「ローカルでありグローバルであること」〜但馬コネクション6月(No.49)

6月セッションは、豊岡市長の中貝宗治氏をゲストに招き、「ローカル&グローバルの可能性」というテーマでお話を聞きました。

冒頭、豊岡市の人口減少は、少子化が問題ではない。豊岡市の出世率は横ばいか、むしろわずかだが上がっている。

その原因は、地元の高校を卒業した若者が大学進学で一旦故郷を離れ、その後、帰郷しないことである。20代でのUターン率は、男性がほぼ50%なのに対して女性25%。女性にとって魅力的で支持される市にならなければならない。

現在、豊岡市はコウノトリ野生復帰、環境経済の推進、歌舞伎、パフォーミングアートでのアート・イン・レジデンス大交流、城崎温泉のインバウンド激増、など、知名度もあがり、活発になってきました。その一連の取り組みを決断した経緯、どのように推進してきたのか、そんな話を聞きました。

中貝市長のプレゼンはいつも聴く人の心を捉える。今回はその市政方針に至ったプロセスを聞かせて欲しいとリクエストしました。市長として様々な人に会い、国内外の多くの場所を訪ね、その豊富な体験をシェアしたいとの意図がありました。

これから益々、市政理念、方針をいかに市民にアピールし、浸透させていくのかがますます重要になってきます。豊岡市であったり、但馬であったり、丹後であったり、「ここでいいのだ」という思いを共有するセッションとなりました。