但馬コネクション打合せ〜神戸

神戸のドイツ料理「エルナ・アドリアーン」で但馬コネクション3月セッションのゲストとの打合せ。

南ドイツ料理のレストランということで、昨年訪ねたミュンヘンを思い出しながらのランチタイム。

やっと本題 (^ ^;; 。

3月は「アイヌ文化」がテーマ。実際に北海道を何度も訪ねて得た資料やビデオ映像を紹介していただきながら本番の流れを確認しました。

2月下旬に「但馬コネクション」ウェブサイトでご案内しますのでお楽しみに。

ラフマニノフ 『交響曲第2番 ホ短調Op.27』

ラフマニノフ 『交響曲第2番 ホ短調Op.27』
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン

第1楽章 Largo – Allegro moderato
第2楽章 Allegro molto
第3楽章 Adagio
第4楽章 Allegro vivace

この交響曲第2番を聴くきっかけは、NHKの「ららら♪クラシック」。ロシア、ペテルブルクでの交響曲第1番の初演大失敗の後、満を持してこの第2番を書き上げ(1907年)、見事、同じペテルブルグで初演(1908年)し、大成功したというストーリー。甘いメロディーの第3楽章Adagioを取り上げ解説。(6度離れた音階がキーポイント)という興味深い解説。

「甘いメロディー」を書かしたらピカイチのラフマニノフというまえぶれにも興味あったが、ドイツのドレスデンに滞在中の作曲というのも興味を持つ。昨年、ドイツの旅で訪ねたドレスデンを思い浮かべながら聴いてみよう。

Chick Corea “The Song Is You”


Chick Corea “The Song Is You”

Anthony Braxton : as (1-3)
Lee Konitz : as (2,3,6,7)
Chick Corea : p
Miroslav Vitous : b (1-5)
Jack De Johnette : ds (1-5)

  1. Impression
  2. No Greater Love
  3. All Blues
  4. Waltz
  5. Isfahan
  6. Stella By Starlight
  7. Round Midnight

Recorded on Sep.19,1981, at the Woodstock Jazz Festival

凄いメンバー。どんな演奏か想像してみると、まず目につくのはアルト・サックスのアンソニー・ブラクストンが入っているので、馬の鳴き声(ヒヒーンと私には聴こえるのだが)を思い出す。つまりフリージャズっぽい演奏だが、概ね当たり!だ。

2. No Greater Loveは、チック・コリアの”CIRCLE PARIS-CONCERT”(黄色いアルバム)の演奏を思い出す。サックスはもちろんアンソニー・ブラクストンだ。(私の大好きな演奏。ぜひ、聴いて欲しい。)

3.All Bluesは、マイルスもよく演奏しているスタンダードだが、ここではパット・メセニーのギターをフューチャー。

5.Isfahanは、デューク・エリントン楽団がよく演奏した曲だが、ここでは、チック(p)とヴィトウス(b)とデジョネット(ds)のトリオの緊迫した演奏。(素晴らしい)ちなみに、チックとヴィトウスで思い出すのは、チックの”Now He sings,Now He sobs”の名演。

6.Stella By Starlightと7.Round Midnightの超スタンダード曲は、アルトのリー・コニッツの独壇場だ。リー・コニッツのアルトは、いつもいつも聴こうとはならないけど、どこか深いところで心に響くものがある。

ということで、このアルバムは、それぞれの楽器の第一人者の演奏を楽しむのが良いのかもしれない。不思議なアルバムです。

『凡人のための地域再生入門』木下 斉・著

商店街がかつてと同じようなやり方で栄えて再びシャッター街が栄えることはもうないだろう。けど、新しい時代に向けて、新しいやり方を、新しい人ともにできる新しい人材がそれぞれ動き出している。過去は過去のものとして割り切り、未来へのそれぞれのまちが導き出したとき、シャッターが再び開く日はやってくるはずだ。
『凡人のための地域再生入門』 木下斉・著 (p340)

地域再生に賭ける若者たちを描いた小説仕立ての書。全編、地方から東京へ就職した主人公が生まれ故郷に戻り、かつての同級生たちと廃れゆく商店街を再生していくストーリー。

この書のユニークなのはポイントとなる個所をイエローラインを引いて、「解説」が付いている。「解説」は、現在の地方の現実、国と地方の行政の取組み、観光産業の実態、地域協力隊など、リアルに、辛辣に解説してある。
(この「解説」は説得力あり。ぜひ、読んでいただきたい)

著者の木下斉氏の講演を東京丸の内で開催された「豊岡エキシビジョン」で聴いて以来、木下氏の本をほとんど読む。地方再生への考え方はほとんど同感することばかりです。

122のイエローラインの最後122番目。この「解説」で締めくくられている。

【122】衰退している地域でも、結局自分がどう捉えるかによって未来はいかようにでも変わる。たとえどんな状況であっても。(p341)

誕生日と合格と節分と

昨日(2/3)は、節分であり、日曜日。

家族二人の誕生日と友人家族の娘Tちゃんの大学合格のお祝いを兼ねて、小さなパーティ。私の息子の誕生日がズバリこの日。孫がその6日後。Tちゃんは、東京の有名私立大学に見事合格。(よく頑張った!)

