食の宝庫、京丹後で打合せ

京丹後市「自然耕房あおき」さんの事務所に行く。代表の青木美恵さんには、昨年5月の但馬コネクションのゲストとしてお招きしました。エディブル・フラワーのサラダを思い出します。

今回訪問の目的は、その青木さんたちの野菜づくりを指導し、サポートしている方との打合せ。詳しい内容は、また後日、アップしたいと思います。

そもそも「自然耕房あおき」の青木さんとの出会いは、この食品スーパー「いととめ」(京丹後市大宮町)の廣野夫妻の紹介。ちょっと距離がある(車で約1時間)ので、なかなか普段、買い物できなくて残念ですが、地元の新鮮な魚介類や野菜、厳選した調味料、そして自前のお惣菜など、美味しい食材の宝庫です。

打合せ時のランチに、広野さんから「ちらし寿司」が届いた。(これが何ともまた美味しい)。帰りには、たくさん食材を購入。

帰り道の途中にある「和久傳ノ森」に立ち寄る。今回のお会いした方は、この和久傳さんとも多いに関係のある方なのだ。

「和久傳ノ森」には、開店した夏、工房レストランでランチしましたが、大勢のお客様で行列ができていましたが、今日は、真冬に逆戻りの寒い日のせいか空いていました。新芽の季節には、またたくさんのお客様で賑わうのでしょう。

アイヌと出会い、アイヌで出会う

3月但馬コネクション(No.54)「アイヌ文化に惹かれて」。
ゲストの吹田バーバラさんは、ご自身が収集されたアイヌ民族の工芸品、衣装、生活道具、関連図書など、たくさん持参していただいた。

写真は、アイヌ民族彫刻家の藤戸竹喜(ふじと・たけき)さん。残念ながら昨年10月に84才で亡くなられた。バーバラさんは藤戸さんとも親交がありました。
「藤戸竹喜の世界」(札幌芸術の森美術館)

ドイツ出身のバーバラさん。但馬在住のドイツ出身者集合だ!
大阪からは、アイヌ民族にとても興味を持っている高橋健三さん(但馬コネクションNo.17ゲスト)も参加でした。

いろんな人が集まって、出会い、議論し、新しいネットワークが広がる予感のセッションでした。

但馬とコネクト〜冒険、地球、アート、生き物

植村直己冒険館を案内していただいた職員の方と

アイヌ文化に興味を持ち、北海道に通う吹田バーバラさん。但馬コネクション翌日の恒例の「但馬案内」は、やはりここからだろう。

植村直己冒険館」。北極圏12,000kmを犬ゾリ単独行、北極点到達。冒険の準備としてエスキモー少数民族の人たちと暮らした植村さんの行動に、バーバラさんが興味がないわけはない。

関野吉晴氏の冒険賞受賞記念写真の前で

外せないもう一つの訪問理由は、第3回植村直己冒険賞(1998年)を受賞された関野吉晴氏(武蔵野美術大学教授)。バーバラさんは、この関野氏の人類学に興味を持ち、武蔵美で関野氏の授業を受講。ここでご対面。

玄武洞

バーバラさんのリクエストで玄武洞を案内。
冷たい雨の中だったが、春の訪れも間近だ。

城崎国際アートセンター

城崎温泉街を通り、一番奥にある「城崎国際アートセンター」へ。
館長の田口さんからアートセンターの現況を聴く。日本の演劇、パフォーミングアーツのレベルが高まっている。KIAC(城崎国際アートセンター)の利用申込み審査は、年々レベルが上がっている。国内、国外でKIACの存在感と期待が高まっているのが嬉しい。

コウノトリ文化館

最後は「兵庫県立コウノトリの郷公園」内にある「豊岡市立コウノトリ文化館」へ。
高橋館長から説明を聴く。高橋館長は、但馬コネクションの第1回目のゲストであり、但馬コネクションのスタッフ仲間。

バーバラさん、但馬を気に入ってくれたでしょうか。
但馬コネクションのネットワークが広がっているのを実感できて、私も有意義な1日となりました。

「アイヌ文化に惹かれて」但馬コネクション3月(No.54)

この3月から7年目に入った但馬コネクション。回を重ねること54回。各分野で活躍している但馬の友人・知人をゲストに半分。東京・京都・大阪など但馬外で活躍されている方たちが半分。それが但馬コネクションのこだわり。大いにコネクションを広げて行こう。

今回のゲストは、神戸在住の吹田バーバラさん。バーバラさんドイツ出身、結婚で来日し日本はもう約40年。ドイツの大学で建築を学んだが、もともと文化人類学に興味があり、日本の縄文時代に興味を持ち、「グレートジャーニー」で有名な関野吉晴氏(武蔵野美術大学教授)と出会う。アイヌ文化を知り、北海道に通うように。年間3ヶ月は白老町などでアイヌの人たちと過ごす。

