でどうして世界に輸出するハンガーができるのか?」
→「最初から”世界”を狙っていた。但馬の真面目で丁寧な”モノづくり精神”を発信。」

Q.「新入社員の意見は経営幹部に届くのか?」
→「もちろん届く。むしろ、新人の新鮮な意見や質問がベテラン社員の”当たり前”に刺激を与える。」

特に、私が伝えたかったことは、

「グローバルなビジネスには、地元(ローカル)を知る、活かす、愛することが大切」

「コミュニケーションは、いつも”自分自身”と会話し、自分のやりたいこと、大切にしているものは何か、を考えてておくこと。だから相手を理解する努力も大事にして欲しい」

「地方には、やりがいがあって入りたい会社がない、ってことはない。”田舎”は面白い。価値観の問題ですよ。人生にとってどんな”回り道”も決して無駄にはならない。やりたいことに目いっぱいチャレンジして欲しい」

第2回「G1関西」 in 奈良(2日目)

(右より)松本紘(理化学研究所理事長)、山極壽一(京都大学学長)、秋山咲恵(株式会社サキコーポレーション代表取締役社長)

セッションは2つの全体会と3つの分科会(3×4テーマで12)。
分科会はどれも参加したいテーマばかりでどれにしようかと迷うものばかり。

最初の全体セッションは、「関西がリードするテクノロジーの進化」。
パネリストは、松本紘(理化学研究所理事長)、山極壽一(京都大学学長)。モデレーターは、秋山咲恵(株式会社サキコーポレーション代表取締役社長)。

・ 関西がリードする、再生医療(iPS)、AI、SiC(シリコンカーバイド)
・ 京都を代表する企業=特色ある企業が伸びる
・ 東京の企業=「日本を背負っている」との思い
関西の企業=小さく始めて、世界を目指す
・ 日本人でノーベル経済学賞が出ないのは人間科学を低く見ている
・ 社会をどこへ行くか予測するビジョンが足りない(未来社会の構想)
・ 理研の強み=科学と人文社会学がリンクする
・ 日本人自身が、日本文化の本質を知り、良さ、特徴を語ることが重要
・ 分野を超えた「変人の集いの場」が必要(シリコンバレーのように)

(右より)矢崎和彦(フェリシモ代表取締役社長)、山田岳人(株式会社大都 代表取締役)、山田邦雄(ロート製薬会長兼CEO)、末松弥奈子(ジャパンタイムズ代表取締役会長)。

第2部分科会
「関西オーナー企業の継続的なイノベーション」
パネリストは、矢崎和彦(フェリシモ代表取締役社長)、山田邦雄(ロート製薬会長兼CEO)、山田岳人(株式会社大都 代表取締役)。モデレーター末松弥奈子(ジャパンタイムズ代表取締役会長)。

・ オーナー社長は、会社のミッションだけでなく、事業を超えて30〜50年先を考えることができる
・ 3社共通しているのは、CSR。社会や地域への貢献に熱心。フェリシモの森基金、東北震災被災者の子供教育支援(ロート製薬)、子供達の工具でモノづくりイベント(14000人)DIY文化の創出(大都)など。
・ 理念に対して、担ぐ人(社員)が入れば、担がれる役も大切である
・ 市場を作る、社会を築く、という思いが大切

ランチワークショップでは、なんと小久保裕紀さん(元・福岡ダイエーホークス、読売ジャイアンツ、侍ジャパン代表監督、NHK解説者)と同じテーブルだ。

小久保さんは、ゲストではなく参加者の一人として参加されている。この学ぶ姿勢なので、一流選手であり、代表監督となり、NHKの解説者としても活躍されているのだと納得。

テーマは「万博を起爆剤として、関西だカエラ可能なイノベーションを起こすには」。10人それぞれが順番に考えを述べ、意見交換する。

(右より)芝川能一(千島土地株式会社 代表取締役社長)、椿 昇(京都造形芸術大学教授・現代美術家)、御立尚資(ボストン コンサルティング シニア・アドバイザー)。

