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玄武岩と言えば「玄武洞」。玄武岩の名前の由来にもなったので当たり前の話ですが、京都府福知山市夜久野町にも玄武岩を見ることができるスポットがるのをご存知でしょうか。
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「やくの玄武岩公園」(京都府福知山市夜久野町小倉)。
高さ15m、幅150mの切り立つ柱状節理。近くにある田倉山が約38万年〜30万年前に少なくとも3回噴火し、その最初の噴火の小倉溶岩のもの。
柱状節理は、熱い溶岩が冷え固まる時にで切る冷却割れ目。ゆっくり冷えた部分は冷却面に対して垂直な柱状になる。
大気に触れる溶岩最上部は急速に冷やされて板状の割れ目(板状節理)になる。このやくの玄武岩は最上部に厚さ数mの板状節理があり、その下が高さ15m、一辺40-50cmの六角形の柱状節理になっている。
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視点は変わりますが、下が岩盤の土地の地表(土)はわずかであることに気づきます。この狭い表土に根を下ろし、木々が生えている。こういう断面を見ると、いつも地球って繊細なんだなって思う。
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やくの玄武岩公園から1〜2km離れたところにある田倉山。
遠くから眺めるとなだらかな山ですが、よく近づいて観察すると確かに噴火口のようなくぼみが見える。
夜久野高原は、火山噴火の溶岩が冷え固まって形づくられた溶岩台地であるを再認識できました。