夕暮れに救われる〜豊岡は38.9℃

豊岡の最高気温38.9℃、本日の全国一。
日中は、肌を刺すような熱射。

夕暮れどきを待ってウォーキングに出かける。
川風に吹かれて少し涼しさを取り戻している。

大岡山に陽が落ちる。
透き通るような山々の稜線が美しい。
猛暑続きのせいか、夕暮れの空気感が違う。

酷暑の中の幸せな一瞬です。

Joni Mitchell “Don Juan’s Reckless Daughter”

Joni Mitchell  “Don Juan’s Reckless Daughter”

Joni Mitchell (vo, g, p, key)
Jaco Pastorius (b)
John Guerin (ds)
Larry Carlton (g)
Michel Colombier (p)
Don Alias (bongos, congas, etc)
Alex Acuna (congas, cowbell,etc)
Airto Moreira (surdo)
Chaka Khan (vo)
Glenn Frey (vo)
J.D. Souther (vo)

1. Overture – Cotton Avenue – 6:41
2. Talk to Me – 3:45
3.Jericho – 3:22
4. Paprika Plains – 16:21
5.Otis and Marlena – 4:09
6.The Tenth World – 6:45
7.Dreamland – 4:38
8.Don Juan’s Reckless Daughter – 6:36
9.Off Night Backstreet – 3:20
10.The Silky Veils of Ardor – 4:01

Recorded in 1977

邦題『ドンファンのじゃじゃ馬娘』。ジョニ・ミッチェルは、1960〜70年代にかけて一際目立つ存在。フォーク・シンガー(本人は否定してるけど)としての登場だったが、その後、様々なミュージシャンとの交流や自身の多様な音楽表現に邁進。独特の世界を作り上げる。

普段、ずっと聴いている訳ではないけど気になる存在。ご無沙汰していると、またなんかの拍子に登場する。それがまた新鮮で良いのだ。

このDon Juan’s Reckless Daughter”の目玉はなんと言ってもベースのジャコ。(Jaco Pastorius)。ウェザーリポート(Weather Report)のジャコも良いが、このジョニとの共演もお互いに伸び伸びと共鳴しているところが魅力。

真夏のまだ涼しい早朝に聴いている。
1.Overture 〜 4.Paprika Plainsまでを連続して聴いて見てください。

6.The Tenth Woldは、パーカッション中心のワールドミュージック系。実験的な作品と言える。全体として「心地よい」曲ばかりではないけど、想像力を掻き立ててくれるアルバムです。

ムラサキツメクサ〜猛暑にも負けず

ムラサキツメクサ(マメ科)
明治初期に牧草として北海道に導入され、日本全土で野生化している多年草。赤紫色の花を咲かせるのでアカツメクサと呼ぶが、ムラサキツメクサが正式名称の和名として使われている。花の咲く時期には立ち上がりよく枝分かれする。葉腋に長さ1.5cmほどの花が球状に集まって咲く。草丈は20〜60cmで、茎には白い毛がある。小葉は長だ円形で先がとがり、V字形の薄い斑紋が入ることが多い。日当たりの良い道端や荒れ地、田畑の周りなどに生える。
『色でみわけ五感で楽しむ野草図鑑』 高橋修・著

いつものウォーキングコースは四季折々の風景が楽しみの一つ。早春には可憐な花があちこちで咲き乱れる。しかし、この猛暑の中では花も一段落。

そんな風景の中で、ただこのムラサキツメクサが足元を楽しませてくれる。目立つには咲く時期も大切かも、と人間の勝手なエゴを胸に押し込みながら歩く。

『ピーター・バラカン音楽日記』〜知らないミュージックを求めて

また僕にとって車は動く試聴室でもあります。どうしてもパーソナル・ステレオの類が苦手なので、CDやテープを、同乗者に不快感を与えない程度の音量で次々と聴くようにしています。家にいるとき、メールを処理したり、原稿を書いたりしながら聞いている音楽はどこまでちゃんと印象に残っているか、正直言って疑問がありますが、条件反射的な動きが多い車の運転をしているときは、音楽のよさが非常にうまい具合に耳に入ってきます。
『ピーター・バラカン音楽日記』 p13

数年間、私の書斎で「積読本」となっていたこの本。

最近、ストレッチやウォーキングで聴くロック、読書やブログ書いたりの時のジャズ、フッとゆっくりした時間がある時にクラシックと、音楽を聴き、楽しむ時間がたくさんある。(幸せだな〜の時間なのです)

ただ、自分の知っている音楽以外にも限界があります。
もっとたくさんの音楽を、ミュージシャンを、曲を知るにはどうしたらいいのだろうか、と悩みも増大。(愛好家の皆さん、どうしているのでしょうか?)

