銀座で兵庫と出会えるレストラン〜「神戸プレジール銀座」

「打合せランチを」と、銀座へ。案内していただいたレストランで、サプライズが待ってました。

JA全農兵庫直営レストラン「神戸プレジール銀座」
コンセプトは「伝統の神戸ビーフを、銀座と言う街で」。

但馬牛を選ぶこともでき、兵庫県産の野菜もたっぷりなのが嬉しい。

銀座四丁目交差点にある銀座プレイス11階。

東京・銀座でこんな兵庫に出会うとは。まさにサプライズ。
美味しい食事と素晴らしい時間を過ごしました。

牛革で作った兵庫県地図。小林支配人(左側)と上治丈太郎様。

レストランを案内してくださるのは小林支配人。(左側)

今回のサプライズの仕掛人は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の上治丈太郎様。

こちらからご無理をお願いしている「打合せ」でしたが、かえって、大変なご馳走になってしまい、恐悦至極でございました。

改めて、ゆっくりと食事に行きたいと思います。

梅雨の雑踏、東京

新宿伊勢丹前の歩道

大阪→但馬コネクション(自宅)→松江→東京、と、ここんところ移動が多い。台湾での事故(2016年3月)以来、出かけるのは自嘲していたが、今年に入ってだいぶ体力も復活してきたので、それ以前と同じくらいの移動となった。

新宿駅東口交差点

新宿駅東口の雑踏。
学生時代が懐かしく思い出す風景なのだ。

「出雲そば」〜そば湯と一緒が出雲流

割子そば。通常3枚に1枚追加。

「出雲そば」を初めていただく。

「玄そばの挽きぐるみのそば粉を使い、色が黒っぽく、香りの高いのが特徴」と松江市のパンフレットにはあったが、説明以上に実感する。

食べ方は「割子」と「釜揚げ」があるが、どちらもそば湯と一緒に食べるのが独特だ。

食堂の女将さんに食べ方の説明を聞きながらいただく。

一皿づつ、違う味わい方ができるが、面白い。
出汁のみ、出汁+そば湯で暖かいそば、薬味を好みで乗せて出汁+そば湯、

そばの茹で加減、風味、お出汁、薬味、と全て完璧。
私にとって、また新しい体験、「極上の蕎麦」に出会いました。

次回、松江に来たら必ずまたこの店には立ち寄りたいと思う。
ぜひ、行ってみてください。

十一軒(といちけん)
松江市芋町21
tel : 0852-21-2275

「茶の湯文化学会 総会」 in 松江

松江2日目。「くにびきメッセ」の多目的ホールにて「平成30年度 茶の湯文化学会 総会」が開催された。今回は、不昧公ゆかりのテーマの講演もあり、松江市民の方も無料で参加できる。

充実した研究発表。

「松平不昧公の茶会記」、「本惣・本屋惣吉と松平不昧」、「絵画史料から復元した松平不昧公大崎苑の特徴」、「松平不昧〈茶道具の研究と収集〉」など

大会の間、会場脇では、松江名物「ぼてぼて茶」がふるまわれた。

ぼてぼて茶とは、出雲地方、松江市に伝わる茶。おこわ、煮豆、高野豆腐、漬物などを刻んで茶碗に入れ、番茶を注ぎ、泡だてて飲む独特の茶でした。泡を建てる時の音から「ぼてぼて茶」と言われる。

午後4時に終了。

帰路は、3時間半で到着。
ノンストップでちょっと頑張りすぎたかな?

2019年秋に竣工予定の「菅田庵」。
ぜひ、もう一度、松江にはゆっくりと行ってみたい。

久しぶりの松江〜松平不昧公没後200年

菅田庵(完成予想図)

『茶の湯文化学会』の総会を島根県松江市で行いました。
今年は、松平不昧公没後200年に当たる年でもあり、松江市で開催された。

松平不昧公は、出雲松江藩の第7代藩主、松平治郷(はるさと)(1751年〜1818年)。江戸時代の代表的茶人、号は不昧(ふまい)。

松江まで、車約4時間。途中、山陰の風景を楽しみながらの快適ドライブ。ほぼ、30年ぶりの松江。小泉八雲記念館、田部美術館、京橋川近辺を散策。

総会前日の夜は、茶の湯文化学会の懇親会。

松江駅から送迎バスで約40分、大根島へ。

日本庭園の美しい「由志園」を散策。
庭園内のレストランで懇親会が始まった。

開会の挨拶をされる熊倉功夫会長(国立民族学博物館名誉教授)。

松平不昧公の没後200年で特別に重要文化財の整備現場を観られるということもあって、今回の参加者はいつになく多数。賑やかに行われました。

「ローカルでありグローバルであること」〜但馬コネクション6月(No.49)

6月セッションは、豊岡市長の中貝宗治氏をゲストに招き、「ローカル&グローバルの可能性」というテーマでお話を聞きました。

冒頭、豊岡市の人口減少は、少子化が問題ではない。豊岡市の出世率は横ばいか、むしろわずかだが上がっている。

その原因は、地元の高校を卒業した若者が大学進学で一旦故郷を離れ、その後、帰郷しないことである。20代でのUターン率は、男性がほぼ50%なのに対して女性25%。女性にとって魅力的で支持される市にならなければならない。

現在、豊岡市はコウノトリ野生復帰、環境経済の推進、歌舞伎、パフォーミングアートでのアート・イン・レジデンス大交流、城崎温泉のインバウンド激増、など、知名度もあがり、活発になってきました。その一連の取り組みを決断した経緯、どのように推進してきたのか、そんな話を聞きました。

