現代詩×現代美術×コンテンポラリーダンス(名古屋)

愛知県芸術劇場 小ホールでのコンテンポラリーダンス公演に行く。

ダンスカンパニーのMonochrome Circusの名古屋公演。
「TSUBUTE」と「レミング」の2作品。

コンテンポラリーダンスってどんなものなのか(ある程度は想像していますが)、興味津々で名古屋へ。シェアハウス「江原_101」に住むCAT学生の山瀬茉莉さんが「レミング」に出演する。

「TSUBUTE」は、福島県出身の詩人 和合亮一さんの詩(東日本大震災で被災した時の体験をリアルタイムでツイッターに投稿したものを『詩の礫』として発表)をご本人が朗読し、坂本公成さん(Monochrome Circus主宰、ダンサー)が演出した作品。

「レミング」は、パンデミックの到来を予言したかのような、舞台をダンサーが激しく動き回り、身体同士がぶつかり合う。Monochrome Circusの代表作の一つ。

初めて作者を知り、ほぼ初めて観るコンテンポラリーダンスなのでそれぞれ解説するのは困難なので、リンクをご覧ください。

Monochrome Circus  オフィシャルサイト
和合亮一        オフィシャルサイト  Wikipedia
           『詩の礫』

上演後のアフタートークでは、モノクロームサーカス主催の坂本公成さん、詩人の和合亮一さん、作曲家(作品音楽)の山中透さんが登壇。トークでの発言の一つ一つに、全て納得、大いなる刺激を受けました。

円山川増水の記録

18:05

8月15日午後に最接近した台風7号。
円山川の水位は16時ごろにピークを迎えました。
それからしばらくして、山に川に霧が発生。

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円山川増水の経緯は、一昨日にアップしました。
念の為、しっかりと台風7号接近による、江原地区の円山川増水の記録を残こしておこう。

向こう岸(右岸)の竹藪、手前の屋根の上からどれくらいの濁流が見えるか、など定点で見た時に比較できる。(3階ベランダより)

チケット購入しましたか?〜豊岡演劇祭2023

『豊岡演劇祭祭2023』が近づいてきました。
もうチケット購入しましたか?

「豊岡演劇祭第0回」から始まりコロナ禍のため、縮小開催したり、中止になったりと波瀾万丈なすべり出しになりました。
まさにこれぞ「劇的なるもの」とも言えますね。

公式プログラムは全18演目。「ディレクターズプログラム」(フェスティバル・ディレクター平田オリザ氏のセレクト)、「フェスティバル・プロデュース」(舞台芸術の可能性を拡張する)が中心となる。

公募から選出されたフリンジ・プログラムが約70団体。

回を重ねるにつれてプログラムも見やすくなりました。

チケットも「豊岡演劇祭2023」のWebサイトから、簡単に購入できるようになりました。
(これまでは、プログラムチェック、チケット購入が複雑で分かりにくい点がありましたが、かなり改善されてきました)

私が注目する(楽しみにしている)演目は、

『弱法師』(作・演出 市原左都子)
『音楽と言葉の旅「ふるさと」』(作・演出 平田オリザ 庄司紗矢香(ヴァイオリン))
『土佐源氏』(独演劇:坂本長利 93歳)

まだ観たことのない劇団も多数。
知らないからこそ初めての観劇体験ができるという楽しみもありますね。フリンジではこれまで観たことのない劇団や、斬新な感覚の芝居などとの出会いが楽しみです。

演劇ファンも初めて観る方も注目の『豊岡演劇祭2023』です。

お騒がせの台風7号

10:31

お盆帰省のシーズン、新幹線は?飛行機は?と何かとお騒がせな台風7号。この3日ほどニュースはそればかり報道。

東京から帰省していた次男家族が予定を変えて早く戻ったり、決して人ごとではないのですが、その台風7号がいよいよ但馬に向けてやってきた。

3階ベランダから定点観測。
時間の経過と水位を記録に残しておこう。

屋根の上のこんもりとした木と向こうの山との間の水面の幅に注目すると、増水の経緯がわかる。

もう一つ上の窓から撮影。
14時には、堤防下の平な地面(私が草刈りしている場所)からもう一段下がったところに生える木の根っこまで増水。1時間半後には、木の枝まで水に浸かっている。

15:31

2004年10月の台風23号で大きな被害を受けた豊岡市。
江原地区は稲葉川と円山川の合流点から下流で家屋浸水。私の自宅も1階に浸水。(半地下だったのでプール状態)
円山川へ注ぎ込む集落を流れる内水が逆流したもの。堤防を超えて溢れたものではないことを経験しているので、堤防を越すのではという懸念はない。

台風23号は、夕方から夜にかけて最接近したので、周囲は真っ暗で視認できる状況ではなく、ただ警報に従うだけでした。今回の再接近は午後〜夕方にかけてなので、その点では落ち着いて過ごすことができた。

インターネットでも防災情報が得られる。
「河川水位」を見るとカメラの設置箇所の写真が、随時更新され増水状況が確認できる。

これは我が家に一番近いところ(江原河畔劇場横)からの画像。円山川を縦(向こうから手前に濁流がやってくる)に撮る。右側のケヤキ林の右側が江原地区。

裏の川(と、我が家では呼んでいる)の様子を、この画像で確認できるのはとてもありがたい。

15:58

16時ごろをピークに水位の上昇は止まり、しばらく同じ水位が続いたが、徐々に下がり始めたのを確認。無事に今回の台風は通り過ぎる。

SNSで友人の写真などを見ると、隣の地区は内水が氾濫したり、北部の香美町の矢田川が氾濫したりと、台風災害が発生しているようだ。

結局、全国どこでも災害に対する対策、備えはしておかなくてはならないことをより実感する台風7号でした。

イセハナビ(伊勢花火)って?

