タイツリソウ〜鯛なんだけど

我が家ではタイツリソウと呼ぶが、正式(?)には華鬘草(ケマンソウ)という名前。2012年のこのブログでも「ケマンソウ別名タイツリソウ」と言う記事で紹介している。

でも、華鬘って何?と言うことになりますね。
調べると仏具で、仏像を装飾するために使われる。

華鬘とは『梵語の「クスマ・マーラー(kusamamala)」の漢訳で、倶蘇摩摩羅と音写される(倶蘇摩が花、摩羅が蔓=髪飾り)』 (Wikipediaより)。つまり、花の髪飾り。

「華鬘」も難しいが、この花の形を「鯛釣り」と見なすのもなかなか難しい。どう思われます?

そんなことよりも、この時期に目を惹くピンクと白が可愛いですね。

城崎温泉「小林屋」〜新装オープン

こちらは城崎温泉「小林屋」さん。

2年かけて改修工事をされていた小林屋さん。工事を完了され、ミニコンサート&試食会(内覧会)のご案内をいただきました。

先々代の小林屋当主と私の父は、旧制豊岡中学校(現・兵庫県立豊岡高校)の同級生。しばしば小林屋さんで同窓会などがあり、私は父を車で送ったこともしばしば。旅館の前を車で通る度に、いつも親近感を持っていました。

「一の湯」と大谿川に架かる橋を挟んで向かい側にある老舗旅館。玄関を入ると、ロビーにはブックディレクター幅充孝さん選書の図書棚あり。ドリンクバーやカフェなども準備中。ぜひ、一度訪ねてみてください。

ランチには、小林屋名物の「釜めし」がお薦め。

・但馬牛、八鹿豚、大山鶏から選ぶ「肉系釜めし」。
・旬の食材にこだわった季節の釜めし。
・松葉がにの身を、茹でと炙りの2段重ねレイヤーで堪能する迫力の釜めし。

ああ、書いてるだけで涎が出てきそう。(^ ^;;

レストランでのミニコンサートは、谷川俊太郎さんのご子息でピアニストの谷川賢作さんとブルースハープの続木力さんのデュオ演奏。どんな音楽かと思いきや、なんとソニー・ロリンズの”Doxy”で始まる。いい感じ。

谷川俊太郎さんの詩を朗読しながらの演奏、さらに俊太郎さん作詞「♫空を超えてラララ星のかなた ゆくぞアトム ジェットの限り〜〜」の鉄腕アトムの主題歌をジャズアレンジで。なかなか粋な演奏でした。

新装「小林屋」さんは、GWにグランド・オープン。
みなさん、行ってみてください。

城崎温泉 小林屋
兵庫県豊岡市城崎町湯島369
Tel: 0796-32-2424

「舟遊茶会」〜大覚寺大沢池にて

「舟遊茶会」に招かれ、大覚寺(京都市右京区嵯峨)へ。

今回の茶会の亭主は友人Sさん。
最初にSさんのお点前で濃茶をいただく。

その後、待合にて薄茶席のお道具を拝見する。
薄茶はこれから乗る船上でいただく。

大沢池に浮かぶ舟が薄茶席。
桜満開の時期を狙ってこの日に予定されたのでしょうが、思わず桜の開花は早く、その名残が少しだけ。返って、山々の新緑が美しい。

船頭さんが漕ぐ船に乗り、ゆっくりと大沢池を回りながら薄茶をいただく。時にさっと小雨が降り、時にはあっという間に青空が広がる。湖面に吹く風が心地よい。

船を降りると、大広間に案内される。
大きなテーブルは、有栖川宮家より寄贈されたもの。
最後にこのテーブルで煎茶をいただく。

茶会名の通りメインは船上での茶席ではあるが、お濃茶席の設え、お道具もかなり時間をかけて準備されたのが伝わってくる。(写真を撮れないのが残念)

心和む気持ちのいいお茶をいただきました。
感謝。

どうも調子がおかしい

どうもiMacの調子がおかしい。

パスワードを入れ、立ち上がるのに時間がこれまでの何倍もかかる。(2〜3分?)
「アプリを開く」「保存する」など、どの作業も時間がかかる。

きっかけはわからない。
1週間ぐらい前にシャットダウンして、その翌日に立ち上げようとした時に、「あれっ?なかなか立ち上がらない」と思った時から。原因はわからない。

MacBookと併用しているので、クラウド上のデータは、そちらでも同じ作業はできるのはできる。が、毎日やっているルーティンワークは、それぞれのパソコンでやった方が効率的。

iMacをベース基地として、音楽(Apple Music)、画像(写真アプリ)を管理。このブログも基本はこのiMac。時間の合間を見つけてササっとやりたいのだが、そうもいかないので困ったもんだ。

メモリー、CPUなどチェックしなければ。

ドローンで自宅を撮る

ドローン登場!