中貝市長のプレゼンはいつも聴く人の心を捉える。今回はその市政方針に至ったプロセスを聞かせて欲しいとリクエストしました。市長として様々な人に会い、国内外の多くの場所を訪ね、その豊富な体験をシェアしたいとの意図がありました。

これから益々、市政理念、方針をいかに市民にアピールし、浸透させていくのかがますます重要になってきます。豊岡市であったり、但馬であったり、丹後であったり、「ここでいいのだ」という思いを共有するセッションとなりました。

路線バス利用してますか?〜十勝バス(株)の再生物語

十勝バス(株)野村文吾 代表取締役社長

「皆さん、路線バス利用していますか?」の質問で始まった今月の経営者倶楽部。ゲストは、十勝バス(株)の野村文吾社長。

考えてみますと、路線バスには不安が多い。
・ 系統図が分かりづらい。(自分の目的地にはどのバスに乗ればいいの?)
・ 乗り方がわからない。(前ドア?後ろドア?料金はいくら?いつ払う?)
・ 待ってても来ない。(平日・休日ダイヤ、定時に来ない、本当に来るの?)
・ 降車の合図はどうするの(通過してしまわないかドキドキ)

皆さん、どうでしょう?

北海道帯広市の十勝バス(株)。40年間毎年客数が減り、いよいよ倒産の危機。そこで立ち上がったのが野村文吾社長(4代目)。大手企業を退職、十勝バスに入社するが、社内ムードは最悪。戸惑いの中、「社員を愛する」ことから始める。ハチャメチャ(失礼!)な展開から、見事、十勝バスの再生に成功。

『黄色いバスの奇跡』(吉田理宏・著)

奇跡の物語は、こちら↑の書籍を。

サインには「心」の文字が

地方のバス会社の8割は実質的には赤字経営。(行政の補助で決算は黒字だが)
その中で、十勝バスの復活は奇跡と話題になる。

地方公共交通の再生のポイント
・ 不安の解消
・ 目的地提案(移動は手段)
・ 見える化(地図、路線、運行など)
・ ITの活用(目的別路線、情報アプリの開発)

公共交通手段が無くなる地域は廃墟となる、とも。
但馬地方の公共交通を真剣に考えないといけない。

海外進出は「何で勝負するのか?」が大切

中小企業基盤整備機構 鈴木修氏。

日本政策金融公庫(神戸支店)の但馬の集い。
ASEANのマーケット状況の最新情報の講演を聴きました。

【ASEAN基礎データ】(日本との比較数字でイメージが掴める)
・ 加盟国(10ヶ国)
・ 面積449万km2        (日本の約12倍)
・ GDP 2兆5547億米ドル     (日本の約半分)
・ 一人当りGDP4000米ドル    (日本の1/10)
・ 貿易(輸出入)2兆2555億米ドル(日本の1.8倍)

様々なデータと合わせて「海外展開の心得」的な指摘がとても参考になりました。

【何で勝負するのか?】という問いかけに3つの項目と日本でのポジション

− 製品で勝負
・国内シェアはトップグループ ・圧倒的な優位性

− サービスで勝負
・日系ならではのきめ細かなサービス ・ローカルでは前例のないサービス

− 製造ノウハウで勝負
・日系ならではの品質管理  ・コスト削減のノウハウ

2部の懇親会では、挨拶と乾杯のお役目を頂戴。

ちょうど、米朝首脳会談の翌日でもあり、今日のテーマがASEANでもあったので、日本は地政学的(geopolitical)対応が重要、インターネットを活用したグローバル展開の可能性もあるのでは、などのお話を簡単に交えて、音頭をとらせていただきました。

Joe Zawinul “CONCERTO RETITLED”

Joe Zawinul “CONCERTO RETITLED”

1. From Vienna With Love
2. My One And Only Love
3. Riverbed
4. Concerto Retitled
5. Del Sasser
6. Sharon’s Waltz
7. His Last Journey
8. In A Silent Way

Released in 1976

1曲目 ” From Vienna With Love” で始まる。

第5回「おんぷの祭典」は先週で終わる。今年もウィーンからやって来て素敵な演奏を聴かせてくれた携えてやって来てくれた二人。
ヴァイオリンのルードヴィッヒ・ミュラーさんとチェロのマイケル・ウィリアムズさんに感謝を込めながら聴く。

ウェザー・リポート(Weather Report)のリーダー格のジョー・ザヴィヌルは、ウィーン生まれ。ジョーのファンタスティックなピアノとキーボードを聴くにはベストなアルバムだ。

ウェザー・リポート来日公演の生演奏を思い出す。ベースのジャコと共に、ジョーのキーボード演奏は私にとっては永遠の宝物。残念ながら2007年に75歳で亡くなる。

参加メンバーには、
Miroslav Vitous , Jack DeJohnette ,Herbie Hancock
Pepper Adams,Joe Henderson , Blue Mitchell
の名前もクレジットされている。

ムラサキカタバミ〜スキマに咲く

ムラサキカタバミ(カタバミ科)
最初は明治時代に鑑賞植物として導入された。それが逸出して、帰化。地下に小指の先ほどの球根があり、花の咲く頃から周りに小さい子球が多数できて、耕すと分散し、広がる。柳沢新一氏によると、花は夜間閉じて下を向くが、五時頃から頭をあげ始め、十時に全開、十五時に下向き、夕方閉花。
『花おりおり その四』 湯浅浩史・著

「わざわざアスファルトやコンクリートのスキマに、どうして草花は咲くのか」というようなタイトルでNHKの番組があったのを思い出す。

裏庭の一番端っこ、ガレージへ通じる細道と石垣の隙間に咲く。
人の足元で咲くから余計に、この「うす紫」の可愛さにいろんな想いを抱く。