左官の久住章さん〜「シュトックマルモ技法」って?

大理石のテーブル?

手で触ってみても大理石そのものなのだが、実は「シュトックマルモ」(擬似大理石)という左官の技法で塗って仕上げたもの。

製作した左官の久住章さんから、直接「シュトックマルモ技法」について解説を聞く。

もともとヨーロッパで始まった左官の技法。イタリアでは、本物の大理石が手に入るのであまり発達しなかったが、ドイツ、フランスで大理石調の仕上げとして発達した。

1990年代初頭、南紀白浜に建設された「川久ホテル」のロビーの巨大な円柱にこの技法が使われている。左官の久住章さんがドイツで習得し、約1年間かけて日本の左官職人に伝授し、24本の巨大な円柱を仕上げた。その製作方法まで解説していただく。

大理石を大きな面積に使うと必ず繋ぎ目が出るが、左官でやると大きな面でもシームレスに完成する。こんな凄い技法をいとも簡単に習得し実現してしまう久住章さんは、「日本一の左官職人」、いや「世界の天才左官職人」と呼ぶのに異論はないですね。

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