第3分科会
「アートはいかにして地域と人々に価値を与えるのか」
パネリストは、芝川能一(千島土地株式会社 代表取締役社長)、椿 昇(京都造形芸術大学教授・現代美術家)、モデレーターは、御立尚資(ボストン コンサルティング シニア・アドバイザー)。

・ アートで町づくりをすることは、うまく行くと成果はとてつもなく大きい
・ イベント企画・資金・行政の3つのコラボレーションが大切
・ コンテンポラリーと骨董は一緒(感性が大切)

「アートの豊岡」を目指す住人として、質問をする。

「行政と民間の役割分担は?」
「多くの市民の理解と賛同を得るには?」

ヒントをいただいたのは
・「テロワール」を大切にすること。フランス語でTerroirとは「土地」のこと。もともとはワインや茶など、生育地の地理、地勢、気候による特徴を指し、その土地特有の性格を意味する。つまり、土地に根ざすものを大切にしろ、ということだ。

・「民間」だけではダメで「行政」も大いに関わり、地元住民の言葉で語り、身近に楽しむことが大切。

・ 大阪の「北加賀屋クリエイティブビレッジ(KCV)」に注目。名村造船所大阪工場跡地にアーティストが集まり、「芸術・文化が集積する想像拠点」を目指す。

(右より)菅谷文則(奈良県立橿原考古学研究所 所長)、塩沼亮潤(慈眼寺住職)、藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)。

第4分科会
「関西における修験の歴史〜異なる3つの聖地をつなぐ古道の神秘を聞く」
パネリストは、塩沼亮潤(慈眼寺住職)、菅谷文則(奈良県立橿原考古学研究所 所長)。モデレーターは、藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)。

修験道の修行は、5/3〜9/3までの4ヶ月間、毎日、1日16時間(48km)を歩き、食事は、おにぎりと時々精進料理をいただく。2ヶ月ぐらい経つと血尿になり、道端の花が愛おしくなる。

・ 修験は、ホスピタリティだ。(サービスではない)
・ 誰でも自分が一番大切。だから相手に敬意を持つことが大切。そうすればホスピタリティの好循環が始まる。

(右より)鈴木寛(東京大学・慶應義塾大学教授、文部科学大臣補佐官)、藤沢久美(ソフィアバンク代表)、山田邦雄(ロート製薬社長)、掘義人(グロービス経営大学院学長)

第5部全体会
「万博を起爆剤にして描く関西の未来」
パネリストは、鈴木寛(東京大学・慶應義塾大学教授、文部科学大臣補佐官)、藤沢久美(ソフィアバンク代表)、山田邦雄(ロート製薬社長)。モデレーターは、掘義人(グロービス経営大学院学長)。

ランチワークショップの各テーブルの結論の発表。
私たちのテーブルは「大阪人の人なつこさをデジタル化し発信する」。小久保さんに代表として発表してもらう。(小久保さん、困惑気味でしたが)

みんなが心で頷いていたのは、「関西はひとつ」ではなく「関西はひとつ、ひとつ」という現状。(課題も多い)

鈴木寛氏からは
「2021年には文化庁が京都に移転する。文明論、文化論、幸福論をもっと活発に関西発でやってもらいたい」とのメッセージが。

「交流会ディナー」

中川げん奈良市長の締めの言葉で第2回「G1関西」が終了。

グロービスで学んだ時からの知人や、G1を通じて知り合った仲間、また、誰もが知っている大手企業の経営者の方たち、ベンチャーの若手起業家、著名な政治家、学者の方たち。G1だから出会い、語れる、触れ合える。

G1に感謝。

G1の基本理念
(1)批判よりも提案を
(2)思想から行動へ
(3)そして、リーダーとしての自覚を醸成する

 

第2回「G1関西」in 奈良(1日目)

掘義人 G1代表理事、グロービス経営大学院学長

第2回「G1関西」に参加する。

「G1」とは、政治・経済・文化・科学・環境・医学・スポーツなど各界のリーダーが集まり視座を広げ、意見交換し、日本や世界の将来を考える場。

「G1地域会議」は日本を4つのブロックに分けて、それぞれの地域で4年に一度開催する。「G1関西」は、2014年に大津市についで2回目となる。

私は、2001年〜2005年までグロービスで学び、堀さんとの接点でG1の招待状をいただいている。(2006年に堀さんを豊岡にお招きし、講演会を企画したが懐かしい)

