変化をチャンスに〜日本政策金融公庫/近畿ブロック大会

代表幹事 増本忠次氏

日本政策金融公庫(日本公庫)の近畿ブロック懇話会に出席する。会場は帝国ホテル大阪。近畿地区(2府4県)の15懇話会の代表が集まり、交流を深めるのが目的。コロナ禍で中止されていたので、3年ぶりの開催となる。

基調講演は「関西の未来〜プロアシストの事例」と題して、(株)プロアシストの生駒京子社長。8畳のアパート1室から企業して30年足らずでグローバルで躍進する制御システム開発、介護医療機器製造販売の会社。キーワードは多様性。女性、外国人など多数採用し、幹部としても大活躍。

第2部 懇親会

今回のテーマ「変化をチャンスととらえ、持続可能な成長・発展」に則して経営を行なっている企業3社の事例発表がありました。3社とも、それぞれの業界特有の事業環境の中で創意工夫され、ピンチをチャンスに変えた発想と行動力には大いに刺激される。
フジ矢株式会社(ペンチなど工具)
株式会社レック(ブライダル、婚礼写真)
東海バネ工業株式会社(特殊バネ)

それぞれ名刺交換し、有意義な異業種交流の場となりました。

442年ぶりと言われても〜皆既月食&天王星食

3階ベランダから

11月8日の夜。全国各地て皆既月食と天王星食が同時に観られるというので大騒ぎ。

同時に観測されるのは442年ぶりと言うから、前回は1580年(天正8年)。その年を調べてみると豊臣秀吉の2度目の但馬攻め。秀吉に制圧された但馬の国人たちは次の戦場となる因幡国へ送り込まれる。但馬では観察どころではなかったのでしょうね。2年後には本能寺の変で、織田信長が討たれる。年数を言われるとどちらかというとそんな歴史の方に興味がいく。

晩秋の満月は、裏山の北側から顔をだす。凛とした空気が気持ちいい。

Charlie Haden / Gonzalo Rubalcaba “TOKYO ADAJIO”

Charlie Haden / Gonzalo Rubalcaba “TOKYO ADAJIO”

Gonzalo Rubalcaba : p
Charlie Haden : b

1 En la Orilla Del Mundo
2 My Love and I
3 When Will the Blues Leave
4 Sandino
5 Solamente Una Vez (You Belong to My Heart)
6 Transparence

Recorded at Blue Note Tokyo, between 16 and 19, 2005

「完璧な」「至極の」「美しい」とこんな言葉で語りたくなるアルバムだ。
(私のブログでこんな表現するのは初めて)。

最近、チャーリー・ヘイデンのデュオ・アルバムを集中して聴いている。ジム・ホール(g)、パット・メセニー(g)、ハンク・ジョーンズ(p)、ハンプトン・ホーズ(P)、ブラッド・メルドー(p)など、ギター、ピアノの名手たちとデュオを展開している。どれも、素晴らしい(好きな)アルバム。チャーリーはマイ・フェイバリット・ベーシストなのだ。

ゴンザロ・ルバルカバは、キューバ出身のピアニスト。テンポの速いリズミカルな演奏を思い出すが、ここでは、徹底したバラード演奏。静かにチャーリーのベースと絡み合いながら二人の演奏はつづく。

「どの曲が特に」というよりも、6曲すべてがブルーノート東京でのライブとは信じられないほどの静寂の中で演奏されている。会場の張り詰めた雰囲気が浮かんでくる。ああ、こんなライブに浸りたいものです。

必聴。

自宅裏の美しい一瞬

自宅裏の堤防の階段を登る。目に飛び込んできたのがこの鮮やかな光景。

静かに流れる円山川に映る紅葉。空の青色が美しい。

さらに川に近づく。
川面の小刻みに立つ小さな波。
川と紅葉が創り出すモザイクアートだ。

夕陽に照らされながら、自宅の裏に現れた一瞬のシーン。

文化な日

ピアノ発表会を2週間後にひかえ、ビバホール(養父市)での本番稽古。音響がよく、ピアノはスタインウェイのステージで演奏できるのは幸せなことだが、緊張も半端ない。(私は妻より先に持ち時間20分間を終える)

ピアノの帰りは、日高町文化体育館(豊岡市)での「協会展」(日高文化協会)へ。妻の出品した書(真ん中)や他の絵画、彫刻、生花など鑑賞。

会場では、裏千家淡交会日高地区の皆さんによる抹茶席にて一服、いただく。仕切りの向こうのステージからはピアノ演奏が聴こえてくる。ちなみに文化体育館のピアノはベーゼンドルファー。半日でピアノの二大名器の演奏を耳にする。なかなかいいものです。