ある建築雑誌の取材を受ける。
自宅の改修工事のプロセスとビフォー/アフターの資料としての撮影。

写真中央の空に写っているのがドローン。
いつも眺めている景色だが、ドローンは逆にその景色から我が家を見た時に、どう見えるのか。それは、私も見た事がないアングルからの風景になる。

さて、どんな写真になっているのか、建築雑誌が出版されるのを楽しみに待とう。

何十年ぶりだろう?動物園

昨日に続き、春休みの孫Kと一緒に京都。
今日は岡崎動物園。以前、来たのはもう忘れているぐらい昔のこと。

息子が小さい時だから40年ぐらいは経つだろう。NHK「ダーウィンが来た!」など動物番組は欠かさず観ている割には、動物園は40年ぶり?って自分で驚きだ。

カバのところに来ると孫Kが「おじいちゃんの仲間だ」と。
どういう意味?
身体のある部分を指しているのではなく、ただ単に「体重が重そう」という意味なんだと理解しておこう。

キリンの檻の前に来る。

2月のイベント『建築映画館』(東京/飯田橋)で観た「Silent Witness」(1992年)と言う映像作品を思い出す。『ヴィラ・ダラヴァ』(レム・コールハース/OMA 設計)と言う住宅の竣工映像にキリンが登場するのだ。パリ郊外にある住宅街に建った新住宅の庭をノソノソと歩き回るキリン。全く異次元の存在を突き合わせて撮った映像に強烈な印象を持つ。

こんな時に、何も近代建築のしかも前衛映像を思い出さなくても良いのに。

そんな孫と一緒の久しぶりの動物園でした。

梅小路蒸気機関車庫〜いつか訪ねて見たかった

この写真を見て「あそこだね」と知っている方も多いと思います。通るたびに、いつか一度は行ってみたい、と思っていました。そう!「梅小路蒸気機関車庫」
JR山陰本線で、京都駅到着寸前に車窓から見える。現在は「京都鉄道博物館」の一部として多くの見学者を集める名所。

転車台がクルクル回って、あの重量級の機関車がそれぞれの車庫に収まるところを想像するだけでワクワクしませんか。特別な鉄道マニアではない私でもそう思う。

蒸気機関車の機関室。黒光する管、栓、アーム。
重量感に圧倒される。

このメカニズムと存在感は、アート(芸術品)ですね。

安らかに、坂本龍一

吉本隆明+坂本龍一 『音楽機械論』裏表紙より

坂本龍一 逝く。TVのニュース速報で知る。(3月28日逝去)
誰もいつかその時はやってくる。今年に入って私の好きなミュージシャンの訃報が続く。

坂本龍一がデビューしたのは1970年代後半。ちょうど私の学生時代と重なる。ジャズが好きでコンサートやレコードを買い漁っていた頃。

現代音楽、民族音楽、テクノポップなど、ジャンルを飛び越えた音楽を展開。いつも気になるミュージシャンとして私の中に存在していました。

聴くばかりでなく、坂本龍一の書籍はほとんど読んできた。

『EV. Cafe 超進化論 〜村上龍+坂本龍一』(1985年発行)
 ・吉本隆明、河合隼雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男との対談集
  ↪︎対談、鼎談相手の顔ぶれを見ただけで内容(難解?)が見えてくるが、再読してみたくなる。

『音宅機械論〜吉本隆明+坂本龍一』(1986年発行)
 ・「現代音楽の落とし子たち」「ノイズの音楽」「ジョン・ケージ」「純文学としての中島みゆき」「戦メリのメロディ」「ユーミンは言葉をメロディに近づける」など、今、改めて読んでみたい話題が満載だ。

『音楽と生命 福岡伸一+坂本龍一』(2023年発行)
 ・まだ1週間ほど前の3月29日の新刊。まだ読んでいないが、福岡伸一さんとの対談は読む前からワクワクだ。タイトルにもある「生命」は坂本龍一にとっても覚悟のテーマだったと想像します。

坂本龍一的音楽へのアプローチは、実験的な危うさ、抒情的なメロディ、静謐な音、時にポップで、時にはアバンギャルドで、刺激に満ち溢れていた。それはそのまま「坂本龍一的人生の道のり」だったのでしょう。

安らかに。
合掌。

シェアハウスで初花見

江原(豊岡市日高町)の旧国道沿いに1本の桜の木がある。
豊岡市街地方面に車で向かうときは、毎回この桜の木を観ながら通過する。

ご近所の人からも「美しい花咲く桜の木」として一目置かれている。

昨年夏にオープンしたシェアハウスの隣にある。初めての春を迎えてサクラの季節がやってくるのを楽しみにしていた。シェアハウス裏の少し傾斜の空き地を地ならしして、花見の準備。

シェアハウス・キッチンの窓越しに見るサクラ。
円山川沿いに生える大きなケヤキが芽ぶく。
調理台では、花見のお料理の準備が進行中。

CAT学生たちはそれぞれ3年生、2年生になって学びが続く。

ブナと月

快晴が続く。
夕方、ふと空を見上げるとブナの新芽の間にお月様。

ブナの芽吹きを見るとワクワクしてくる。
生き生きとして命の誕生を思わせる。

日本では標高1000m前後の深山にある木。
我が家の庭(標高13.5m)の低地でも根付くのか実験してみようと内心は思っていた。
約30年経って元気に成長している。