ムクゲ(アオイ科)
韓国の国花。一日花だが次々と咲き、漢名の木槿花(もくきんか)が、韓国では無窮花(永久の花)に通じると愛される。栽培は中国で始まり、前九〜六世紀の「詩経」では、「舜」の名で載り、花を女性の顔に例える。日本には平安時代に渡来、『倭名類聚抄』に木波知春と載る。木蓮の意味。耐寒性はあるが、ハイビスカス属。
『花おりおり』 湯浅浩史・著
我が家では池の脇で木や笹や草の密集した中でひっそりと咲いている。ひっそりと感じるのだが、花そのものは艶やかというか派手というか、なんとも言えず美しい。
中国が原産。韓国の国花で無窮花(ムグンファ)と言う。日本には平安時代に渡来し、千宗旦(千利休の孫)が好んだので「宗旦木槿」(そうたんむくげ)とも呼ばれる。
なんともいろんな呼び名や各国にそれぞれの言い伝えがあったり。
やはり、この怪しい美しさの所為なのだろうか。