シラカシ〜ずっと見守って

シラカシ(ブナ科)
関東地方で多く見られるカシノキです。公園樹や防風林、生け垣などに利用されています。葉は長さ4〜13cmで、先端に向かって細長く伸びる、スマートな形です。表面は革質で光沢があり、裏面は白っぽくなっています。
花は葉のわきから雄花が垂れるように咲き、その上部に小さな雌花が咲きます。実は半分ほどが殻斗に覆われています。樹皮は裂け目がなくなめらかで、黒色を帯びた緑色をしています。
『よくわかる樹木大図鑑』 平野隆久・著

今となれば、我が家の庭の中央ゾーンにドッシリと存在するカシノキとなった。3年ぐらい前までは、このカシノキの横に祖父母が住んでいた家があったが、いろんな事情で取り壊した。

40〜50年スパンで考えると、このカシノキは我が家の庭で唯一、同じ位置で成長した樹木だ。祖父母の家の傍にあったので、ひっそりと目立つ存在ではなかったけど、今でもこのカシノキを眺めると祖父母の顔が浮かんでくる。

家の傍でやや日当たりが悪く、壁と隣接していたから剪定もしながらだった。これからは、太陽をいっぱい浴びながら、この位置で新たな家族の歴史を重ねていくのを見守って欲しい。

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