秋 野菜 満載 !〜「畑のレストラン」 in 丹後

秋晴れ!清々しい風が吹く。
これぞ正真正銘の「畑のレストラン」。

ここは、京丹後市大宮町の丘陵にある広大な畑を舞台に、そこで採れた新鮮野菜をその場で調理し、その場でいただく年1回のイベント。

毎年、真夏に開催されているが、今年は台風の影響のため延期。秋の「畑のレストラン」となった。

この畑で野菜作りをし、このイベントを開催する「自然耕房あおき」。お料理は、地元で食品スーパー「いととめ」の広野さんと「自然耕房あおき」で一緒に野菜を育てていらっしゃるスタッフのみなさん。

「自然耕房あおき」が力を入れているエディブルフラワーの野菜。オリーブオイルと塩を振りかけていただく。向こうに見えるのは、カボチャ(鹿ケ谷南瓜)、ダイコン、ビーツ、サツマイモ、ゴボウなど、「秋満載」の盛り付けだ。

ミニトマトとキュウリのピクルス、ゴボウ、ビーツ、シシトウ、ピーマンを焼いて。さらに、天ぷら、カボチャのスープ、ポテト、ビートのチップ(薄揚げ)など野菜満載。野菜好きの人には堪らない。まさに「天国の食事」だ。

腕を組みながら野菜作り、調理法などを解説する河野武平さん

「畑のレストラン」は、ただ新鮮な野菜をいただくだけではない。食事が始まる前には、広大な畑を一周して野菜づくりの現場を見学。これだけで圧倒されてしまう。

野菜作りを指導されている河野さんのお話は、野菜の性質、旨味を引きだす調理法など科学的な見識をもとに全てが的を射て分かりやすい。

そうした見識を基に河野さんが考案した「磁性鍋」が凄い。我が家も河野さんに初めてお会いし、お話を伺って以来、毎日のように使っている。オススメだ。

「自然耕房あおき」のスタッフの皆さん。

但馬コネクション5月のゲストにお迎えし、お話を聴きました。
野菜づくりを始めたきっかけや出会いや出来事、みんなに助けられてと謙虚におっしゃる青木美恵さん。エディブルフラワーをみんなでいただいたあの味。素敵なセッションでした。

女性が中心だったメンバーに男性二人が加わりパワーアップ。これだけの人でこの広大な畑を耕し、野菜づくりをする姿を想いながら、感謝の拍手。

ここからリッツ・カールトン(京都)のレストラン、料亭「和久傳」など、超高級レストランの食材として出荷。知る人ぞ知る「美味しさ」「豊かさ」「健康」の秘訣は、こういうところにあるのだ、と思う。

「いととめ」の広野さんや「自然耕房あおき」の青木美恵さんに出会えて、本当に幸せな気持ちと感謝の気持ちになる。

実りの秋の豊かな時間を過ごした午後でした。

「自然耕房あおき」さんに、丹後に、大地に、感謝!

帰りに「いととめ」によって、「畑のレストラン」で使っていたオリーブオイルをゲット。

ラベルをよく見ていただくと「Mitsuyo」とあるのがお判りでしょうか。私の妻の大学時代の教授。その後、西洋文化(ハーブを使った料理)を日本に紹介することで活躍されている北村光世さん。妻も私も北村さんのイタリア・パルマのご自宅に行き、パルメジャーノ・レジャーノ、プロシュート、オリーブオイルなどがつくられている現場を見学したことがあります。

丹後半島って面白い。
ぜひ、行ってみてください。

気持ちいい風が吹く〜「三原谷の川の風まつり」

豊岡市竹野町三原谷

三原渓谷に沿うように集落が点在する。
川の袂にたたずみ、風景を眺める。
吹く風が気持ちいい。

メイン会場である廃校となった「旧大森小学校」から上流2kmほど上流。
民家にあるピアノで演奏するために訪れたピアニストの碓井俊樹さん。

「土壁が綺麗ですね」「自然に囲まれた生活っていいだろうなあ」などと会話しながら風景をカメラにおさめる碓井さん。

近所の人たちが「ピアノの家」に集まってくる。
ピアノの小品曲を中心に演奏。

「ドイツの月」はと、ベートーヴェンの「月光」を、「フランスの月」はと、ドビュッシーの「月の光」を弾きながら演奏が進む。

聴いている人たちの、思い思いの姿勢と表情が面白い。

民家での演奏後、メイン会場に戻って記念のツーショット。

「おんぷの祭典」で豊岡市とご縁が生まれたピアニストの碓井俊樹さん。前にあるのはバイクのように見えますが、ピアノだと思って見てくださいね。(笑)

