Welcoming guests from London

ロンドンからのお客様をお迎えする。

今年1月にロンドンにてNAKATA HANGERを紹介していただくイベントを企画していただいたW氏と映像作家のJ氏。今回は木製ハンガーの製作現場、職人、会社のある但馬地方を映像に撮るための来日。

日本の文化にとても興味を持つ彼らなので、まずは茶の湯で歓迎しました。

円山川沿いを散歩し、3階のベランダで夕暮れを楽しみにながらビールで乾杯。
乾杯後は弊社の担当者も交えてディナー。
翌日から5日間かけて取材と撮影の前に食事しながらお互いの理解を深める。

さあ、成果の上がる1週間になりますように。

中小企業全国懇話会に参加

中小企業全国懇話会の第17回全国交流会に参加する。2年毎の開催だがコロナで中断して5年ぶりの開催となった。会場はニューオータニホテル。5年ぶりと言うこともあるのか、過去最多の1100名の参加者。

全国懇話会は、日本政策金融公庫と取引のある企業が地域エリア単位で組織された異業種交流の懇話会を束ねたもの。

今年は政策金融公庫(元の中小企業金融公庫)の設立70周年、懇話会設立60周年の節目と重なり、その記念映像が披露されました。

映像が始まる。60年前の京都で最初の懇話会ができた当時のことを語る映像が出る。どこかで見たことのあるお顔。表情も語り口もよく似てる。そうだ岩井さんだ!とすぐに分かる。そう、奥城崎シーサイドホテルの岩井美晴さん(字幕もでました)。そういえば岩井さんは元・中小企業金融公庫です仕事されていました。

誰も知らない1100人の中でなんかごく親しい方の映像と出会えてなんかほっとする。

総会後は講演会。講師は帝京大学スポーツ局長の岩出雅之氏。あの大学ラグビー帝京9連覇を果たしたラグビー部監督。

今開催中のラグビー・ワールドカップの日本代表チームに多数帝京大学OBが選ばれている。姫野、堀江、流、坂手、松田など、今注目の選手ばかり。どう言う指導をしたのか、彼らがどのように成長したのか、若い世代と接するのに何が大切なのか。多くの学びを得ました。やはり、強いチームには、素晴らしい指導者が存在することを再認識する。

交流会最後は懇親会。ニューオータニの大宴会場には1100名の会員と中小企業長官はじめ経産省、財務省官僚など100名を超えるメンバーが集結。1200人の乾杯で立食パーティが始まりました。

開会挨拶と来賓挨拶で30分以上。乾杯が終わるとお料理コーナーに我先に長蛇の列。大きいイベントはなかなか難しいですね。

NAKATA HANGERショールームは新青山ビルにあります

青山一丁目交差点

新青山ビル西館(右側)の1階にNAKATA HANGER残るショールームがあります。2007年7月にオープンして今年で16年が経ちました。

朝の早めの出勤の時には、ビル1階角(白い車が走っている)にあるFamily Martで、サンドイッチとコーヒー、時には飲むヨーグルトなんか買ったものです。

右側のビルが「ホンダ」の本社。一番奥に見えるビルが六本木ヒルズ。近くに見えるが歩くと30分ほどかかる。

ショールームは1階エレベーター前にあり、コーナーの部屋なのでとても良い場所にあります。

NAKATA HANGERの全シリーズのハンガー、アパレル業務用の多数の特注ハンガーなど沢山のハンガーがあり、ご紹介できます。

ショールーム奥にあるスタッフのデスク。現在4名のスタッフと本社から出張で来た営業社員用のデスクとがあります。

2階には、オフィステナント就業者用専門ラウンジがあります。静かに過ごせるルームにはピラミッドの棚に本が並んでいる。もう一方のルームには卓球台とビリヤード台がある。それぞれのルームには「ツンツン」「モコモコ」などユニークな名前が付いている。どう言う意味?