これがイセハナビ
初めて聞く名前であり、もちろん見るのも初めて。

先日訪れた南方熊楠記念館」(和歌山県白浜町)のロビーで出会う。記念館運営基金にする寄付箱の横に数個置いてあるのを見つける。「欲しい方は寄付箱に200円を」との説明文。さらに「南方熊楠が好んだ」との記述。この記述に反応してしまいました。

「キツネノマゴ科の中国原産の草」との解説だが、もっと知りたいのでネット検索。
すると面白い記事を発見。

・和名はイセハナビ(漢字表記で「伊勢花火」)。なぜ「伊勢」なのか?
・漢名が「日本黄◯草」「日本馬藍」というように接頭語に「日本」が付いている。日本が原産?
・命名者(西洋人)が、初めて目にしたのが日本だったから?

などの記述。(参考にしたのはこちら

熊楠は知ってたのかな?
(牧野富太郎だったら答えられたでしょうね)

イセハナビとの出会い。
枯らさないように。
生長するのが楽しみになりました。

お盆の墓参り

今年のお盆は、東京在住の次男家族も帰省してのお墓参り。

1歳の孫を抱っこしながらのお墓参りから家に帰り、古い墓について書いた昨年のブログ『「天明六年」と刻んだお墓を調べると』を読み返す。なかなか感慨深い。

西に沈む夕日に照らされる江原墓地。

円山川左岸の築堤工事に伴い、移転するのかしないのかで揉めた墓地は、結局、移転しないまま築堤。堤防を越えて行ける車道を設けた。

私の少年時代は鬱蒼とした木々に囲まれた墓地。セミ捕りやクワガタなど昆虫採集した墓地周辺だったが、なんだか工事現場の脇にあるような落ち着かない場所になってしまった。

お風呂の窓から空を楽しむ

お風呂に浸かって眺める空が面白い。

今春、浴室と浴槽のリフォームを行なう。テーマの一つは「窓からの風景を楽しむ」。「車窓」ならず「浴窓」とでもいいましょうか。

窓は31年前の建築当初からあるが、浴槽の形状を南側の窓をゆったりと眺めるように設計。これがなかなか想定していた以上に良い。

猛暑の午後、真夏の空と雲。
温めのお湯に浸かりながら、ぼっーと眺める。

そうそう、もう一つの楽しみがある。
窓際に置いた円筒はポータブル・スピーカー(これがなかなかの音質なのだ)。

お湯に浸かりながら聴くジャズ。
ピアノ・トリオがよく似合う。

これが噂の「みどりの発売機プラス」

今年3月に無人化した江原駅(JR西日本山陰線)。私の自宅からの最寄駅。利用するのは東京への出張がほとんどで会社で手配し切符を手にしていた。そういう事情で元々窓口で特急券を買う経験は少ないのですが、無人化となり自動券売機は良いとしても、特急券、指定席、乗り換えなどの必要な時の「みどりの発売機プラス」の操作は一層ハードルが高い。

実際に周囲の人からその悪評は聞いていましたが、実際にやってにやってみるとよく理解できる。

「オペレーターと会話しながら購入できる」はいいのですが、今回の場合は17 人待ち、待ち時間は20〜30分と表示されている。発売機のある場所は猛暑35℃以上ある。とても待てる時間ではない。結果、待ち人数は順調に減り、10分ちょっとで順番が来たが、私の後ろにはすでに4人の人が並んでいる。もしも、前に不慣れ、複雑な切符、シニア割引などの手続きが必要な人がいれば、かなりの待ち時間になることも容易に想像できる。

無人化という合理化の事情は理解するが、ここまで進化したIT技術をもっと有効に、そしてJR自身の乗車券特急券確認の仕組みの合理化、検討する箇所はたくさんあると感じます。

「世界一目指す」〜神戸新聞記事

神戸新聞(8月10日付け)の地域経済欄「次の一手」の記事に中田工芸(株)を掲載していただく。

サブタイトルが〜激動の中で 兵庫の企業〜 とあるように、経済情勢が大きく変化する中で各企業がどのように経営の舵を取っているのかを特集するコーナー。

1946年の創業以来、一貫して木製ハンガーを製作し、ファッション業界に業務用(店舗用)のハンガーを提供してきました。ブランドごとに特注ハンガーを製作しながら、国内シェア60%を超える時代もありました。2007年に東京・南青山にショールーム開設を機に個人向けハンガー(一本売り)をスタートさせ、NAKATA HANGERというブランドに成長してきました。

コロナ禍期間は、インターネット販売をより伸長させながら海外展開の準備も行う。2023年1月にはロンドンにて老舗紳士服店が並ぶメンズファッションの聖地「サヴィルロー」で展示会「The Nakata Art Display」を開催。好評を博しスーツのトップブランドなどからのオーダーを受注。ニューヨーク、香港、シンガポールなどにも広がる。

ハンガーは、ニッチな業界であるが、各国にニーズがある。
グローバル・ニッチ・トップを目指しています。

真夏のサルスベリ

真夏。
庭の木々はより鬱蒼と葉がしげり、日陰は薄暗くなる。
花をつける樹木はない。
こんな真夏に咲くのがサルスベリ。

真夏の空の下で。

繁る葉から逃れるように外へと向かってサルスベリの花は咲く。