ヤブラン〜サマームスカリ? どっち?

ヤブラン(ユリ科)
葉がシュンランに似、ランの名がつくも、ユリ科。山地の木陰に生えているが、むしろ、公園や庭での植栽が目につきやすい。特に花穂が出ると、高さ五十センチにもなり、存在が知れる。リュウノヒゲに近いが、大柄で、花は下を向かない。古典の山菅(やますげ)を小野蘭山のように、本種にあてる見解もある。
『花おりおり その五』 湯浅浩史・著

庭に咲く。「何とかランだろうな」と思って写真撮ってアプリで調べてみると「サマームスカリ」と出る。初めて聞く名前。そこでネットであれこれ検索してみる。

サマームスカリは和名ヤブラン(藪蘭)とある。逆に、ヤブランでみると別名サマームスカリ、リリオペとあるが、ユリ科ではなくキジカクシ科??とある。

学名はLiriope muscariとあるから、「リリオペ」と呼ばれえたり「ムスカリ」と呼ばれたりするのだということはやっと分かった。どうやら同一とみて良さそうだ。

『花おりおり』の引用した説明に出て来る「小野蘭山」って?
調べてみると、江戸中期の大本草学者。中国から伝わった「本草学」には日本固有種を当てはめられないので、自ら山野に入って日本の本草学を作った人物。

ああ、知らないことだらけ。。。
(ちょっとしたいい「もの知り」になりました)