永遠のジェフ・ベック〜ありがとう、安らかに

Jeff Beck with Stanley Clarke Concert at Budokan on Dec.2 , 1978

「ジェフ・ベック 2023年1月10日 死去 78才 」
なんと言えば良いのか。
いつか来るロックスターの死。
みんないつかは、なんだけど。
だけど、My favorite Rock Guitarist のジェフ・ベックが亡くなるのは、特別寂しい。

ロック界の3大ギタリストと言われるのは、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ページ。それぞれタイプの違う演奏スタイルで最高なんだけど、特にジミー・ページは文句なく私のフェイバリットなのだ。孤高のロッカー。

私の学生時代に来日したジェフ・ベック。ジャズベースのスタンリー・クラークとの武道館公演は、今でも自分の席から見たジェフ・ベックの姿は忘れられない。チケット半券もある。

Out Of Darkness(私も行った武道館コンサート)

1970年代ジェフ・ベックの来日公演は2回行く。
どちらも忘れられないコンサートだ。

・武道館でのコンサート(1978/12/2)。収録したアルバムが “Out Of Darkness”。
後楽園球場での「ワールド・ロック・フェスティバル」(1975/8/7)。内田裕也が音頭をとり、国内外のロックバンドが登場。フェリックス・パッパラルディ(こちらも大好き)も登場。

LIVE AT THE HOLLYWOOD BOWL

最近お気に入りのアルバム “Live at the Hollywood Bowl”。(2016/8)
後半の、いろんなミュージシャンと共演したスタンダード曲の演奏も最高だ。インストラメントで “Over the Rainbow”、”A Day In The Life” もなかなか楽しませてくれる。

忘れられないアルバム。
ジェフ・ベックは、私の中で永遠です。
安らかに眠ってください。

蝋梅(ロウバイ)〜こんなに背が高くなったの?!と狼狽(ろうばい)

ロウバイ(ロウバイ科)
初冬にひっそりと咲く。が、知る人ぞ知る。香り、色、それにロウ細工のような花。個性豊かで冬の得がたい花である。名の由来に二説。一つは朧月(ろうげつ)、つまり陰暦十二月に咲く、ウメに似た花の蝋梅。またはロウ状の梅からの蝋梅。分類上はロウバイ科で、萼(がく)と花弁が連続し、ウメとは縁遠い。
『花おりおり』 湯浅浩史・著

「冬にひっそりと」とあるが、快晴の空をバックに写真撮ったので、ちょっと印象が違う。
蝋梅は2m〜4mになる落葉低木。庭でひっそりと咲いているうちに気づくと私の身長よりはるかに高くなっているではないか。なので、あえて青空に突き抜けるロウバイ。

英語名は winter sweet 。ロウ状で甘い香りの花にピッタリの命名。
中国原産の樹木で、中国では「雪中四友」(せちゅうしゆう=冬に咲く四つの花)の一つ。蝋梅、玉梅(白い梅の花)、茶梅(サザンカ)、水仙がそれ。

アートでまちづくり〜「倉吉未来中心」に思う

どうして倉吉? (倉吉で全然問題ありませんが)
と思いながら「ウィーン・リング・アンサンブル」のニューイヤーコンサートに行きました。

コンサート会場の「倉吉未来中心 大ホール」に到着すると、大きな建物と広い敷地に驚く。一緒にコンサートを聴いた鳥取に住む友人Gさんから「鳥取県と倉吉市が共同して、中部鳥取の文化振興を目的とした複合施設」との解説あり。

「倉吉未来中心」施設案内には、「人・ものの交流、情報発信」「鳥取県中部地域の活性化の拠点」「大小のホール、セミナールーム、様々なイベントが開催できるアトリウム」が備えられている。

普通「◯◯センター」となるところ「倉吉未来中心」と「中心」となっているのが面白い。中国語ではセンター(center)は「中心」と書く。それと倉敷は鳥取県の中部であることを意識してのネーミングだろうと察する。

アトリウム前の広場では高校生たちがスケボーやったり、並びにある広場では子どもたちが遊ぶ遊具のある公園、さらに数店舗のレストランが入っている建物がある。図書館、温水プールもある。駐車場も広く(774台)、全体としてゆったりとし、様々な市民のニーズ(コンサート、スポーツ、散歩、会話、くつろぎの場所)に応えることができている。(敷地面積42,000㎡)

巨大な複合ビルとも言える施設。アトリウムの上部は木製の梁が巡らされガラス張り、明るい広場が気持ち良い。が、大きいためによる無駄、ランニングコストはどうなのか、など少し気になる点もありそうだ。大ホール収容人数1503席・オーケストラピットあり、小ホール310席、リハーサル室、練習室2部屋、セミナールーム9部屋。オープンは2001年(平成13年)。少しバブリーな気もする。