廃校となった旧・大森小学校の教室の窓からの風景が最高。

主催する村の知人、出演する石見銀山の神楽やピアノの演奏者、「学校ギャラリー」に出展するアーティストさんたち、偶然が重なり友人・知人がたくさん、この三原谷に集結する。

思い起こすと、お祭りが始まった10年ちょっと前から毎年来ている。
気持ちいい風に誘われて。

ツワブキ〜艶ある葉の蕗(つや・は・ふき)

秋のこの時期は、庭の花がとぼしくなる。そんな折だから、鮮やかに咲いたツワブキについ目を奪われる。

「庭の片隅でひっそりと咲くツワブキ」と以前紹介しましたが、今年は工事のために庭の環境が一変。炎天下に晒され続けましたが、ちゃんと真っ黄色に咲きました。

「テカテカした丸い大きな葉はエキゾチック」(『花おりおり』より)。と、あるように、その葉は花の可憐さとちょっと不釣り合い。花も目立つが葉も目立つ。

艶のある葉の蕗(つや・は・ふき)が訛って「ツワブキ」に。

この葉は、戦後沖縄の食糧難時代には、炒めて惣菜として食べたそうだ。その料理の名前は「チーパーフジュネー」という。どう言う意味なんだろう?

島根県の「津和野」と言う地名は、群生するツワブキを見て「ツワブキの野」と呼んだことから由来しているそうだ。

庭先の花から、名前の由来、沖縄料理、島根の町の名まで話が結びつく。
一足踏み込むとこんなに面白いことがあるんだな。

もっとビールを知り(飲み)たい〜アサヒビールにお邪魔して

知人の紹介でアサヒビール(吹田工場)に行く。
林立するビールのタンクにワクワク、ドキドキ、ゴクゴク。(^o^)

目的は、「ビール」に対する深い蘊蓄をお持ちの方にお会いすること。

材料(麦芽、ホップ)、製法、工場の生産ライン、日本のビールの歴史、スーパードライ誕生物語、なぜ吹田(大阪府)なのか、など、様々なお話を聞かせてもらいました。

もちろん、ビールをいただきながら。^ ^v

工場見学コースの途中、アサヒビールに貢献した歴代社長のパネルがありました。その中で、1982年より社長となられた村井勉 氏のお顔を発見。トップとして活躍されていた頃、私もご近所(尼崎市塚口)に住んでいて、すごい方の近くに住んでいるのが、なんだか自慢だったのを思い出しました。
(もちろん、村井氏は、こちらのことをご存知ありませんが)

ビールの醸造タンク。ここからパイプを通して最終ライン工程に繋がり、瓶や缶に詰められ、出荷される。

誰もが知りたい「どれだけの量のビールが入ってる?」のでしょう。

答えは、500kl(キロリットル)。
と、言われてもどれくらいか想像もつかない。

「缶ビール(350ml)を一人が毎日一本飲んだとして、何年分のビールが入っているでしょうか?」とヒントが出るが、電卓で計算しないと、とっさに分かる訳ないですね。
(興味とお時間がある方は計算してみてください)^ ^

この訪問と質問の答えは、また後日。

「とよおかまちバル」〜飲み歩き!って面白い

「とよおかまちバル」ってご存知ですか?
今年で6回目とあるので豊岡市に住むか職場がある方には出かけた人も多いのでは。

今年の参加店は32軒と、例年よりちょっと少ない感じがありますが、普段行ったことのない居酒屋やレストランも足を運ぶいい機会。(友人や来客時に「どこに行こうか」と悩むこと多いので)

チケットは前売3000円(5枚つづり)。

「バルの掟」が面白い。
同じ店で原則チケット1枚。
次のお客様に早めに席を譲る。
事前の席取り(予約)は慎むべし。
など。

いつも、つい長居をしてしまう私には、特にこの「掟」が新鮮だ。

初めて入るお店の「おでん」。バルがなかったら、おそらく入ることのないお店の料理が楽しい。

お店によっては長蛇の列。
これも「今、どこが話題の店か」のバロメータ。

「オーベルジュ豊岡1925」では、フルートとピアノの演奏を聴きながら。こんな風に市民が気軽に、食べながら、飲みながら、集える企画がもっとたくさんあるといいな、と思う。