さてさて、節分ですがこれなんだか分かりますか?
「柊鰯」(ひいらぎいわし)。

節分に魔除けとして使われる、柊の小枝と焼いた鰯の頭、あるいはそれを門口に挿したもの。 柊の葉の棘が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、また塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う(逆に、鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目をさすとも説明される)。(Wikipedia)

鬼はどうも煙と鰯の臭気が嫌いなようなので、囲炉裏でしっかりと煙を出しながら炭火焼き(バーベキュー)。(笑)

もちろん、豆まき(♪ふくは〜うち、おには〜そと♪)もして、ピアノ演奏あり、最後にはみんなでイチゴのケーキ。

なんだかよくわからない取り合わせの楽しい時間となりました。

ゴミは分別して〜江原ゴミステーション

私が住んでいる江原地区の分別ゴミのステーション(持ち込み場所)。
毎月、第1日曜日と第3日曜日の朝7:00〜10:00に江原区民の人がそれぞれ自分で持ち込む。収集日には、持ち込まれるゴミがルール通りかどうか、立ち番が当番で回ってくる。
(今日は、私の隣保が当番)

分別は、「プラ」・「ビンカン」・「ペットボトル」・「紙」・「その他(燃やさないゴミ)」の5種類。だが、ステーションの区切りが4つしかないために、「その他(燃やさないゴミ)」は第1 だけ、「紙」は第3だけとなるから事はややこしい。

せっかく持って来られた「ゴミ」を第1と第3を間違えていると持って帰らなければならない。特にご年配の方には申し訳ない。あと、もう一区切りの仕切りを作るだけで、毎回5種類の分別ゴミが受け入れられるのだが、何年も続く「習慣」を変えるのがなかなか難しい。

ゴミステーションは写真の左端。右側向こうに見える白い建物が豊岡市商工会館。2019年4月からは、平田オリザさん率いる劇団青年団の「劇場」へと改修工事が始まる。

手前の砂利は現在工事が進行中の円山川堤防工事の現場(黒の土嚢の辺り)です。早く堤防の完成を願うばかりです。

竹〜節目が多いほどに人生は豊か

竹は外見から見ると一本一本が独立しているように見えますが、地下茎で繋がっており、運命共同体です。しかも、親の栄養で成長した後は、自分の身を太らせることなく、子供のためにせっせと栄養づくりに励むのです。子供は子供で、その栄養を無駄なく使い、構造的にも立派な親にいち早くなります。
竹にある節は竹にとって大切なものです。人生においてもよく「節目」という言葉が使われます。人生における節目とは何でしょうか。人生における心の区切り、それは、一人一人違うと思います。自分に課題を課し、それが成し遂げられたときが自分にとっての節目かも知れません。節目の多い人ほど、風雨や雪の重みにも耐えうるすばらしい人生を送ることが出来るのではないでしょうか。
『人物のまち福島 第2集』 佐久間辰一・著 (「竹」より p13)

昨日の続き。副題「社会人として大切なことは植物から学んだ」が示している通り、この冊子に登場する植物たち。竹(タケ)、桜(サクラ)、蕎麦(ソバ)、紫陽花(アジサイ)、スギナなど10種。それぞれに個性、特徴、なぜそうなのかと不思議なことだらけ。その謎解きは私たちが生きていく教訓がいっぱい詰め込まれている。

第2集のトップバッターとして「竹」。竹と言えば、地下茎、節、成長の早さ、しなやかなどの特性の不思議を解き明かしながら「竹」を知る。

竹の成長の早さの秘密は、幹の先端だけでなく、節ごとに成長点を持ち、一斉に成長する構造からきている。

「人生の節目」というが、人生を見つめ、節目を正しく持つこと、それがすなわち自分の成長の糧となる、ということですね。

「竹」から大事なことを学びました。

「大切なことは植物から学んだ」〜佐久間辰一・著

植物は動物と違って動くことはできませんが、「種の保存」という一点に向かって、涙ぐましい進化を遂げてきました。しかも、それは、共存という姿で。一方、私たち人間は、自然界を自由に動き回り、好きなものを自由に手に入れることができます。その反面、それは争いのもとにもなっているのです。植物は共存しなければ生きていけません。それぞれの個性に合わせた生き方をしています。植物は、私たち人間が生きる上での本での本当に大事なことを教えてくれています。
『人物のまち福島 第2集』 佐久間辰一・著 (「はじめに」p3)
発行所 : 採用と教育研究所

先月ある封筒が届いた。年賀の頼りにしてはちょっと厚いし、何だろうと開封すると一冊の冊子が入っていました。送り主は小学校教諭の西村先生。但馬コネクションにもゲストとして登場していただきました。ボランティア活動などを通じて子供たちの教育、地域貢献をされている。

サブタイトルに「社会人として大切なことは植物から学んだ」とあるが、「社会人」は「人生」と捉えてもいい。「動けない」植物が懸命に子孫を残すために進化しながら生き、「動ける」私たちは豊かさを求めて右往左往し、時には争いを起こす。

まさに、私も日常で庭の植物を、周囲の山河を観ながら感じていたことだ。素晴らしい冊子を送っていただいた西村先生に感謝。