1978年竣工のこの新青山ビル。45年経った現在もエレベーター、トイレ、フロアなど綺麗にメンテナンスされていて快適。それにプラスして就業者専用ラウンジなど、さすが三菱地所さんです。

「とくまるゼミナール」〜NAKATA HANGER 参加

「とくまるゼミナール」は、「まちのプロに習う」をキャッチフレーズに、お店のオーナーやスタッフが講師になり、プロならではの専門的知識や技術を無料で教示する取組み。

江原駅前商店街が中心になって数年前から開催しているゼミナール。商店が中心になって、アイロンの掛け方、布団の選び方など、お料理講習などがあり、なかなか面白い取組みだなあ、と思っていました。

パンフレットによると、なんと今回は30講座もある。「作る」「体験」「学ぶ」「キレイ・癒し」の4つの分野で開催される。

中田工芸(株)は初参加で、「学ぶ」分野で協力させていただきます。「作る」でハンガーを作るもありですが、そう簡単ではないので、インターネット活用についてのセミナーを開きます。

考えてみますと、ネット販売の黎明期2000年前後に開始したのが「Hanger-Network」と言うサイト。本屋さんで html 言語で自前のサイトを制作する解説本を買ってきて、私自らが立ち上げました。(めちゃくちゃ懐かしい)
リニューアルした時のブログ記事

ユーザー様の反応は好評で、ネットでハンガーが売れるんだ、と言う強く実感したものでした。これが現在の弊社のNAKATA HANGERに繋がっている。

話はそれましたが、8月22日と8月29日にセミナーを開催します。
興味のある方はご連絡ください。

「世界一目指す」〜神戸新聞記事

神戸新聞(8月10日付け)の地域経済欄「次の一手」の記事に中田工芸(株)を掲載していただく。

サブタイトルが〜激動の中で 兵庫の企業〜 とあるように、経済情勢が大きく変化する中で各企業がどのように経営の舵を取っているのかを特集するコーナー。

1946年の創業以来、一貫して木製ハンガーを製作し、ファッション業界に業務用(店舗用)のハンガーを提供してきました。ブランドごとに特注ハンガーを製作しながら、国内シェア60%を超える時代もありました。2007年に東京・南青山にショールーム開設を機に個人向けハンガー(一本売り)をスタートさせ、NAKATA HANGERというブランドに成長してきました。

コロナ禍期間は、インターネット販売をより伸長させながら海外展開の準備も行う。2023年1月にはロンドンにて老舗紳士服店が並ぶメンズファッションの聖地「サヴィルロー」で展示会「The Nakata Art Display」を開催。好評を博しスーツのトップブランドなどからのオーダーを受注。ニューヨーク、香港、シンガポールなどにも広がる。

ハンガーは、ニッチな業界であるが、各国にニーズがある。
グローバル・ニッチ・トップを目指しています。

ワークイノベーション推進会議(豊岡市)総会&懇親会

豊岡市「ワークイノベーション推進会議」の総会と懇親会に参加。会場はアールベルアンジェ。2018年に16事業所が参加して始まったこの会議も現在102事業所に増え、総会にも100名を超える出席者。

私(我が社)も2018年の初回から参加し、5年経ったここまでの経緯を共有し、ジェンダーギャップ解消、女性が活躍できる環境づくりなどをより推進していこうという総会。

基調講演として京都産業大学 伊藤公雄教授より「男性にとってのジェンダーギャップ解消の意義」を聴きました。日本のジェンダーギャップ指数は世界で125位/146カ国という低い位置にいるのは何故か、どのように解決していくのか、の内容。

戦後の日本の高度成長を実現した1960〜1980年代の成功体験から抜け出せていない。集団行動、規律重視、画一的思考などかつての成功要因は、現在のIT革命、多様性重視、付加価値志向に対してマイナスに働いている。講演後ほぼ私と同世代の伊藤教授と懇談した折には、講演の趣旨をまさにリアルタイムで生きてきました、とお互いに意気投合しました。

遠方からもさまざまな方に参加いただく。現在、積極的にジェンダーギャップ解消に取り組む気仙沼市から市長、商工会議所会頭、女性代表など、経済産業省から2名、ジェンダー問題のアドバイザーなど、市外からも多数ご参加いただき、有意義な会議となりました。

明るく元気な会社が集まったかな

「但馬親公会」の総会と講演会に出席。

日本政策金融公庫神戸支店と取引のある但馬の企業が集まったのが但馬親公会。毎年この時期に総会を開き、事業・決算報告と次年度の計画・予算案を議決する。

各市町ごとに商工会や商工会議所があり、集まることがあります。が、オール但馬で企業が集まる機会は少ないので、年2回のこの親公会への参加を楽しみにしている。

総会の後は講演会。

今回は、「日本一明るい経済新聞」編集長の竹原信夫氏。時々、NHKテレビ「おはよう関西」の元気な中小企業コーナーに出演されるのでご存じの方も多いのでは。

まずは何と言ってもご本人が超・明るい方。厳しい会社事情も、竹原氏がお話になるとポジティブな気持ちになる。次から次へ、これまで取材してきた元気な中小企業の経営について紹介がある。斜陽業界、厳しい経営環境も視点を変え、ちょっとの工夫で元気になるお話。

