胡銅と雲龍釜と〜茶の湯文化学会近畿例会

同志社今出川キャンパス クラーク記念館

茶の湯文化学会近畿地区例会に出席。
茶の湯文化学会に入会し10数年になり、これまで総会(通常6月開催)、茶に関連する海外視察(中国、韓国、台湾)にも参加してきました。ここしばらく欠席がちでなので、久しぶりの例会に出席。近畿地区の例会は、ここ同志社大学のキャンパスを利用されることが多い。

今回のセミナーの会場は「至誠館」の1階教室。

第一講は、「胡洞研究序説」と題して山本堯氏(泉屋博古館)の講義。

胡銅(こどう)とは、銅を主体とした錫(すず)や鉛の合金で、青銅の一種です。唐銅(からかね)とも呼ばれ、茶器などをつくるために珍重されました。
【特徴】
茶褐色をしており、時代が経ると錆味をもち、黒色に変化する
古くは「ことう」とも表記された
茶器などがこれで作られ、珍重された
【使用例】
桃山時代に人気があった胡銅製の花生「曾呂利」
正倉院宝庫には砂張製の水瓶・皿・匙など多数の胡銅製の食器がある
(「AIによる概要」より)

第二講は、雲龍釜の文様に関する一考察」と題して、伊住積禮次郎氏(茶道資料館)の講義。

雲龍釜(うんりゅうがま)
茶釜の一種。円筒形で、胴に雲に飛龍の図が鋳出してある。辻与次郎作の利休好みのものが有名。
(コトバンク より)

「胡銅」も「雲龍釜」も私にとっては、門外漢もいいところで、お話は珍紛漢紛。ただ、少しずつでも茶の湯文化について学ぶ機会があれば、可能な限り出向くのを今年の目標としている。いつかの茶会で遭遇した時を思い浮かべながら。

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