利休忌(淡交会支部総会)

総会後に薄茶を一服

千利休の命日は旧暦2月28日。新暦では3月〜4月。
毎年、この時期に淡交会但馬支部の「利休忌」並びに総会を開催する。

但馬支部は、今年の6月には「淡交会近畿地区大会」の担当となり準備を進めている。
6月22〜23日に、城崎温泉、西村屋招月庭と城崎国際アートセンターを会場にして、1400名のお客様をお迎えする大事業。

お茶の心を忘れず、みんなで気持ちよく準備して行こう。副支部長として微力ながら頑張りたい。

「芳心会」茶会〜大徳寺総見院にて

京都の大徳寺へ。
茶人である木村宗慎さんが主宰する芳心会の茶会です。

ちょうどお昼に、快晴の京都大徳寺に到着。
日差しはもう春だ。

茶席は、大徳寺総見院。
織田信長の菩提寺。秀吉が信長の一周忌に間に合うように建立させた大徳寺塔頭の一つ。

本堂から入る。
寄付きで身なりを整え、まずは「紅茶」をいただく。
昨年、木村宗慎さんはNHKの番組製作のために3度、ロンドンを訪問。その滞在中に買い集めた紅茶の道具や茶碗でいただく。作法がどうこう、というより異国風の趣向を凝らした雰囲気でいただく「茶」に、これからいただく抹茶への期待も膨らむ。

知人の建築家の岩崎泰さん、一昨年但馬コネクションのゲストとしてお招きした澤木政輝さん(毎日新聞社)と同席になり、ひとときの楽しい会話となりました。

木村宗慎さんの端正なお点前を拝見し、茶会のテーマ「光」に沿って工夫されたお道具の取り合わせとその説明を聞く。
茶の魅力を感じる体験となりました。

新茶会〜淡交会但馬支部

裏千家淡交会但馬支部の新茶会に出席。
会場は豊岡市民プラザ。
濃茶席でお濃茶をいただく。

新春の茶会での主菓子は「花びら餅」。

濃茶の後は、昼食会場へ。
新春のお祝いにと、和太鼓が披露された。
心身に響く和太鼓。
初春に相応しい溌剌とした演奏に感動しました。

演奏は「和太鼓集団 養父太鼓 鼓彩」のみなさん。
隣町の養父市の子どもたちを中心に活動している養父太鼓。
これまで知らなかったが、もう10年前に結成し、地域のイベントや老人福祉施設などで演奏活動をしているそうだ。
「日本太鼓ジュニアコンクール」で兵庫県大会でなんども優勝、全国大会でも入賞と素晴らしい成績も残している。

話は、新年茶会に戻りますが、もっと茶会に相応しい会場がないものかと考えてみる必要もありそうだ。雪降るこの時期、ということで豊岡市市街地の便利な場所という設定であろうが、もう少し神社、お寺、公民館など、各地に赴いても良いのではないだろうか。
至り尽せりの茶席でなくても、新年を祝う質素で厳かな茶もいいのではないだろうか。

我が家の初釜

毎月、但馬コネクションの会場となるホール。
集まるときは数十人入る部屋も、人がいないとまた違った趣の表情を見せる。

ここ数年は、1月3日を我が家の初釜の日と決めている。

囲炉裏に火を入れる。
ここが「腰掛待合」となる。

炭手前(初炭)。
鸞(せいらん)の羽箒。
この初釜でデビュー。
昨年、ご縁があって我が家に参った羽箒。
その物語と共に我が家で受け継いでいかなければならない。

初炭の後は、懐石をいただく。
お料理は、すべて妻によるもの。毎年、大好評。
飯、汁、向付け、お屠蘇。
厳かにこうしていただく時の美味しさは格別。
味覚って不思議なものだな、と毎回感じる。

懐石の後、主菓子をいただいて初座が終わる。

菓子は、
御銘は「九重の月」(ここのえのつき)。
御製は「とらや」

九重とは、宮中のこと。京都の御所を煌々と照らす月に雲がかかる。穏やかな年の始まりを感じますね。

(余談)「とらや 赤坂本店」は、昨年10月1日にリニューアルオープン。設計は、建築家・内藤廣氏。弊社の青山ショールームから歩いてすぐの場所。私は迂闊にもまだ行っていないが、ある作戦を立てて、先にお菓子に我が家に来ていただいた。(^_^)v

濃茶が終わり、後炭、続いて薄茶。

お稽古しているみなさんが熱心なことは、普段妻からよく耳にしている。
その真剣味が、お点前に現れている。

主客も真剣だ。

自分で作った茶碗で点てる陶芸家のMさん。
どんな気持ちで点てているのか?
1年前から稽古を始めて、稽古仲間から茶碗の感想を聞きたいと自作品を提供してくださった。

みんなの感想は「使うほどに、茶碗が育っている」と。
(なんか、凄すぎる感想だ)

こちらの花入もM氏作。
花は白玉と柳。

今回来れないのは、ドイツに里帰りしている夫婦と年始で商売の忙しい男子2名、女子1名。

ほとんどが一人で着付けができるようになったが、振袖などできない人には美容師のBさんが手伝ってくれた。

私は、2年半前の事故以来、遠ざかってしまったお茶。
今日は仲間に入れていただく。
素晴らしいお稽古仲間のみなさんだ。

東京の銀杏から京都の紅葉へ〜裏千家淡交会懇話会へ

今日の東京は快晴。
街路樹の銀杏が真っ黄色に色づく。
これから京都へ移動するために代々木公園駅へ。

京都駅から地下鉄を乗り継ぎ「蹴上」で下車。
ウェスティン都ホテル京都へ到着。
京都東山の紅葉は散り始め。
こちらも快晴で気持ちいい眺めだ。

「茶道裏千家淡交会 平成30年度 全国役員懇話会」に出席。
新理事長は千容子ご婦人、副理事長には千敬史ご子息。
お家元は、会長となられる、人事の発表がありました。