続いて、豊岡市総合体育館へ。こちらでは「豊岡市美術展」が開催されている。小学生の孫の絵画が入選し、展示されている。想像していたよりもしっかりとした絵にびっくり。構図、色使い、なかなかいい。(^ ^;; )タイトルはなんと「弱肉強食」??大きい魚が小さい魚を食べていると解説してくれる。

音楽、書道、茶道、絵画。いい流れの「文化な日」となりました。

土と陶器の旅(その3)

立杭焼「陶の郷」内にある「アートギャラリー丹波」。
その空間にある久住章さん製作の土で作られたパーティションがある。
見るからに久住さんの作品ですね。

土独特の柔らかい表情がなんとも言えない。

裏面(「裏」とは言ってはダメですね、この美しさ)はこうなっている。
木と木の間は金網を巡らせその上に土を塗っていく。
パーティションそのものの立体的な波打つうねりで自立している。

壁(パーティション)の厚みは数センチなのだが、最上部は絞り込んで細いラインになっている。こうすることで、厚ぼったさを緩和し、流線の壁に仕上がっている。この辺りが久住さんのすごいところですね。

土と陶器の旅(その2)

久住章さんの案内で、立杭焼陶芸家Ichikawaさんのギャラリーを訪ねる。こちらも見事な建築とセンス抜群な室内の装飾や家具。

窓の下のカウンターは、土(左官)でできている。左にピザ窯、右には湧き水が飲める蛇口がある。壁は土、テーブル表面は和紙が貼ってある。調和のとれた空間。

アームで突き出た裸電球が面白い。2階に上がると作品の展示と多目的に使える部屋がある。ゲストを迎えての食事、くつろぎの会話、また、小さな集まりを開いてみんなで楽しむしかけがいっぱいある素敵な空間。

秘密のお風呂。(だから詳しく書けません)
山の斜面には渓流があり、森に囲まれた場所。

設計施工の久住さんから説明を聞く。
来年春の完成が楽しみだ。

土と陶器の旅(その1)

ドーモ・キニャーナ30周年の集いがきっかけになって、左官の久住章さん設計施工の土壁の家、そして久住さんのご自宅を見学するツアーを企画。

立杭焼の里を訪ねる。陶芸家I氏のギャラリー。
木立の向こうに土壁が見える。遠くから眺めて一目で久住さんとわかる。

土壁の上に屋根を掛けたというか、被せた構造。この山に生えていた木で支える。柱と柱の間のチェーンは、逆に屋根が風で吹き飛ばされるのを防ぐ。考え方がとてもシンプルなのが久住さんだ。

一歩足を踏み入れると、そこは別世界。

久住章さんの解説。世界の四大文明、メソポタミアの紀元前にさかのぼる話から始まる。

土どうし。土壁と陶器、よく似合う。

壁は1mを越す厚みがある箇所も。壁から自然に弧を描く棚が美しい。床の石は、建築のために掘ったこの場所にあったものという。

裏山から切り出してきた木、古材、壁の土、床の石。

ギャラリーの奥には茶室とゲスト用のお風呂がある。
土で作ったお風呂。ザラザラに見えるが触ってみると適度なザラつきで肌感覚も気持ちいい。追い焚きもできる。

今、我が家もお風呂の改築をしているので今回の見学の目的でもある。
魅力的ではあるが奇抜なお風呂。真似できるのならしてみたいが、地上にあるこのお風呂と違って、上の階にあるので物理的に困難かも。

ピンポンサム〜ひときわ目立つ

昨年小さな苗を植え、春から夏にかけて全然目立たなかったのに、花の少ないこの時季になって、ひときわ目立つ存在に。調べてみると「ピンポンサム」という名前の花。菊の種類であること、花がまんまるでピンポンのよう、菊は英語で”chrysanthemum”(クリサンセマム)だからこの名前。ここまではすんなりと納得。まんまるにはなっていないのが気になりますが。

オランダで品種開業された園芸種。

どちらと言うと地味な我が家の庭には、派手な気がするが、花が悪いわけではない。

ピンポンサムは、オランダで品種改良された園芸種。

これぞ菊の色。語源はギリシャ語で「chrysos」は黄金色を意味し、「anthemon」は花を意味する、とある。黄色もあってさらに納得しました。

すっかり、秋

江原の神社周辺を歩く。
冷んやりとした空気、草木の佇まい。
すっかり、秋だ。

さりげなく秋。

堤防沿いの木も赤、黄、緑が混じり合う。

円山川の上流を望むと、田んぼの藁を焼く煙か?