市役所前の市民広場。
「まちバル」のお店の移動の合間にちょっと休憩。
何気なく、気楽に、聴ける歌と演奏。
後ろで「パパ〜、頑張って」と子供が応援。

いいじゃあないですか、この光景。

「豊岡市ワークイノベーション推進会議」が発足

中貝宗治豊岡市長よりのビデオメッセージで設立総会が始まる。
推進会議の目的は大きく二つ。

・ 女性の採用増加を通じ、豊岡市の人口減少対策に貢献すること。現在、高校卒業女子が他地域(京阪神など)の大学へ進学し、その後豊岡市へ戻ってくる割合は25%。100人転出して、25人戻らない。ちなみに男子は約50%弱。若い男女の不均衡を是正し、結婚、出産を奨励する。

・ 女性が働きやすく、働きがいのある企業(待遇、職場環境の改善など)を増やすことにより、女性採用を増やし、多様な人材活躍、生産性向上、ひいては企業価値を高める目的。

市長曰く「求められないところに、好んで行く女性(男性も)はいない」

参加企業は、現在16事業所(豊岡市役所も1事業所として参加)。

ワークショップ形式で、各企業の実態(課題)の洗い出し、目指すべき姿、そのために何をするのかを抽出。

就業時間(残業の有無)、勤務体系、キャリアプラン、男性優位の問題、男性の意識、女性支援制度など、様々な課題が出された。

共有、議論、検討、実施協力などを進め、確実に実現して行かなければならない。

そのためには、参加企業を増やし、民間と行政がより協力していくことが重要だ。

「第11回 永楽館歌舞伎」〜新たな歴史を重ねる

「今年も永楽館歌舞伎がやってきた」。

このフレーズって「昔、お祭りにサーカスやお化け屋敷がやってきた」みたいで、今私の気持ちがうまく表れていると思う。

片岡愛之助、中村壱太郎のコンビは第1回目からずっとこの永楽館歌舞伎に出演。と、言うよりもこのお二人の成長と人気上昇と共に永楽館がここまで来られたと言った方が正しいだろう。

例年は11月初旬の1週間だが、今年は京都南座での顔見せ興行があるので10月のこの時期になった。

昨年10年の節目を終え、新たな次の10年が始まる。

今年の演目は、
『御所桜堀川夜討〜弁慶上使』
『神の鳥』

弁慶上使は、義太夫狂言の人気演目。愛之助さんにとって初役。弁慶を上方役者が演じるのは38年ぶりという。忠義のために娘の首をとる、夫婦、親子の情愛、家臣が自害する忠義。地味だが、歌舞伎らしい物語の演目である。

『神の鳥』は、(こうのとり』と読み、ご当地・豊岡市のシンボル。水口一夫氏 作・演出の創作歌舞伎。過去10回で上演された22演目の中から人気投票(公募)で選ばれたアンコール上演。出石神社を背景に、優雅な舞踊、愛之助さんの早替りなど、華やかな歌舞伎衣装が舞台で舞う。

今回、初「永楽館」の大谷佳三さんは、妻の大学時代の同級生。受付横には、妻が大谷さんに贈ったお花がありました。

『フォッサマグナ』 藤岡換太郎・著

その懸念はもっともです。フォッサマグナについて知れば知るほど、日本列島のど真ん中にこのようなものを抱えていたら、いつ地震が起きるのか、いつ火山が火を噴くかと、気が気でなくなってもおかしくありません。なにしろ、フォッサマグナ地域にはいまも活火山である富士山がすっぽりと入っていて、糸静線などの活断層が何本も走っているのですから。
『フォッサマグナ』 藤岡換太郎・著

「その懸念」とは、地殻変動によって生まれたフォッサマグナは、これからも様々な地殻変動を起こすだろう、と言う意味。
「糸静線」とは、糸魚川ー静岡構造線(地質学先駆者・矢部長克が1918年に命名。直線距離で約250km)。

冒頭、筆者は「フォッサマグナって知っているか」と尋ねたら、「誰の名前?」「どこの地名?」、「フォッサマグマ」「ホッサマグナ」など、チンプンカンプンな答えが返ってくる、と述べている。

確かに、「フォッサマグナ」の言葉は大抵の人は、聞いたことがあると思います。日本の中部地方辺りの地質、地形、火山などが関係しているぐらいの知識で。

このブログでも紹介した『激動の日本列島誕生の物語』にもあるように、日本列島の成立ち、そして地殻は動いていることを理解することは、日本の自然災害(地震、台風、豪雪など)の発生メカニズムを知ることになり、災害対策にも重要だ。

