母の3回忌

母・美智子(享年98才)の3回忌の法事を行なう。

自宅の仏壇で、和尚さんに唱和しながらお経を唱えたのち、江原のお墓に行きお花と線香を供える。私が知る祖父母、父母みんながここに眠る。さらに、私にとり幻の叔父二人。父の戦死した弟2人が眠る。1945年太平洋戦争の敗戦直前に東南アジアで死亡。それを思うだけで胸が痛む。遺骨は戻っては来なかったけど、父と一緒に眠る。お墓参りをすると、その当時の祖父母の心中を推し量り、戦争を身近に感じる。

お墓参りの後は、菩提寺の三昧院で先祖代々への供養。普段ほとんど訪ねることはないぶん、久しぶりにお参りすると本堂の佇まいに身が引き締まる。落ち着いた気持ちの良い気分になる。

これまでにも、三昧院にお参り時に、何度か拝見したことのある写真。実は、私の祖母・操子(右から2番目)は、この三昧院が実家。その左横が妹(富美代)で、教育者・東井義雄さんの妻となる。中央後ろに立つ男性が若き頃の東井義雄さん(と思う)。東井義雄さんとは親戚関係になるが、生前あまりお会いすることができなかったのが悔やまれる。

古い写真なので、何年に撮影されたものか明確でない。(持ち主もわからない)。おそらく戦前か戦後間もない頃で、場所は三昧院の前の道ではないかと思います。現在は、円山川の防水堤(コンクリートの壁面)になっているが、当時は桜並木だったそうだ。電柱の向こうあたりに日高町役場(現・江原河畔劇場)の建物がある。
(年月、場所は私の憶測。)どなたか分かる方、正誤のほど、連絡をいただければありがたい。