キーワードは「なんでやねん」と疑問を持って解を追求し、常識を破る発想力が大切。「ヨソとちゃうことせなアカン」真似したら安い方が勝つ。1円でも高く買ってもらうにはどうしたら良いか考える(付加価値を高める)。

講演会後の懇親会の冒頭挨拶が私の役割。
「但馬一明るい経営者懇親会」にしようと呼びかける。

鎌倉から新潟から豊岡へ繋がる

鎌倉市に本拠を持つ「一般社団法人 木和堂」さんが来社される。新潟県魚沼市大白川のブナ林のブナを使ってハンガーを作るプロジェクトが進行中。新潟と中田工芸(株)を繋いでいただいたのが木和堂さんでした。

一般社団法人 木和堂
「日本の森と暮らしをつなぐ」をコンセプトに、子どもたちに豊かな森の恵みと職人の技を伝える場づくり、国産材を活かした製品プロデュースなどを行なっています。

ハンガーの生産現場と社長へのインタビューを映像に撮り、今後の展開に活かす目的で来られました。2年前に新潟県大白川のブナ林のある集落で宿泊した時に、お互いの事業・活動を紹介し合い、今回の訪問となりました。

全国の森林の現状を調査しながら、森林保護と活用、企業とのマッチングで経済効果をあげ、子どもたちに木の感触や木工の技を伝えている重要かつ素晴らしい活動をされているのに関心を強く持ちました。

NAKATA HANGERも、自然素材の持つ良さを最大限に活かし、モノを大切にするライフスタイル、生活習慣に貢献することをモットーにしているので、まさに、良き出会いと思っています。

木和堂と重なるように、鎌倉市で社会活動をされている「NPO法人 鎌倉あそび基地」を主宰されている水澤麻美さんを中心に、活動テーマに関連するヒト・バ・コトを紹介させていただく。

「鎌倉あそび基地」は「子どもが真ん中」の居場所づくり」に取り組む活動をされています。

最初に「豊岡市立 コウノトリ文化館」の活動、特にビオトープ作りや田んぼの学校などの活動記録などを友田達也館長より紹介していただく。

次に一般社団法人 暮らしの学校農楽」の作業場、そして経営する食堂「あるもんde鳥居」(その時に収穫した農作物で調理したメニュー)にて主宰者 木村尚子さんのお話を聞きながら食事。

最後に「NPO法人 かんなべ自然学校」「デモクラティク スクール TOIRO」の活動内容を主宰者の前田敦司さんのお話を聞く。

豊岡市にも素晴らしい「子どもの居場所」があることを再認識。これらの活動は、子どもに留まらず私たち大人も「忘れかけている大切なもの」に気づかせてくれた大切な1日となりました。

経営方針大会

経営方針大会を開催。
半年に1回(年度の上期、下期)、全社員が集まり、経営方針を確認する場。もう30年以上継続して行なっている会議。コロナ禍で分散して開催していたので、4年ぶりの全員集合です。

事業目的、企業理念、経営目標、と毎回伝えている。が、その実現、達成は、なかなか簡単にはいけない。達成するために何をする、どのように行動する、これを全社員が共有するためにスローガンを掲げる。

今年のスローガンは、「正射必中」(せいしゃひっちゅう)。
正しく射れば、必ず当たる。
正しく事に当たれば(行動すれば)、(良い)結果はついてくる。

営業報告。
前期の報告として忘れてはならないのは、ロンドンのサヴィル・ロウでのNAKATA HANGER展示会。大きな反響を呼びました。アパレル業務用のハンガーもアフターコロナで徐々に活気を取り戻してきました。

新たにチーム長としての役割をお願いするリーダーは、4名全員女性。これまでにあげた業績と行動を元に任命。

後半1時間は、課単位で会社方針をチームに落とし込んで、目標と行動指針を全員参加のもとで討論し、決定する。

5月に始まった69期。
充実した1年間にしたい。

新しい期の始まり

第69期が始まる。
会社を法人化してから67年(1度決算日を変更)。
ハンガー製造を始めてから77年。
本社屋は1985年竣工なので築38年。

午後から、新年度開始の会議。
前年度決算の速報値を確認し、1年を振り返る。

時間はあっという間に夕刻。
長年幹部として会社に貢献し、定年を迎えた幹部の慰労を兼ね、合わせて新しい1年の目標達成を誓い、一献を傾ける。