どうしてもハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)を訪ねようと思っていた。
U4線の終点ハイリゲンシュタット駅。もっと牧歌的(?)なところと想像していたが、何やら近代的な建物が取り囲む。
お目当は「ベートーヴェンの家」。ガイドブックによれば、バス38Aに乗って約20分とある。
バス停から10分ぐらい歩くとありました。
これがベートーヴェン・ハウス。
このハイリゲンシュタットの街でも、数回引っ越したというベートーヴェン。
これが「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いたと言うベートーヴェンが住んだ家。(なんか綺麗すぎてイメージとは違うので気持ちの整理が必要だ。)
左側の白っぽい建物がベートーヴェン・ハウス。狭い通りは直線で、隣どうしが繋がっている。この道を歩いて散歩に出かけたのだろうか。200年前だから車はないにせよちょっと窮屈な感じ。でも、通りは石畳でその当時もそうなのだろう。
2016年3月に台湾で交通事故に遭い、まさに九死に一生を得る大事故であった。(今でも、よくぞ死ななかった、生きていて良かった、と頭をよぎる。)
その後、約1年間は療養第一の日々を過ごした。その時に、ベートーヴェンの音楽を毎日聴きながら過ごし、いつかハイリゲンシュタットには行ってみたいと思うようになった。
のんびりとした田園風景と想像していたが全然違うではないか。
でも、小川が流れ、周囲は緑の森に囲まれたとろこもある。この道を歩きながら、曲の構想を練る日々を送ったのだろう。この風景を記憶に留めておかなければ。
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「ベートーヴェンの道」の山手側に少し歩くと、ぶどう畑がある。振り向くとウィーンの中心部の高い塔が見える。
ぶどう畑から再び、ベートーヴェンの家に戻る。
その横にある「ホイリゲ」で待ち合わせ。
5時なので、まだお客さんは誰も来ていない。
※ ホイリゲ=オーストリアでワイナリーがやっている居酒屋。自家製ワインと家庭料理が楽しめる。
待ち合わせていたのは、「おんぷの祭典」(豊岡市)に初回から5年連続で演奏していただいているチェロのウィリアムズさん一家とヴァイオリンのミュラーさん一家。
それぞれの奥様もはチェリストとヴァイオリニスト。子どもたちは4才と6才、そして5才。家もウィーン中心部の近いところに住んでいる。
お母さん同士は、子どもたちがどんな楽器を習うのか、先生は誰がいいのか、などいろんな話をしている。
ウィーンの音楽家たちが何にを話しているのか、とても興味深いし、面白い。
今夜は、ウィーンの友人ファミリーに囲まれた気分で食事。途中で、中庭に出て椅子取りゲームなどしながら、食事を楽しんだ。
あっという間の時間。子ども達がいるので早めに切り上げて、ホイリゲをでる。
せっかくなので、ベートーヴェン・ハウスのドアの前で写真をもう一枚。
いつか訪ねようと思っていたハイリゲンシュタットのベートーヴェン。特別なメンバーたちと一緒に、さらに印象深いものになりました。
“ハイリゲンシュタットを訪ねて〜ベートーヴェンとホイリゲの1日” への1件の返信