著者は、この『フォッサマグナ』に出版に至るまでに、次の3冊の本を出版しているので、まずは、そちらの本を読み、地球の成立ちを理解してから、この本を読むことをオススメしたい。

素人にも分かりやすく解説されていて、地球、地質への興味を惹き付けられる。
全て、藤岡換太郎氏の著書です。

『山はどうしてできるのか』(2012年)
『海はどうしてできたのか』(2013年)
『川はどうしてできるのか』(2014年)
『三つの石で地球がわかる』(2017年)

 

「新しい大学」とは?〜但馬地域専門職大学シンポジウムに参加して

2021年4月(目標)に開学予定されている但馬地域専門職大学の開設プレ事業シンポジウムに参加。

時期:2021年4月(目標)に開学予定。
場所:豊岡市(JR豊岡駅から600m)。
仮称:国際観光芸術専門職大学
定員:80人(80人×4年=320人)

基調講演 平田オリザ氏(学長候補)
講演   内田樹氏
鼎談   平田・内田・中貝豊岡市長

準備を進めている兵庫県側から概略の説明で印象に残ったのは、
「専門職」と言う言葉があるため、2年制の専門学校と間違えている人が多い。これは4年制の公立大学である。

・観光地経営(観光マネジメント、観光マーケティング)
・文化創造(アートマネジメント、パフォーミングアーツ)
との架け橋となる
・コミュニケーション能力、語学力、ビッグデータなどの分析能力
を習得する大学である。

平田オリザ氏
・これまでの大学は行き詰まっている
(有名大学は、小中連携校出身、画一化)
・学生の多様性が大切
・『村を捨てる学力、村を育てる学力』(東井義雄)の教えを再考すべき
・これからは「何を学ぶか?」ではなく「誰と学ぶか?」が問われる
・身体的文化資本
センス・マナー・コミュニケーション能力・美的感覚・感性・味覚など
人種偏見、性差別の認識

内田樹氏
・「知のマップ」持て
・「知らないことを知ることが大切」(無能の自覚)
・「自分が何を知らないかを説明できなければならない」
・「このことはあいつに聞け」誰にどうやってアクセスするのか
天職(vocation、calling)それぞれ異なる専門分野
・「コミュニケーション能力は、距離感が大切」
一致、共感、違和感、敵対ではない
・ 品位ある社会(他人に屈辱感を与えない)

「なぜ、観光と文化なのか」に答えるべく、今後但馬各地で開かれるプレカレッジ。

平田オリザ氏による講演が2回
11/18(日) 「観光と文化によるまちづくり」(朝来市・ささゆりホール)
12/16(日) 「演劇的手法を用いたコミュニケーション教育〜合意形成能力の育成」(新温泉町・浜坂)

宮台真司氏による講演
2019年3/2(土)「21世紀の新しい大学像」(養父市・但馬長寿の郷)

「お茶の話」但馬コネクション10月(No.51)

今月の但馬コネクションは、静岡県掛川市より元・伊藤園中央研究所の沢村信一氏をお迎えし、テーマ「お茶の話」

世界中で紅茶、緑茶、烏龍茶など様々なお茶が飲用されている。
茶はツバキ科の低木である。(元の茶の木は一つ)。
違いは、栽培法、製法(発酵・不発酵)、飲用法などで生じる。

日本には、遣唐使の頃(7〜8世紀)中国よりもたされる。
寺社中心に飲用(一般に流行ることはない)
僧栄西が三代将軍実朝に二日酔いの薬として献上(鎌倉時代)

「豊岡市出石町袴狭より室町時代中期の茶筅が出土」と言う話題は、参加者も知っている人がほとんどいなかった。

最後に興味をひいたのは、茶の飲用法は400年ごとに変わる、
と言うまとめ。
1200年前に日本に入ってきた。(固形茶、粉末にして)
800年前、抹茶文化がもたらされる。
400年前、煎茶の製造が始まる、庶民に徐々に浸透
そして現在、ペットボトル??、インスタント粉末茶???

私たちの日常の食生活の変化にも大いに関係する。
お茶の文化から日本の今を考えると、日本文化、日本の社会が見えてくると感じました。

セッション終了後、沢村氏ご自身が製られたお茶を、しかも、ご本人に淹れていただくと言う、なんとも贅沢な時間。

身近な「お茶」がテーマを、生物学的、科学的、歴史的、文化的な側面から学び知る貴重なセッションとなりました。