国際高等研究所

今回の「G1関西」のテーマは、2025年の関西での国際万博の誘致を念頭に、歴史、テクノロジー、インバウンド、ものづくり、食と文化、大学改革、アートなど、関西の特徴をどう活かすかである。

まずは、「けいはんな学研都市」を訪問し、最新テクノロジーの創出の場を見学。

松本 紘理化学研究所理事長(左から2人目)

松本紘 理化学研究所理事長、及び、理研の研究員の方達より「けいはんな学研都市」計画から今日の発展までの経緯の説明がある。

大学学部単位の縦割りの研究ではなく、学際を超えて連携をする理研の優れた成果を知る。東大、京大などの研究成果をはるかに凌ぎ、世界トップクラスのMIT、ハーバード大、スタンフォード大、オックスフォード、ケンブリッジ大に匹敵する研究成果を目指すとの話を聴く。心強いワクワクするメッセージでした。

アンドロイド ERICA(エリカ)

人工知能の研究とアンドロイド。

「美し過ぎるアンドロイド・ERICA(エリカ)」と会話する。
自然な会話に驚きだ。

この次は、実際のiPS細胞を顕微鏡で見る。毎日のようにiPSの話題を見聞きするが、実際に観察できるのは、貴重な体験となる。

 

興福寺

「けいはんな学研都市」からバスで移動し、奈良市内の興福寺。

今度は、歴史・文化である。

興福寺国宝館

興福寺国宝館の特別拝観。

国宝・阿修羅像をはじめ、G1関西のメンバーのために一般の閉館後、ゆっくりと説明も聴きながら拝観させていただいた。

日本料理「夢窓庵」

レセプション・パーティは、日本料理「夢窓庵」(ミシュラン2つ星)とモダンスパニッシュの「akordu(アコルドゥ)」

隣り合わせた2店を行き来しながらの贅沢なディナー。

堀さんと川島宙(かわしま・ひろし)シェフ

アコルドゥの厨房はオープン。

シェフやスタッフの人たちが調理しているのが見える。ガラス張りで外も中も繋がっているとても気持ちいい空間が印象的。

料理はもちろん超・美味です!
「ゴ・エ・ミヨ]2018年版のシェフ賞を受賞。

次回の奈良では、必ず寄りたいレストラン。

「カフェ エトランジェ・ナラッド」。観光センター「ナラニクル」内。

「G1」前日だというのに、まだまだ夜は続く。
2次回は『カフェ エトランジェ・ナラッド』

奈良観光センター「ナラニクル」内にあるカフェ。こちらのオーナー佐藤氏(株式会社バルニバービ社長)もG1メンバー。

「昭和ナイト」で踊る

カフェ・エトランジェ・ナラッド名物(?)の「昭和ナイト」!!

店内を昭和歌謡で埋め尽くす「昭和ナイト」。佐藤社長自身がDJとな理、マイクを持ち唄い、ボルテージは揚がりっぱなし。

まだ明日が本番だというのに、みんなすごいエネルギーだ。
昼間の議論と違う一面が現れて、また、これも面白い。

ということで、まずは前夜祭が終わる。

長くて、凄くて、美味しくて、感動の1日でした。

 

ボトムアップの経営〜手頃な値段で本物の味を

リッツ・カールトン大阪で開催される経営者倶楽部。

約20〜30人の経営者が集まり、各業界で活躍中の経営者をゲストに招く。
アドバイザーからの本日のキーポイント説明があり、ゲストが登場。
アドバイザーからゲストへの質問形式で「経営の真髄」へと迫り、後半に全体での質疑応答と言う形式でセッションが続く。

