ずっと空き家だった家が劇場になった。
ヘンテコウィークの一幕。
江原本町(豊岡市日高町江原)の空き家。昔は表具屋さんだった。襖の修理をされている外を通りがかった時に見たことを覚えている。
ご家族のことは詳しく知らなかったが、空き家になっているのは知っていた。
アイデアと目的意識とがあれば、想像もできなかったことが目の前で繰り広げられる。
『幽霊とか宇宙人が今もどこかにいるかもって思う。』
演出・振付:櫻井拓斗
出 演 :松村寿寿々乃、林充希、吉松響
今年の7月に芸術文化観光専門職大学(CAT)で学生たちがチャンパスで企画した「仮設劇場・立夏」で初演された作品。
元々、この家にあった家具を背景に、新たに張ったベニヤの床。
「空き家がどんどん増えているのは問題だ」「空き家をなんとかできないか」と嘆き唱えるだけでは何も解決しない。
学生たちの持つ想像力と行動力に脱帽。