

北川フラムさんとのご縁は、1989年の「アパルトヘイト否!国際美術展」を日高文化体育館(現豊岡市日高町)で開催した時に始まりました。美術展は、大型トレーラーで世界中から集まった美術絵画を日本全国を巡回するというもの。そのプロデューサーが北川フラムさんで日高町での実行委員長を私がしていました。打ち合わせを兼ねて、北川さんは私の自宅にも宿泊したり、逆に中新田町(宮城県)の北川さんのご自宅に泊めていただいたこともありました。
その後、30年余り経って、芸術文化観光専門職大学の臨時講師として豊岡に来られた時に久しぶりにお会いしたのを契機に、北川フラムさんからイベント情報をいただいていました。


北川フラム塾は、ヒルサイドテラスA棟にある(株)アートフロントギャラリー(代表取締役会長北川フラム)の事務所。
『空海から芸術の根源を探る』〜故郷・ネットワーク・祝祭の舞台
興味があるけどなかなか難しいテーマ。ゲストの安藤礼二は、近著『空海』に基づき活き活きと朗々と延々と空海のお話が続く。必死にポイントと思しきキーワードを書き留めるが珍紛漢紛。書き留めたメモは、大きな私の宿題となる。


講義後、北川さんにご挨拶。会場脇にある控室のテーブルで暫しお話ができたのがとても嬉しかった。そこで、36年前のアパルトヘイト否!の事務局をされていた前田さんにもお会いできてびっくりでした。「当時の資料がありますか?当時の美術展の記録を残したい」などの言葉をいただき、またお会いするのをお約束する。