現在、豊岡市も新文化会館建設のプロジェクトが進行中。
新文化会館の完成予想動画もあります。

場所(豊岡市大磯町/道号体育館と豊岡南中学校の間)と基本設計は決定している。少し場所が窮屈な感じがする。倉吉未来中心ほどではなくても、YBファブ(養父市)をみても、広々とした空間が心地よい。木立も充実させて心地よい立地環境もお願いしたいところです。

それよりも何よりも大切なのは、その文化会館の運営内容(運営理念、組織、人材、創造性多様性のある交流)をしっかりとやっていただきたい。そこには市民として注視しながら、意見・要望をしていきたいと思う。

アトリウムで一枚のチラシが目に入った。

アンディ・ウォーホルの『ブリロ・ボックス』だ。昨年、確か「なんでこんなベニヤの箱に3億円も使うのか」との市民(議会?)の抗議があって話題になった市がニュースで報じられていた。そうかそれは倉吉市だったんだ。「5個もいるのか?1個でもいいのでは」など、冗談かと思う批判もありました。

鳥取県は「全日本最後の県立美術館」と言われる県立美術館をこの倉吉未来中心の横に設置する計画。力が入っているのはよく分かる。ポップカルチャーを目玉にする思惑のようだ。

美術も音楽も、そして演劇も。
地方で楽しみ、地方から世界へ発信する思いはどこも一緒。
豊岡市もしっかりと、市民に愛され、世界にもアピールできるアートを発信していきたい。

ウィーン・リング・アンサンブル〜ニューイヤー・コンサートがやって来た

倉吉未来中心大ホール(鳥取県倉吉市)での「ウィーン・リング・アンサンブル」のニューイヤー・コンサートに行った。きっかけは、昨年11月に鳥取市で開催された経済同友会の「日本海沿岸経済サミッ」ト」に参加した時に上のポスターを何気なく見てコンサートを知ったこと。厳密に言うとポスターの顔ぶれを見るとなんと知り合いのシュテファン(チェロ)が写っているのを発見!本人とメールで確認すると「新年は日本行くよ」との返事。じゃあ、倉敷へ行こう、となりました。(大阪、東京、名古屋でのコンサートもあるが日程の都合で倉吉へ)

当日プログラム・メンバー紹介

ウィーン・リング・アンサンブルのメンバー9名のうち、元旦に行われたウィーンフィルのニューイヤーコンサートで演奏したメンバーが5名。あとのメンバーもウィーンフィルのメンバーだ。元旦にCATの学生たちとライブの映像を一緒に観て、その1週間後に、目の前で生でメンバーの演奏を聴けるなんて、それだけで感動もんです。

ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン、ウィーンフィルの楽団長)、シュテファン・ガルとマイヤー(チェロ)、ミヒャエル・ブラデラー(コントラバス)、カール=ハインツ・シュッツ(フルート)、ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)がすぐそこに。(私の席は前から5列目)

本番直前のリハーサル後、ロビーでシュテファンと再会。

4年半前にウィーンで会い、シュテファンの自宅でBBQをご馳走になったこと、家族はみんな元気か?、そして20年前ビバホール(養父市)のチェロコンクールでの出来事のこと、立て続けに話す。「全て忘れられないことばかりだよ」と。

まさにウィーンがやって来た1日でした。

「福」を呼ぶ茶碗

昨日、裏千家今日庵での初釜でいただいた「福引き 当たりの品」

それは茶碗。
お家元の箱書あり。

「松古窯 芳山」とある。松坂万古焼(三重県)の佐久間家の五代芳山。
茶碗のことは詳しくないので、これ以上説明できないのが残念。
これを機会に少し勉強しなくてはならないと痛感。
万古焼

松古窯 佐久間芳山

「蔦」

裏千家今日庵にて初釜

裏千家今日庵(京都市上京区)にて執り行われる初釜に列席させていただきました。裏千家淡交会但馬支部の副支部長をさせていただいている関係で毎年ご案内をいただいている。

濃茶席

これまでに数回、初釜に列座させていただいていますが、今年は椅子席での立礼(りゅうれい)で執り行われました。

平成茶室「聴風の間」にて濃茶をいただく。

千 宗室家元より新年のご挨拶があり、その横には千 玄室大宗のお姿も。今年100歳になられるが、背筋がピンと矍鑠(かくしゃく)とされている。ご挨拶の後、家元のお点前により濃茶をいただく。

裏千家初釜には恒例の川端道喜「花びら餅」。川端道喜は室町時代後期から続く老舗和菓子のお店。とろーっとしたお味噌がとても美味しい。

薄茶席(福引の当たり品と)

濃茶席の後は2階「看月の間」にて薄茶をいただく。お点前は千 宗史若宗匠、半東は伊住禮次朗様。薄茶をいただいた後、初釜恒例(?)の福引があり、その席の約40名ほどの客でくじを引く。「当たり」は卯年にちなんで「卯」の一文字が書いてある、との説明で、一斉にくじを開く。なんと、開いた私のくじの真ん中に「卯」の文字が!