参加者にアイヌの衣装を着せて解説するバーバラさん。着ているのは、但馬在住のドイツ出身のD君。

日本列島の北は、縄文文化→擦文文化→オホーツクとアイヌの文化が混じり合って進行する。江戸時代に始まって明治に至るアイヌ民族の被差別の歴史を無視はできないが、今回はアイヌ民族の言葉、信仰、住居、生活習慣、伝承、衣装などの文化を中心に話を聴く。

西洋(例えばゲルマン民族)は、民族同士の戦いの歴史だが、自然災害(火山、地震、台風など)の脅威に晒されている日本は自然災害との戦い。民族、部族の敵味方がある時は協力して自然と戦った。日本人の優しさはここから来ているのではないか、と指摘。バーバラさんならでは比較文化論が面白い。

但馬コネクション打合せ〜神戸

神戸のドイツ料理「エルナ・アドリアーン」で但馬コネクション3月セッションのゲストとの打合せ。

南ドイツ料理のレストランということで、昨年訪ねたミュンヘンを思い出しながらのランチタイム。

やっと本題 (^ ^;; 。

3月は「アイヌ文化」がテーマ。実際に北海道を何度も訪ねて得た資料やビデオ映像を紹介していただきながら本番の流れを確認しました。

2月下旬に「但馬コネクション」ウェブサイトでご案内しますのでお楽しみに。

「オリンピックをもっと深く」 但馬コネクション12月(No.53)

12月の但馬コネクションは、東京より上治丈太郎氏をお招きし、テーマ「オリンピックをもっと深く」でお話をお聴きした。

上治丈太郎氏は、公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の参与をされている(その他公職多数)。地元・但馬の香美町香住のご出身。ミズノの元・副社長として、ミズノの海外進出の先頭に立って来られました。

今日のテーマは、1年7ヶ月後に控えた東京オリンピックの話題ですが、私からは、但馬からミズノへ、そしてミズノの海外戦略の先頭に立って大活躍されたそのご経験などもお話いただくようにリクエスト。

オリンピックの裏舞台のお話や、ドーピング、広告など様々なルールのお話、世界のトップアスリート達へのサポートや交流話など、話題は尽きない。

スポーツの魅力を知り、益々、東京オリンピックが楽しみになってきた。

香美町在住の知人、友人、幼馴染の方など、いつもとは若干違う和やかなムードでだい2部の交流会も大盛り上がりでした。
(詳しい記録は後日、但馬コネクションのウェブサイトに掲載予定です)

「虫屋から見た但馬の自然」但馬コネクション11月(No.52)

今月の但馬コネクションは、「虫屋から見た但馬の自然」というテーマでお話を聴き、意見交換をしました。ゲストは「NPO法人コウノトリ市民研究所」の上田尚志代表。

当初は、今年設立20周年を迎える「コウノトリ市民研究所」の活動記録とその果たして来られた役割も交えながら、お話をしていただく予定でした。が、それはご自身のプロフィールの中で触れていただくことにして、昆虫と自然の関係を中心に話をいただいた。

とても感動的なプレゼン。
普段見たことのない昆虫。虫屋ならではの視点と観察。会場の皆さんからの視線も熱くなっているのが伝わってくる。

自然が壊れたところ(不安定な場所)に生息する虫は、安定した自然では滅びてしまう。一方で、安定した自然の中で、生きていく虫もいる。自然の変化は、そのまま虫の生息域も変えてしまう。

先日の宮崎学さんのお話にも通じるお話。

「自然とは何か」「自然との接し方は」という深いテーマをいただく素晴らしいセッションとなりました。

記録ができ次第、但馬コネクションのHPに掲載いたします。

秋 野菜 満載 !〜「畑のレストラン」 in 丹後

秋晴れ!清々しい風が吹く。
これぞ正真正銘の「畑のレストラン」。

ここは、京丹後市大宮町の丘陵にある広大な畑を舞台に、そこで採れた新鮮野菜をその場で調理し、その場でいただく年1回のイベント。

毎年、真夏に開催されているが、今年は台風の影響のため延期。秋の「畑のレストラン」となった。

この畑で野菜作りをし、このイベントを開催する「自然耕房あおき」。お料理は、地元で食品スーパー「いととめ」の広野さんと「自然耕房あおき」で一緒に野菜を育てていらっしゃるスタッフのみなさん。

「自然耕房あおき」が力を入れているエディブルフラワーの野菜。オリーブオイルと塩を振りかけていただく。向こうに見えるのは、カボチャ(鹿ケ谷南瓜)、ダイコン、ビーツ、サツマイモ、ゴボウなど、「秋満載」の盛り付けだ。

ミニトマトとキュウリのピクルス、ゴボウ、ビーツ、シシトウ、ピーマンを焼いて。さらに、天ぷら、カボチャのスープ、ポテト、ビートのチップ(薄揚げ)など野菜満載。野菜好きの人には堪らない。まさに「天国の食事」だ。

