第9回 おんぷの祭典、始まる

今年で9回目を迎えた「おんぷの祭典」(正式名称:子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭)が始まりました。

2013年に中澤宗幸さんと出会う。代々木にある(株)日本ヴァイオリンの工房にノーアポで飛び込む。運良く、北京から帰国したてのご本人にお会いすることができました。音楽談義はあっという間に2時間以上に及び、宗幸さんの音楽に対するご経験、弦楽器の修復・チューニングを通じて世界の一流演奏家と接した時のお話など、興味深いお話ばかり。

「これからの時代は一流の音楽家こそ街へ出て音楽を奏で、街角に音楽流れ、市民が親しむ」この宗幸さんの一言に心が揺れました。そして、但馬コネクションにゲストとしてお迎えし、中澤宗幸さんのお話を但馬の仲間と一緒に聴いたところから、トントンと事が進み、1年も経たずに第1回目の「おんぷの祭典」が始まりました。中澤さんの音楽に対する思いとそれに共感する熱き仲間の思いが響き合った。

コロナ禍で3年間の縮小版コンサートを余儀なくされたが、4年ぶりに客席をフルに並べ、稽古堂イブニングコンサートが開催できました。開演前の画像なので、空席が見えますが、本番が始まるともちろん満席。9年間で「おんぷの祭典」を楽しみにしていてくださる市民の方が増えてきたことを実感。

これから6日間、豊岡のあちこちで音楽が流れる。