何くじか当たりがあるのかと思っていたら(過去の初釜ではそうだったので)、なんと今回は一つ。「福」が私にやって来た!

幸先の良い1年が始まりました。

もう一つの江原地区水門工事が進む

江原駅東口から国道に向かって但馬銀行の交差点近く。約50年前にできた円山川の江原堤防にある水門。正式には「樋管」という。詳しくは『江原地区「樋管」の話』を見てください。

先月からこの「樋管」の解体工事が始まっている。新しい自動開閉式に変えるとのこと。

老朽化が進み基礎のコンクリートや鉄骨がボロボロになっていること、円山川増水時に、人力でハンドルをグルグル回して水門を閉じるが、錆びて扉を下ろすのに時間がかかること、それとそもそも誰が緊急時にこの水門に登ってハンドルを回すのか?(消防団?市役所?地区の役割?)などが問題。

円山川の左岸に沿う堤防。この先に江原河畔劇場があり、溶岩が固まってできた絶壁に当たって90度右折する円山川は美しい。

このコンクリートと鉄骨でできた水門は、やや景観を損なっていたが、これがなくなると益々ここの景色が美しくなり、気持ち良い散歩コースになるのが楽しみです。

植物園というか、なんというか

昨年10月から取り掛かったドーモ・キニャーナの3階改築工事もかなり進む。まだ、途中段階だが、一部のスペースは完成する。日当たりの良い空間ができた。

築30年間、この画像の空間は「屋外」。
屋根には大きな穴があり、雨、雪、風が降り抜けてゆく。

今回の改築で両サイドの窓と戸にガラスを入れ「室内」にする。すると、2階天井の空間との間にあったガラスが不要となり、上半分のガラスを取り除く。2階と3階が繋がり空気の動きが活発になって心地よくなる。

もともと造り付けてあった棚を利用して”観葉植物園”を再スタートしようと決める。

Freddie Hubbard “Riding The Trane”

Freddie Hubbard “Riding The Trane”

Freddie Hubbard – Trumpet
Junior Cook – Tenor Saxophone
George Cables – Electric Piano
Aurell Ray – Guitar
Kent Brinkley – Bass
Ron Carter – Bass
Ralph Penland – Drums
Juno Lewis – Percussion

  1. 1. Uncle Albert / Admiral Halsey (Live)
  2. 2. Spirit Of Trane (Live)
  3. 3. Here’s That Rainy Day (Live)
  4. 4.Skydive (Live)
  5. Recorded in 1973

車に乗っている時は、必ずiPhoneに入れた音楽を聴く。(遠出であろうと近場であろうとどんな時も必ず!)

♪タリラ〜、♫タリタリタリラー♫〜♫〜〜
ダウンロードして初めて何気なく聴き始めて、「面白い曲だな」途中で「なんか聴いたようなメロディだな」なんて思いながら、その時は気が付かなかったけど、再度聴いてなんと、これPaul McCartny & Wingsの “Uncle Albert / Admiral Halsey” (音声)ではないか!こう来たか!と意表をつかれた。イカしたアレンジとアドリブなのだ。ぜひ、聴いてみてほしい。

録音は1973年だけど、リリースされたの昨年2022年10月。これまでは、聴き込んだアルバムを私の感想を交えてブログにはアップするようにしてきたが、今回は「あれ?いいね」と聴いてすぐにアップ。

トランペットのフレディ・ハバードは、ハードバップあり、ヒュージョンあり、その演奏はなかなか迫力あり上手い。ただ、マイルス・デイビスという巨人の影に隠れてしまった感はある。CTIレコードに残した” RED CLAY” はフレディのアルバムの中で好きな演奏の一つ。

今回のアルバムの 2.Spirit Of Trane のテナー・サックスのジュニア・クックの燃える演奏、ジョージ・ケーブルのクールなエレクトリック・ピアノもなかなか良い。

なんか新年早々、気に入った演奏(アルバム)に出会えて気分よくミュージック・ライフがスタートだ。

我が家の初釜 2023年

露地

お正月恒例の我が家の初釜。
こちらは2019年の初釜の様子
今日は雪のない穏やかな日となりました。

妻が昨日から準備し、調理した懐石料理。

初炭、懐石料理、濃茶、薄茶と、普段稽古している人が交代しながら亭主を務める。稽古ではいつもできていることが、本番になると点前が止まってしまう。本番の魔物が取り憑いてしまう。これは他人事ではないのでよく分かる。場数を踏むしかないのだろうか。

私はお詰めの役をすることになりましたが、半端な経験しかないので教えを乞いながら務めることに。お茶事は初めての人もいらっしゃるので、初歩的な解説もあり、私も一から学ぶいい機会となる。

薄茶

10年ちょっと前に東京の社中で稽古したことがあるが中断して久しい。
年が改まったのを受けて、今年は少し茶道を嗜んでみたいと思うのですが、さてさてできるのか。時間と気持ちをうまく持っていかないといけない。