腕を組みながら野菜作り、調理法などを解説する河野武平さん

「畑のレストラン」は、ただ新鮮な野菜をいただくだけではない。食事が始まる前には、広大な畑を一周して野菜づくりの現場を見学。これだけで圧倒されてしまう。

野菜作りを指導されている河野さんのお話は、野菜の性質、旨味を引きだす調理法など科学的な見識をもとに全てが的を射て分かりやすい。

そうした見識を基に河野さんが考案した「磁性鍋」が凄い。我が家も河野さんに初めてお会いし、お話を伺って以来、毎日のように使っている。オススメだ。

「自然耕房あおき」のスタッフの皆さん。

但馬コネクション5月のゲストにお迎えし、お話を聴きました。
野菜づくりを始めたきっかけや出会いや出来事、みんなに助けられてと謙虚におっしゃる青木美恵さん。エディブルフラワーをみんなでいただいたあの味。素敵なセッションでした。

女性が中心だったメンバーに男性二人が加わりパワーアップ。これだけの人でこの広大な畑を耕し、野菜づくりをする姿を想いながら、感謝の拍手。

ここからリッツ・カールトン(京都)のレストラン、料亭「和久傳」など、超高級レストランの食材として出荷。知る人ぞ知る「美味しさ」「豊かさ」「健康」の秘訣は、こういうところにあるのだ、と思う。

「いととめ」の広野さんや「自然耕房あおき」の青木美恵さんに出会えて、本当に幸せな気持ちと感謝の気持ちになる。

実りの秋の豊かな時間を過ごした午後でした。

「自然耕房あおき」さんに、丹後に、大地に、感謝!

帰りに「いととめ」によって、「畑のレストラン」で使っていたオリーブオイルをゲット。

ラベルをよく見ていただくと「Mitsuyo」とあるのがお判りでしょうか。私の妻の大学時代の教授。その後、西洋文化(ハーブを使った料理)を日本に紹介することで活躍されている北村光世さん。妻も私も北村さんのイタリア・パルマのご自宅に行き、パルメジャーノ・レジャーノ、プロシュート、オリーブオイルなどがつくられている現場を見学したことがあります。

丹後半島って面白い。
ぜひ、行ってみてください。

「お茶の話」但馬コネクション10月(No.51)

今月の但馬コネクションは、静岡県掛川市より元・伊藤園中央研究所の沢村信一氏をお迎えし、テーマ「お茶の話」

世界中で紅茶、緑茶、烏龍茶など様々なお茶が飲用されている。
茶はツバキ科の低木である。(元の茶の木は一つ)。
違いは、栽培法、製法(発酵・不発酵)、飲用法などで生じる。

日本には、遣唐使の頃(7〜8世紀)中国よりもたされる。
寺社中心に飲用(一般に流行ることはない)
僧栄西が三代将軍実朝に二日酔いの薬として献上(鎌倉時代)

「豊岡市出石町袴狭より室町時代中期の茶筅が出土」と言う話題は、参加者も知っている人がほとんどいなかった。

最後に興味をひいたのは、茶の飲用法は400年ごとに変わる、
と言うまとめ。
1200年前に日本に入ってきた。(固形茶、粉末にして)
800年前、抹茶文化がもたらされる。
400年前、煎茶の製造が始まる、庶民に徐々に浸透
そして現在、ペットボトル??、インスタント粉末茶???

私たちの日常の食生活の変化にも大いに関係する。
お茶の文化から日本の今を考えると、日本文化、日本の社会が見えてくると感じました。

セッション終了後、沢村氏ご自身が製られたお茶を、しかも、ご本人に淹れていただくと言う、なんとも贅沢な時間。

身近な「お茶」がテーマを、生物学的、科学的、歴史的、文化的な側面から学び知る貴重なセッションとなりました。

「人の気持・土地の気持」但馬コネクション9月(No.50)

今月のゲストは、象設計集団の富田玲子さん。

但馬コネクションは50回目を迎え、会場となっている「ドーモ・キニャーナ」を設計していただいた建築家・富田さんをお迎えして、そのコンセプトから始まって多数!のエスキース、スケッチ、縮小模型などの記録をご紹介しました。

プライベートな資料や話題にもなるのですが、50回記念ということに免じて、思い切ってご紹介することにしました。(後にも先にも特例です)

オノマトペ(擬音語、擬態語の意味)を使って、様々な建物を提示しながら解説。これがまた面白い。分かりやすい。

「こっそり すっぽり ぬくぬく」「もっこり こんもり にょきにょき」「すけすけ そよそよ ゆるゆる あいまいもこ」

人の「穴ぐら的願望」「開放的願望」などを建築でどのように実現していくのか、とても分かりやすく、納得。

第2部の交流会も大盛況。
開始と同時に照明を決して、富田さんの誕生日(3日後)お祝いサプライズ。お歳に比べてとてもお元気だ!!!

京丹後市から、たつの市から、Iターンで引っ越ししてきた人、建築好き、町づくり関連、若手起業家、そしていつものメンバーと多士済々の参加者。

知見を広め、出会い、意見を交わし、意気投合し、新しいチャンレジが生まれる「新しい広場」としての役割を感じながらの楽しい夜となりました。