休憩を挟んで、第2部は4〜5名ずつ各テーブルに別れて、より密着して意見交換ができるのが魅力である。

久志本京子 代表取締役社長

今月のゲストは、(株)RDCホールディングスの代表取締役 久志本京子氏。

急逝された実兄のあとを継ぎ、社長として7年間、さらなる成長を続ける「ボトムアップの経営」の極意を語っていただく。

約6000億円と言われる回転寿司業界。トップ3(1位スシロー、2位くら寿司、3位かっぱ寿司)で75%を占める激戦ビジネス。

(株)RDCは「がってん寿司」で創業。
グループ会社には、とんかつ、韓国料理、イタリアンなどのレストランあり。

経営理念
「Good Person, Good Company, Good Future」
3つの約束
・ Reasonable  (手の届く贅沢の追求)
・ Delicious    (食のパイオニアであり続ける)
・ For Customers(日本の食文化を世界に広める)

久志本社長の『手頃な値段で、本物の味が楽しめる』を目指すブレない経営姿勢。主婦から経理責任者、そして経営者というキャリアを歩んで来られたが、その間に培われた「経営センス」が素晴らしい。

「顧客目線」と言う言葉を何度も口にされる久志本社長。

社員の夢、希望、意見を汲み取りながら行なう「ボトムアップ経営」。
「やるか、やらないか」の決断を迫られる新規事業などの案件。
社員の夢への決断(情)の裏には、指標となる「経営数字の達成」(合理)という判断、行動、分析、新たな指示、と言うデータの徹底活用がある。

経営幹部との理念、現状認識、ビジョンの共有のやり方、などとても参考になったセッションでした。

NAKATA HANGER〜阪急メンズ館(大阪)で販売開始しました

2007年、東京・青山の弊社ショールームから始まったNAKATA HANGERブランドの展開。

3年後には、東京の百貨店さまからのオファーでNAKATA HANGERコーナーを開設。以後、名古屋、京都、札幌、博多などの地方都市にも展開。

8月8日に、いよいよ大阪・梅田の阪急メンズ館での販売が開始しました。

阪急メンズ館1F

一番人気のAUT-05のスーツハンガーをはじめ、ネクタイ・ベルト掛けハンガーの小物も展開しています。

阪急メンズ館ならではの、ハイセンスな紳士用品がズラリと並ぶ一角に設けていただきました。できれば、もう少し品揃えを増やして、皆様にご利用いただければ幸いです。

阪急メンズ館でご覧ください。

建て替え中の大丸心斎橋店

大阪・大丸心斎橋店の建て替え工事が続いている。

既存は、1933年(昭和8年)完成、アメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計によるクラシックな建物であった。内装はアール・デコ調のデザイン、外装はゴシック調の格調高いものであった。

御堂筋の反対側の心斎橋商店街のアーケード。通りに沿って工事の為の壁面が張り巡らされている。

私はハンガーの仕事をする前に、大阪のあるディスプレイ会社に勤務し、この心斎橋大丸店を担当していた。今から、約40年前の話である。大学卒業し、社会人として第一歩を踏み出す。全てが初めての体験。胸をドキドキさせながら、このアーケードの下を何百回、何千回、往来しただろう。今でも、ここを通るとその頃の心境が蘇ってくる。仕事の厳しさと、顧客に喜んでいただいた時の達成感とが入り混じる「私の仕事の原点」でもあった。

完成予想図。ヴォーリズの設計した外観を残し、その内側に高層建物を建てる計画のようだ。

今は、梅田(キタ)と難波(ミナミ)に挟まれた心斎橋。
その中心は、この大丸。
2019年の完成、開業を楽しみにしよう。

Super Science High School〜地元企業を知る

Super Science High School(SSH)プロジェクトで豊岡高校1年生達が10名、会社にやってきました。SSHは、文科省が高校を指定し、将来の国際的科学技術人材を育成する事業。