そんな悩みを少し解消してくれた「音楽日記」。
ピーター・バラカンさんはもちろん知っているが、なかなかじっくりと彼の紹介する音楽と向き合うことがなかったので、とても興味深く読みました。

沢田としき氏のイラストも素晴らしい。

Miles Davisの伝説ライブでのKeith Jarrettのエレクトリック・ピアノ演奏。ギター奏者Bill Frisell、Johnny Cash、Tom Dowd、Tom Waits、Joni Mitchell、The Derek Trucks Band、Donny Hathawayなど、「知らなかった」「知ってたけど聴いたことない」「そんなのもあったのか」など、楽しみをいっぱい見つけました。

大雨後の河川ゴミ

先週の大雨は、西日本各地で死者200名を超える甚大な被害がでた。梅雨の大雨で今回のように増水した記憶は確かにない。「100年に一度」「50年であるかないか」などと表現するが、ここ数年で何度も発生しているので、災害への認識を変えることの方が大切のようだ。

いつものウォーキングコースは、平常の水位に戻っているが、増水で流れてきたゴミが木にひっかかる。いつも畑で作業している人の姿が見えない。

「港町」想田和宏監督と平田オリザさんトーク at 豊劇

「港町」チラシ

トヨ劇(豊岡劇場)で「港町」(監督・想田和弘)を鑑賞。

チラシには「ドキュメンタリー映画の臨界点」「観察映画」などの言葉が並ぶ。私にとって「観察映画ってなに?」から始まった。

想田監督曰く、
「台本なし、音楽なし、事前の打ち合わせなし。ただ、目の前のコトを「描写する」。良い、悪いは観客に委ねる。」
「ドキュメンタリーは見たまま、ではなく編集作業を行い、映画として完成させていく。」

牛窓(岡山県)の漁港を舞台に、網漁、市場のセリ、鮮魚店が捌き、町の人たちが魚を買う。その漁師の近所の人たち(老人)の人間模様が淡々と描かれている。

左より平田オリザ氏、想田和弘監督、石橋トヨ劇代表。

上映後、想田和宏監督、豊劇の石橋オーナー、劇作家の平田オリザさんの3人によるトークショーが行われた。

想田監督は、2012年に「演劇1・2」を制作。平田オリザさんを300時間を超えてとり続けた映画らしい。その撮影時のエピソードを交えながらトークが進む。
想田監督から「平田オリザさんの現代口語演劇は、観察映画と似ている。」「構図を描く。描写する。良い、悪いの判断をしない。」などの発言がある。

平田オリザさんから興味深い発言が次から次に飛び出す。

・ 豊岡市の江原に引っ越す。(平田オリザさんと劇団「青年団」)
・ 豊岡で世界的な演劇祭を目指す。
・ 人口比較 カンヌ7万人、アビニヨン9万人、豊岡は8万人。
・ 神鍋高原には民宿がいっぱいあり、宿泊と演劇稽古、上演が可能。
・ 2021年に豊岡に県立大学を開学。観光と芸術。
・ 日本で初めての国公立の「演劇学部」ができる。
・ 豊岡市にとって「演劇」を「温泉」「カバン」「農業」に次ぐ第4の産業に育てる。
・ 「革命は輸出される」〜先端の取り組みは、周囲に影響を与える。

私の住む豊岡市が、江原がどう変わっていくのか、楽しみだ。

『明治維新とは何だったのか〜世界史から考える』半藤一利・出口治明

幕末というと、維新の三傑や坂本龍馬と言った人たちが注目されることが多いようですが、阿部正弘や勝海舟はもっと評価されていいですよね。新しい近代国家をつくる上では、阿部正弘やその理念を体現した勝海舟の貢献度がものすごく大きいと思います。実際に歴史を動かした人物に、もっと光を当ててもらいたい。薩長のリーダーも重要でしょうけれど、阿部や勝つに代表される幕府側の人間が何を考えていたかをきちんと見たほうが、より深く明治維新という大きな出来事を理解できるような気がします。
『明治維新とは何だったのか』 半藤一利・出口治明 (p230)

NHK『西郷どん』はいよいよ幕末「革命編」に突入。ドラマが描く人物像だけで「明治維新」を理解するには、ちょっと無理がある。ここで改めて「明治維新」とは何だったのかを復習しておくことは重要。ドラマをもっと楽しめるかも。

