『Madama Butterfly』(豊岡演劇祭2022より)

『Madama Butterfly』
ノイマルクト劇場+市原佐都子/Q

衝撃的な演劇だ。「マダム・バラフライ」といえば、誰もプッチーニの『蝶々夫人』だと知っているが、この演劇は、日本(女性)から見た西洋(男性)の相違(違和感)、コンプレックス、を大胆な性表現で描く。衝撃的なのは、この内容(筋書き)だけでなく、役者が映像と渡り合うシーンが延々とつづく。その異次元とも言える演出にさらに興味が惹きつけられる。女優の竹内香子(きょうこ)の演技も素晴らしい。感動!

上演後のアフタートーク。作・演出の市原佐都さん(中央)はKIACの芸術監督。質問を投げかける豊岡演劇祭アドバイザーの相馬千秋さん(右側)。相馬さんご自身もフランスで学び活動された経験をお持ちである。

海外(スイス、チューリヒのノイマルクト劇場)で制作することで発見すること、例えば、西洋と日本の感性の違い、人種の壁など、苦労話も交えながらトークは進む。

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