SSHは高校生が地元企業を訪ね、実際の仕事や経営者の話を直に聴き、学ぶプロジェクトです。20のグループに別れて地元企業を訪問する。

高校を卒業すると一旦故郷を離れ、大学に進学することがほとんどだが、故郷にもこんな企業があるんだよと、その後の進路の参考にしてもらおうという試みでもある。

故郷には、世界を相手にビジネスを展開している企業、誇るべき独自技術を持った会社、その分野では全国一の企業など、高校生達は大いに参考になる。

工場では各工程責任者が、本社では営業が中心になって、ハンガーを生産して顧客に届けるプロセスを説明する。その苦労やうまくいったときの喜びなど伝える。

私が伝えたメッセージは、次の3つ。

・地方であることは、ハンディキャップ(handicap)ではない、アドバンテージ(adovantage)だ。

・Serendipity(セレンディピティ=偶然やってくる幸運と出会う能力)
-行動する -気づく -受けとめる

・大きなT字人間になろう。広く(横線=global)活動するには、深く自分(縦線=local)を知り、愛すること

経験の少ない高校1年生には、ピンとこないかもしれないが、いつか自分の進路や人生を考える時の参考にしてもらいたい。印象付けるために、あえて英語の単語を添えながらお話をしました。

しっかり学び、大いに悩み、いろいろと挑戦し、そして人生のやりがいを見つけ、できれば豊岡に帰って、自己実現を果たして欲しい。

“NAKATA HANGER” at TOKYO MIDTOWN HIBIYA

東京ミッドタウン日比谷1F。LEXUS MEETS …(物販:STEER AND RING)

今年3月にオープンした「東京ミッドタウン日比谷」。
ユニークなエントランス空間、ショップ&レストラン、映画館、空中庭園やオフィスが集約された複合施設。

なかでも1F にある
LEXUS MEETS …(物販:STEER AND RING)
にご注目。

LEXUSに「出会う」「触れる」「乗る」をコンセプトに、LEXUSを身近に感じることができるブランド体験型施設。

ただいま、NAKATA HANGERPOP UP SHOP(〜7月24日)をオープンしています。

日本のファッションと共に歴史を刻んできたNAKATA HANGERをお手にとってご覧ください。

東京・青山ショールーム隣接のオフィス

海外のビジネスパートナーとのミーティング

東京・青山にハンガーのショールームをオープンして11年になります。
地下鉄・銀座線の「青山一丁目」駅の真上という超・便利な場所ということもあり、毎日、たくさんのお客様に来店いただいています。

そんなこともあり、2016年春に隣の店舗が空いたこともあり、「青山オフィス」を開設しました。

ショールームで来客が重なった時には、オフィスで商談がとても便利になりました。

web関連のミーティング

兵庫県豊岡市にある本社とは、テレビ会議のシステムを使って、毎日のように打合せを行なっています。

お客様、そして社内でコミュニケーションにとても活躍してくれています。

路線バス利用してますか?〜十勝バス(株)の再生物語

十勝バス(株)野村文吾 代表取締役社長

「皆さん、路線バス利用していますか?」の質問で始まった今月の経営者倶楽部。ゲストは、十勝バス(株)の野村文吾社長。

考えてみますと、路線バスには不安が多い。
・ 系統図が分かりづらい。(自分の目的地にはどのバスに乗ればいいの?)
・ 乗り方がわからない。(前ドア?後ろドア?料金はいくら?いつ払う?)
・ 待ってても来ない。(平日・休日ダイヤ、定時に来ない、本当に来るの?)
・ 降車の合図はどうするの(通過してしまわないかドキドキ)

皆さん、どうでしょう?

北海道帯広市の十勝バス(株)。40年間毎年客数が減り、いよいよ倒産の危機。そこで立ち上がったのが野村文吾社長(4代目)。大手企業を退職、十勝バスに入社するが、社内ムードは最悪。戸惑いの中、「社員を愛する」ことから始める。ハチャメチャ(失礼!)な展開から、見事、十勝バスの再生に成功。

『黄色いバスの奇跡』(吉田理宏・著)

奇跡の物語は、こちら↑の書籍を。

サインには「心」の文字が

地方のバス会社の8割は実質的には赤字経営。(行政の補助で決算は黒字だが)
その中で、十勝バスの復活は奇跡と話題になる。

地方公共交通の再生のポイント
・ 不安の解消
・ 目的地提案(移動は手段)
・ 見える化(地図、路線、運行など)
・ ITの活用(目的別路線、情報アプリの開発)

公共交通手段が無くなる地域は廃墟となる、とも。
但馬地方の公共交通を真剣に考えないといけない。