コウノトリ但馬空港の現状と展望

神戸経済同友会(環境インフラ整備委員会)の視察会に参加。
JR山陰本線 「東浜駅」 → 「浜坂駅」→ 余部鉄橋→但馬空港
のコースですが、私は但馬空港のみ出席しました。

兵庫県土木部空港政策課の寺井課長より「コウノトリ但馬空港における利用促進の取組みと今後の展望」の講義を受ける。

私の思うポイントを記録しておきます。
【概要】
・県内高速交通の空白地解消目的
・日本海側の空港空白解消(西の鳥取空港、東の小松空港の間は空港なし)
・但馬空港背後圏(人口)
 – 但馬(15.2万人)+京都府北部(6.7万人)=21.9万人
 – しかし、朝来市(車で南へ)、香美町、新温泉町(鳥取空港が便利)は利用するだろう  か?引くと9.6万人(豊岡市、養父市)
・利用状況 最高42,220人(2018年)、38,732人(2023年)(コロナ前の95%に回復)
・全国平均を大きく下回る就航率 本土空港平均97.7%に対して89.5%(本土空港の下から2番目)

【取組み】(旅客増加、路線、災害)
・但馬・京丹後地域の高速交通基盤(2次アクセス)の向上
・地方移住、芸術文化活動(大学含む)の取り込み
・近隣他府県と連携した広域観光モデルルートの設定
・ビジネス利用者(産業観光=製造業の工場視察など)
・地場産品に直接携わる体験ツアー、視察ツアー
・自然、アート、アクティビティーなどを楽しむスローツーリズム

【今後の展望】
・国際的な安全基準への対応(2027年がリミット)
 – 滑走路両端に50m(合計100m)の拡張が必要
・望ましい機能
 – 週効率の向上
 – 羽田便直航
 – 新規需要が見込める地方都市の空港便
 – インバウンドを取り込める国際空港との就航

身近な但馬空港の現状、課題、展望を考える貴重な時間となりました。

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