お家元のご挨拶の中では、若い人の登用、若者への茶道のアピールを強調されていました。ご自身は、少し時間の余裕を持ち初心に帰り、茶の道を極めたいという思いを語られました。

京釜特別鑑賞茶会〜大西清右衛門美術館

京都・大西清右衛門美術館。
開館二十周年を記念して開かれる茶会に出席いたしました。

400年に渡って代々続く大西清右衛門の茶の湯釜が展示されている。その時のテーマにより、展示される釜が変わり、何度来てもいつも初めて観る御釜が並んでいるので、興味深い。

茶席では、2代目「浄清」(1594~1682)の釜が掛けられている。
江戸時代初期の釜です。

茶席のあとの「たん熊」のお弁当。
京都の充実した時間でした。

鶴見茶屋〜深まる秋を感じながら

深まる秋を感じながら、ここはコウノトリ郷公園。

今日の目的は、「鶴見茶屋」でお茶を一服を頂くのを楽しみに。

むかしは、コウノトリはツルと呼ばれた。昭和初期には、出石の鶴山では鶴見客相手に茶店があったという。

お茶を点てているのは、県立豊岡総合高校茶道部の皆さん。
(春は県立豊岡高校。年2回の鶴見茶屋が開かれる)

この鶴見茶屋のきっかけは、コウノトリ郷公園で、ここを訪れたお客様が、コウノトリを眺めながら、一人、野点でお茶を一服されていたのを、コウノトリ文化館のスタッフが見かけ、お話をしたのが始まり。

その方は、羽箒の収集と調査研究されている下坂玉起さん。但馬コネクションのゲストにお迎えし、羽箒のお話をお聴きしました。

「コウノトリ饅頭」。
これが美味しいのだ!
知る人ぞ知る豊岡の隠れ名物の「鹿饅頭」の別注バージョン。

今年で4年目を迎える鶴見茶屋。
年々お客様が少しずつ増えているそうだ。

季節を感じながら、コウノトリ観ながら、饅頭をいただきながら、
素敵な一服の茶でした。

茶の道にみちびかれて〜中之島香雪美術館

今年3月にオープンした中之島香雪美術館

もともと2日間、大阪・神戸の予定。思わず空き時間ができたので、大阪中之島にあるフェスティバルタワー・ウェストを訪ねる。その4階に美術館がある。

神戸市東灘区にある村山龍平(朝日新聞の創業者)の自宅に開館した香雪美術館だが、開館45周年を記念して、この大阪中之島に2館目をオープン。

今回は第Ⅲ期「茶の道にみちびかれて」。

明治〜大正時代にかけて、村山龍平が催した3つの茶会の道具組合せとして、約80点の茶道具が紹介されている。

「茶の湯文化学会 総会」 in 松江

松江2日目。「くにびきメッセ」の多目的ホールにて「平成30年度 茶の湯文化学会 総会」が開催された。今回は、不昧公ゆかりのテーマの講演もあり、松江市民の方も無料で参加できる。

充実した研究発表。

「松平不昧公の茶会記」、「本惣・本屋惣吉と松平不昧」、「絵画史料から復元した松平不昧公大崎苑の特徴」、「松平不昧〈茶道具の研究と収集〉」など

大会の間、会場脇では、松江名物「ぼてぼて茶」がふるまわれた。

ぼてぼて茶とは、出雲地方、松江市に伝わる茶。おこわ、煮豆、高野豆腐、漬物などを刻んで茶碗に入れ、番茶を注ぎ、泡だてて飲む独特の茶でした。泡を建てる時の音から「ぼてぼて茶」と言われる。

午後4時に終了。

帰路は、3時間半で到着。
ノンストップでちょっと頑張りすぎたかな?

2019年秋に竣工予定の「菅田庵」。
ぜひ、もう一度、松江にはゆっくりと行ってみたい。

久しぶりの松江〜松平不昧公没後200年

菅田庵(完成予想図)

『茶の湯文化学会』の総会を島根県松江市で行いました。
今年は、松平不昧公没後200年に当たる年でもあり、松江市で開催された。

松平不昧公は、出雲松江藩の第7代藩主、松平治郷(はるさと)(1751年〜1818年)。江戸時代の代表的茶人、号は不昧(ふまい)。

松江まで、車約4時間。途中、山陰の風景を楽しみながらの快適ドライブ。ほぼ、30年ぶりの松江。小泉八雲記念館、田部美術館、京橋川近辺を散策。

総会前日の夜は、茶の湯文化学会の懇親会。

松江駅から送迎バスで約40分、大根島へ。

日本庭園の美しい「由志園」を散策。
庭園内のレストランで懇親会が始まった。

開会の挨拶をされる熊倉功夫会長(国立民族学博物館名誉教授)。

松平不昧公の没後200年で特別に重要文化財の整備現場を観られるということもあって、今回の参加者はいつになく多数。賑やかに行われました。