

京都・大徳寺聚光院で行われた茶会に出かける。


シンガポール表千家社中の恒例の茶会。
潮田洋一郎さんの茶道具、書画で濃茶席、薄茶席、点心席などが設てある。まさに国宝級、重要文化財級のお道具です。
【濃茶席】
床 「徹翁墨蹟 一休添書」 前田家伝来
釜 「芦屋 末の松山」 芦屋釜の中でも古いもの
茶碗 「光悦黒 銘 朝霧」
【薄茶席】
床 吉田兼好自詠和歌 神無月 藤田家伝来
釜 与次郎霰 宗旦箱
茶碗 「織部黒 銘 吊るし柿」
「仁清 銘 麻紋」
「直入焼貫」
「細川護煕作 白釉」


日本画の千住博さんが描いた「滝」。聚光院別院(静岡県伊東市)で住職から「襖絵を描きませんか」と声を掛けられ制作したのが、きっかけで聚光院本院のこの襖絵につながったという。鮮やかな群青色が聚光院に新たな生気をもたらしている。


主宰者の潮田洋一郎(元・LIXILグループ会長兼CEO)の挨拶文に、
外国で暮らすと、日本にいる以上に国や文化を意識します。そうした仲間と日本の茶の湯の総本山というべき大徳寺で、さらに千利休ゆかりの聚光院で茶会を致します。
シンガポールに住む潮田さんと在住の日本人(ビジネスで一時転勤の方も多い)で表千家茶道を稽古されている方たちが一時帰国して今回の茶会の水屋(お世話)をされている。
秋晴れの京都。てきぱきとした気持ち良い茶会。
素敵な1日となりました。