この組み合わせ、何だろう?
どんな世界が待っているのだろう?
脳と心が震える未知って、どんなもの?
と、思いつつ会場のホテル金波楼(豊岡市瀬戸・日和山公園)に行く。
「朗読とパーカッションの新世界 〜城の崎の先〜」
予告通り、朗読する演台とパーカッション・打楽器が乗っているシンプルなステージ。
2人が登場し、まずパーカッションのみで始まる。それがアンプを通して大音量で不思議な音を奏でる打楽器?装置?。エコーをかけて不思議な音空間が出現する。
(佐藤さんのパーカッションにいきなり打撃を受ける。凄い!!)
しばらくすると「恩讐の彼方に」(菊池寛の短編)の朗読開始。原田さんの力強い声でパーカッションと対峙する。全部読むのだろうか?とそんなに長いのに?と思いつつ、どんどん物語は進む。(前編朗読)
力強くて艶々した朗読の原田大二郎さん。80歳と聞いてびっくり。とても若々しい身振り手振り読み振りでした。
パーカッションの佐藤正治さん。即興で奏でる打楽器、時にはボイスを挟み、シンセサイザーも駆使しての演奏。
講演後のトークでの質問コーナーで佐藤さんに質問する。
「朗読と絡み合う即興って物語と呼応するのか、何かサインのようなものがあるのか」
「すべて即興。その瞬間に浮かんだ音とリズム。毎回異なる」などの回答。
すっかり佐藤正治さんのファンになってしまった。