結成33周年を迎えた記念公演「クロニクル MONOCHROME CIRCUS」。
会場「京都府立文化芸術会館」(上京区東桜町1)へ向かう。
今公演にはシェアハウス江原101の住民でCAT学生の山瀬茉莉さんが出演する。
1900年に結成し関西のコンテンポラリーダンス界の一翼を牽引してきたMonochrome Circus。その結成33周年を記念して、’90年から’06年までの作品群をダイジェストでお贈りします。
(33周年記念公演 チラシより)
開場すると客席への入り口でピアニカ(鍵盤ハーモニカ)を吹きながら迎えてくれる出演ダンサーの人たち。自然体、楽しい、自由な、そんな感じが伝わってくる。
MONOCHROME CIRCUSは、主宰する坂本公成さんのもと1990年に結成。学生時代(京大)の演劇からダンスに軸足を移す。1996年から「ダンスを出前する旅」を開始。美味しい食事と引き換えにどこでもダンスをするというコンセプトで世界を旅する。
今公演は「第一部」では主催者の坂本さんと初期メンバーの方との対談(舞台を挟んで左と右で会場全部を使うように)形式で、結成の経緯、ダンスの出前旅の思い出など。とても面白い。「第二部」は、本格的なコンテンポラリーダンスを抜粋で。鳴り響く大音響と共に踊る肉体。強烈に飛び込んでくる。学生時代に観た「暗黒舞踏」の体験が蘇る。
出演した茉莉ちゃんが帰ってきたら、ゆっくりとコンテンポラリーダンスの表現について色々と聞いてみたい宿題もいただいたようだ。
京都まで来てよかった、と思う素敵な公演でした。