「茶」は同じ葉で〜お茶と宇治のまち交流館ミュージアム

「お茶と宇治のまち交流ミュージアム」に立ち寄る。

「日常茶飯事」の言葉からも「茶」は日本人の生活に密着した飲み物。
粋な紹介から宇治茶の解説が始まる。

「お茶はすべて同じ葉からできている」と知り、茶のルーツを訪ねて谷晃先生(野村美術館館長)におとも(鞄もち)して雲南省を旅をし、その後いろいろ調べたりしている。

今回はさらに裏付けもとりたい思いも持って訪問。
緑茶もウーロン茶も紅茶も皆同じ「チャ」という植物の葉から作られていると、ドンズバの解説を見て納得!

宇治茶はなぜ全国一の茶の産地になったのか?
・砂の混じった水捌けの良い土壌と傾斜のある地形
・宇治川・木津川が流れ、年間1500mm以上の降雨量
・昼夜の温度差による霧の発生(霜を防ぎ、うまみ成分を増やす)

宇治茶の定義は?
・歴史・文化・地理・気象を鑑み、共に発展してきた京都・滋賀・三重・奈良で作られる。
・かつ、京都府内業者が府内で仕上加工をしたもの。

「チャ」は
「発酵茶」「半発酵茶」「不発酵茶」に第分類される。

「発酵茶」  = 紅茶
「半発酵茶」 = ウーロン茶
「不発酵茶」 = 緑茶

「不発酵茶」はさらに
「覆下園」=碾茶(抹茶)、玉露、煎茶、かぶせ茶、川柳
「露天園」=ほうじ茶、玄米茶、京番茶、玉緑茶

と分類される。

760〜764年 陸羽が世界最古の茶についての本『茶経』を著す
805年    空海、最澄が唐から茶の種を持ち帰り、比叡山の麓に植える
1191年   臨済宗の僧、栄西が宋から茶を持ち帰り抹茶の飲み方を伝える
1214年   栄西が二日酔いに効くとして、茶を源実朝に献上する

など、興味深い茶の歴史の年譜が示されている。

お茶と宇治のまち歴史公園
〒611-0013 京都府宇治市菟道丸山203-1
TEL0774-24-2700

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