日本的なグローバル化を目指して

(株)ジャーマン・インターナショナルRuth Marie Jarman
(ルーシーさん)のお話を聴く機会を得た。

テーマは「世界に誇れる日本の美点」。
インバウンドビジネスは最大のチャンスを迎えている。

米国ノースカロライナ州生まれ、ハワイ育ち、日本での生活歴30年。1988年に来日、リクルートに入社後、独立して翻訳、通訳、来日外国人向けの営業などの経験を経て、現在、インバウンド・コンサルティング。

ルーシーさんの次の言葉が、結論であり、最も重要だと認識。

「日本人はHigh Contact Communication(アイコンタクト、阿吽、空気を読む、など)が得意。逆に言うと、言語化(説明すること)が下手。」

日本のグローバル化には、『日本的なものを言語化する』ことをもっと意識し、実践することが大切だ。

【メモより】

・ 城崎温泉(豊岡市)は、最初のハードル(外国人と接する機会、慣れ)は超えている。次のステップ(外国人を獲得する営業)にいることを自覚せよ。

・ 日本に住んでいる外国人は240万人。彼らの口コミの影響は大きい。
− 信頼深い、相手を考える力、治安、清潔感、

・ 2018年1月の成人式、新宿区の新成人は45.7%が外国人。

・ インバウンド:2900万人(2017年実績)→4000万人(2020年目標)→6000万人(2030年予測)→8200万人(デイビッド・アトキンス氏予測)

・ 相互のアイデンティティを大切にし、受け入れる。
違いを嫌がらず、異なる点を楽しむこと。

・ 日本人の英語
− 発音はきれいで、わかりやい
− 通じないことはネイティブ同士でもあること
−   第2言語で英語を話す仲間は世界のマジョリティ
−  正しさよりもハート
−  誰もパーフェクトな英語を期待しない
−  外国人は日本人のアイデアを聞きたい
−  相づちに頼らず、頑張って喋って相手の反応を待つ