半藤氏と出口氏の対談の要点は、

・ ペリー来航(1853年)の目的は、太平洋航路の開拓

・ 老中・阿部正弘(1819年〜1857年)に注目。
− 日米和親条約
− 後の明治維新のグランドデザイン「開国」「富国」「強兵」を唱える。

・ 岩倉使節団(明治4〜6年)岩倉具視、大久保利通、伊藤博文、木戸孝允ら。
− 「攘夷の意思」を消すため(列強の現状視察)

・ 使節団渡航前後の西郷隆盛は、
− 廃藩置県(明治4年)、鉄道開業(明治5年)、太陽暦、徴兵令(明治6年)
− 旧幕府人材(勝海舟、榎本武揚)の登用

・ 理想主義者=西郷隆盛 〜毛沢東(農本主義、永久革命家)
現実主義者=大久保利通〜周恩来、鄧小平(実務家)

・ 日露戦争勝利 ⇨一等国の仲間入り ⇨欧米にゴマスリ止める ⇨独自路線外交 ⇨「開国を閉ざす」 ⇨攘夷が再現

・ 第2次大戦後、吉田茂首相は「強兵」を捨てる

【番外編】
日本の近代化において、「日本語」で高等教育ができたことの意義は大きい。西周、森鴎外や夏目漱石たちが「和製漢語」を考案。

西周が考案 =「芸術」「科学」「理性」「知識」「概念」

森鴎外が考案=シンフォニー→交響曲、ポエジー→詩情、ファンタジー→空想、アクトレス→女優、ノベル→長編小説、コント→短編小説

夏目漱石が考案=インポシブル→不可能、エコノミー→経済、バリュー→価値、カリキュレーション→打算、アソシエーション→連想

幕末・明治の先人達は偉いです。

スポーツビジネスと地域活性化〜ヴィッセル神戸に期待

神戸経済同友会の幹事会に出席。今回の会員講話は、立花陽三氏(楽天ヴィッセル神戸(株)代表取締役社長)。立花氏自身は、慶應大学時代はラグビー部のSOとして活躍。証券会社(ソロモンブラザーズ、ゴールドマン・サックス、メリスリンチ)を経て、スポーツビジネスの道へ。

立花氏は、東北楽天ゴールデンイーグルスの社長でもあり、楽天イーグルスを東北に根付かせ、地方球団ならではの経営手法で日本一にまで導いたのは記憶に新しいところ。もちろん、野村監督、星野監督と言ったビッグな存在は大きいが、その球団運営は注目に値する。

この話題を抜きには終われないだろう。イニエスタがヴィッセル神戸にやって来る!まだ未発表の予定なども織り込みながら、イニエスタへの熱い想いが伝わって来る。

世界のスポーツ・ビジネスの現況を売上数字を提示しながら、スポーツが持つコンテンツ(魅力)を語る。

ヴィッセル神戸の本拠地「ノエビアスタジアム神戸」を世界に誇れるスタジアムにしたい、とのメッセージ。

特に、地域との連携が重要だと力説。但馬地域も何かで連携はとれないだろうか。

ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第3番』〜大阪フィルハーモニー交響楽団

大阪フィルハーモニー協会(チラシより)

久しぶりのオーケストラのコンサートを聴く。今回は、ある知人の方のご好意でチケットを2枚いただいたので、実現しました。

演奏 :大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮 :秋山和慶
ピアノ:牛田智大

ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30』
大栗裕『管弦楽のための協奏曲』(日本初演)
チャイコフスキー『バレエ組曲 くるみ割り人形』

一番楽しみだったのはラフマニノフ。ピアニストは牛田智大。まだ19歳の新進気鋭の演奏。切れ味のあるダイナミックで圧倒的な演奏が特に印象に残りました。

会場は「神戸国際会館こくさいホール」。

阪神大震災後に、建て替えられたが、昔から神戸を代表するホール。同じ兵庫県下にある神戸国際会館、もっと身近に様々な企画を楽しまなければ、と思いつつコンサートを楽しみました。

茶の道にみちびかれて〜中之島香雪美術館

今年3月にオープンした中之島香雪美術館

もともと2日間、大阪・神戸の予定。思わず空き時間ができたので、大阪中之島にあるフェスティバルタワー・ウェストを訪ねる。その4階に美術館がある。

神戸市東灘区にある村山龍平(朝日新聞の創業者)の自宅に開館した香雪美術館だが、開館45周年を記念して、この大阪中之島に2館目をオープン。

今回は第Ⅲ期「茶の道にみちびかれて」。

明治〜大正時代にかけて、村山龍平が催した3つの茶会の道具組合せとして、約80点の茶道具が紹介されている。